耳鼻科医の診療日記
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当院のCTではこんな画像が撮れます
前回の記事でも紹介しましたとおり、あさひ町榊原耳鼻咽喉科医院では、副鼻腔疾患や中耳疾患の診断精度を向上する目的でCTを導入しました。
患者さんは座った状態で撮れるので、従来型のCTに比べて圧倒的に設置面積が少なくて済むのと、被爆が少ないこと、機械自体の価格が比較的安いのが特徴です。では、画質はどうなのでしょうか。これがなかなかの高画質なのです。しかも、スライスの厚みもかなり薄いので、細かなところまでしっかり診断できるのが特徴です。
e0084756_1849151.jpg

眼窩と鼻副鼻腔の前額断ですが、精細度は十分です。あえて欠点をあげるとすれば、CTでは空気が黒、骨が白、粘膜や筋肉などの軟部組織がグレーに映りますが、その軟部組織の階調が乏しいことと、若干上下の撮影範囲が狭いことぐらいでしょうか。

水平の断面だとこのような感じです。
e0084756_18511623.jpg

画像の上が前です。鼻副鼻腔、鼻涙管、中耳、内耳などがきちんと描写されています。

さらには今回は紹介しませんでしたが、3D 画像も出力出来ますし、それを色々な角度から見ることも出来ますので、顔面の骨の外傷などには特に威力を発揮します。

今回は当院で導入したコーンビームCTではどんな画像が撮れるのか、紹介しました。

ここまでの画像を得るには複雑な操作をしなければならないかいうと決してそうではなく、非常にシンプルなシステムになっており、検査の設定や読影は普通のPCでやっています。また機会がありましたら、今度は検査から読影、患者さんへの説明までの流れについてご紹介したいと思います。

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by jibikai | 2013-10-14 19:01 | 耳鼻科医のお道具箱 | Comments(5)
Commented at 2013-10-14 19:38
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by jibikai at 2013-10-14 21:56
鍵コメ at 2013-10-14 19:38さん、
内耳全体が無いケースというのは全くないわけではありませんが、ごくごく稀です。
また、CTの撮り方にも違いがあり、内耳の検査目的であれば細かいスライスで見ますが、
脳や頭蓋、あるいは顔面全体を見ようとして撮った場合には厚いスライスになりますので、
正常であっても内耳が描写されない可能性はあります。
Commented at 2013-10-15 10:10
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ふゆう at 2013-10-18 10:02 x
新機器の導入おめでとうございます。
いつも勉強させていただいております。
今後の説明も楽しみにしています!

実は、年明けに医用画像に関する試験があるのですが、体力と頭脳的に厳しく、受験しても撃沈しそうなので、迷っています。。。
Commented by jibikai at 2013-10-20 21:39
ふゆうさん、ありがとうございます。
医用画像ですか。耳鼻科領域以外は全く疎いのですが、
結構幅広くて勉強は大変そうですね。