日本聴覚医学会に参加してきました。

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先週、福岡市で開催された日本聴覚医学会に参加してきました。耳鼻科の関係の学会のうち、特に耳に関係するものとしては、日本耳科学会と日本聴覚医学会があります。耳科学会が耳の疾患や手術中心の研究、聴覚医学会は難聴と耳鳴、補聴や療育といったところに主眼が置かれているという違いがあります。

今回の聴覚医学会では、耳鳴の診療ガイドラインを作るための下地として,現在エビデンスを収集中であり,その一部が報告されました。残念ながら薬物療法には有効なものが証明されておらず、補聴器をふくめての音響療法や、指示的カウンセリング中心の流れとなりそうです。ただし、一言で耳鳴といっても原因疾患は様々であり、どこまでを1つのガイドラインで扱うのかというところが難しいところのようです。

補聴器関係の話題では、技術的にはあまり新しい話はセミナーや一般演題でもされず、どちらかというと,高齢者と補聴器、認知症と補聴器などといった社会との関わりに関するものが多かった印象です。




by jibikai | 2017-10-28 08:58 | 耳鼻科医のお道具箱 | Comments(0)

山形市の耳鼻咽喉科 あさひ町榊原耳鼻咽喉科  院長のブログ


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