ブログをやっていて思うこと。

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 当ブログ「耳鼻科医の診療日記」を始めて、一年半以上になります。最初の主な目的は「医院の宣伝。」と「耳鼻科というものへの、一般の方々の理解を深めていただくこと。」、そして「マスコミや政府によって画策される”医者いじめ”への反発」などです。

 現在も、同じ目的を持ち続けてはいるのですが、ブログを続けていて思うのが、一番の目的は、耳鼻科全般や、このブログに興味を持ってくれた方たちとの意見交換なんじゃないかな、と思っています。記事に対するコメントや、時々頂く質問には、医者同士の話で得られるものとはまた違ったヒントをもらえるものも多いのです。長年医者をやっていると、「医者の常識、世の中の非常識」ではありませんが、段々と考え方も偏りがちになりますので、それを、ニュートラルな方に戻してくれるような働きがブログにはあるように思います。「治療を受けてどう思っているのか、一般人の感覚は患者に聞けよ!」という意見ももちろんあろうかと思い、それももっともなのですが、治療する者、される者という利害関係のないところでの意見交換ということで、ちょとまあ、実際の診療の場で出てくる話とちがったりしますよね、ネットでは。

 あと最近思うのが、医療情報をネットで配信していく難しさということです。ブログを始めた頃は、まだまだネット上の医療情報は少なくて、教科書的な、通り一遍のことを書くだけでも、結構耳鼻科専門医以外の方には役に立つのかな、なんて思っていたのですが、その後ネット事情も大分様変わりしてきまして、以前の記事でも書きましたが、検索エンジンの強化とネット自体の情報量の拡大により、どんなマイナーな病気でもキーワード検索すれば、少なくとも一般的に言われている、病気の原因、分類、治療法、予後などは直ぐに見られるようになりました。(ただ、直前の記事に書きましたとおり、その膨大な情報の中から自分に役立つサイトを見つけるのが大変なのですが・・・)
としますと、それら教科書的な情報をどこかから拾ってきて、編集し直してブログの記事にしただけではあまり意味ないんじゃないかな、ということに気付きました。かといって、間違った情報によって他人に迷惑を及ぼしかねない、”医療情報”というものを扱うからには、独自性を前面に打ち出して”トンデモ話”をするわけにもいきませんよね。ということで、医療情報について書く場合は、教科書的な、言い換えれば標準的な知識はもちろん押さえた上で、自分自身の経験とか、自分の医院のデータなんかを加味していくのがいいのかな、なんて考えています。

まあ今回もとりとめのない話になりましたが、今後ともよろしくです。

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Commented by ちょこ at 2007-05-20 21:30 x
先生こんばんは。
確かに利害関係がない事は、意見交換しやすいかもしれないですが、どうも、あまりに「一方的」に利益を受けているようで申し訳ないです。
というわけで、非常に勝手な”いち一般人(耳鼻科好き)”として、こちらこそ、これからもよろしくお願いします。(耳鼻科好きなので、意見を求められても、あまり役に立たないかも…) では♪
Commented by jibikai at 2007-05-21 18:00
>ちょこさん、こんにちは。
”耳鼻科好き”とは、ありがたい言葉です。世間一般の評判としては、「一度かかると、ずっと通院しなくちゃいけない。」とか、「怖い先生が多い。」とか、「診療内容がわかりにくい」とか、あまり良くない意見も耳にしますので、励まされました。いつもうれしいコメントありがとうございます。
by jibikai | 2007-05-19 14:17 | プロフィール・雑感 | Comments(2)

山形市の耳鼻咽喉科 あさひ町榊原耳鼻咽喉科  院長のブログ


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