花粉症〜なぜ飛散前から症状が出るのか〜

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今朝の山形市の様子なのですが、ご覧のとおり、まだまだ寒いです。

毎日少しずつながら新しい積雪もあり、こんなに寒くてはまだまだ花粉は飛ばないだろうと、以前の常識では言われていました。ところが実際診療していますと、随分早い時期から、花粉症の症状の出る方がいます。

実は最近の研究では、スギの花粉の粒子が観測される時期よりもずっと早くから、スギ花粉のアレルゲンそのものであるCry j1は空気中を漂い出すことが分かってきました。

詳しくは、山形県衛生研究所のサイト中の山形県の花粉情報というページにあるのですが、ここ山形市でも1月末にはもうCry j1が検出されていたとのこと。確かにこの時期から症状があるというスギ花粉症の患者さんもいらっしゃいますので、一般的な花粉情報では飛散前でも症状が出てしまうというのは、この微量なアレルゲンを吸入してのことなのでしょう。

スギ花粉症の場合、初期治療といって、スギ花粉の飛散開始日、あるいは例年症状の現れる時期の2週間程度前から抗アレルギー薬を飲んでおくのが推奨されています。それは、この微量なアレルゲンを吸入することにより、自覚症は示さないまでも、過敏性が高められていくことを防ぐ意味があるのです。

年々、この初期治療を受けられる方は増えているように思います。「泥縄式」に悪くなってから医者にかかるのではなく、是非、早めの受診をお勧めします。
by jibikai | 2008-02-28 00:08 | 花粉症・アレルギー | Comments(0)

山形市の耳鼻咽喉科 あさひ町榊原耳鼻咽喉科  院長のブログ


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