耳を診る

今回は耳の診察の最も基本となる耳の視診について、連続写真を使って説明したいと思います。
耳の中は外耳道というトンネル状の部分があって、その奥に鼓膜があります。鼓膜の向こう側は鼓室といって中耳の一部ですから、鼓膜の状態をつぶさに観察することによって中耳の状態もおおよそ判るというわけです。
ところが外耳道は狭い上に、への字型に屈曲しています。そこで①のように耳介を後上方に引っ張って、外耳道を真っ直ぐにする必要があります。
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外耳道を後上方に引っ張りつつ、耳鏡を外耳孔へ入れます。このとき耳鏡の先端が外耳道に当たると痛いので、極力当てない様注意しています。
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さらに耳鏡の先端を奥へと進め、耳鏡をのぞき込むと鼓膜が見えるというわけです。
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鼓膜は肉眼でも見えますが、より詳細な観察をしたり、処置をしたりする時には手術用顕微鏡を使います。

ちょっとマニアックでしたけれども、今回は耳の診察をどうしているかという話をしてみました。外耳道がへの字に曲がっているということ、耳介を後上方に持ち上げると奥まで見えやすいことなどを憶えておくと、お子様の耳垢を取ったりする時に役立つかなと思います。もちろんその時にも外耳道を傷つけると耳が痛くなりますから、やり過ぎは禁物ですが。
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by jibikai | 2011-01-11 18:29 | 耳のはなし | Comments(0)

山形市の耳鼻咽喉科 あさひ町榊原耳鼻咽喉科  院長のブログ


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