イネ科雑草花粉症

さて、スギ花粉の飛散もようやく収まり、花粉症の方もやっと外の新鮮な空気が吸える時期に
なったのではないでしょうか。
しかし、一旦収まったアレルギー症状が、5月になって再び始まったという方もちらほら見られます。
これはイネ科雑草花粉症の可能性があります。
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イネ科雑草には,カモガヤ、ハルガヤ、オオアワガエリ、ギョウギシバなどがあります。細い葉と茎を持ち、麦の穂のような花を咲かせます。もともと牧草として輸入された外来種が多いようで、地域的には北海道や東北に多い傾向にあるようですが、ほぼ全国に分布します。
花粉の飛散期は,丁度今頃、5月から梅雨開けまでですが、一部秋にもあるようです。
抗体保有率は、アレルギー性鼻炎の方のおよそ30%程度。そのうち、3分の1程度の方に症状がみられるようです。症状はスギ花粉症と同じく、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの3主徴に加えて、目の痒み、咳、喉のイライラ感、咳などです。
治療は、原因となる植物のあるところに近づかないこと、除草、風の強い日は窓を開けっ放しにしないこと.掃除をまめにすることなどなど、の自己防衛と、抗アレルギー剤です。
抗アレルギー剤には、おもにくしゃみと鼻水を止める抗ヒスタミン剤と、鼻づまりを抑える抗ロイコトリエン薬、抗トロンボキサン薬、アレルギー全般を抑えるステロイド点鼻などがあり、症状やライフスタイルに合わせて使用することになります。

スギやダニアレルギーに対しては、舌下免疫療法が行われるようになってきていますが、イネ科雑草花粉症に関していえば、未だ、舌下免疫療法は確立されておらず,残念ながら、自己防衛と対症療法に頼らざるを得ません。

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by jibikai | 2016-05-10 08:54 | 花粉症・アレルギー | Comments(0)

山形市の耳鼻咽喉科 あさひ町榊原耳鼻咽喉科  院長のブログ


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