耳鼻科医の診療日記
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〒990-0024
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院長  榊 原  昭


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<   2006年 05月 ( 10 )   > この月の画像一覧
アデノウイルス感染症
 昨日辺りから、大人も子供も、鼻水から2〜3日して濃い鼻汁に変わって、38度前後の熱、咽の痛みがあるという方が増えています。いわゆる夏風邪ですが、原因はアデノウイルスの感染が最も多いと思われます。
  
 アデノウイルスが起こすもので、よく知られているのは、咽頭結膜熱(いんとうけつまくねつ)というもので、一般的にはプール熱と呼ばれるとおり、プールの水を介して感染することが多いものです。咽の痛みと発熱などの風邪症状の他には、ウイルス性の結膜炎をおこしますので、目が充血して、痛みや涙目にもなります。
 
 で、この咽頭結膜熱には嫌な思い出が。3~4年前のこと、鼻炎などで時々診ていた、小学校低学年の子が、急な熱と咽の痛みを訴えてやってきました。咽が全体的に充血しており、結膜の充血もあったので、咽頭結膜熱と診断し、その旨、お母さんに説明しました。
 咽頭結膜熱であれば、症状消失後2日後まで出席停止になるので、お母さんはその旨学校へ届けました。ところが、養護教諭(いわゆる保健の先生)から驚くような言葉が。「うちの学校では咽頭結膜熱は一人も出ていませんから、そんなはずはありません。とにかく耳鼻科ではなくて、きちんと小児科で診てもらってください。」といわれたとのこと。
 
 少なくとも咽の病気の見立ては、一般的な小児科医よりも優れていると自負しておりますので、正直、憤慨いたしました。どうも事情を聞くと、届け出とかが面倒なので、夏風邪としてすませたかったということと、あまり評判の良くない養護教諭であったとのこと。それにしても、無知にもほどがある、と思いました。幸いその養護教諭は、転勤して当地にはいなくなったそうなので一安心です。
 
 話を本題に戻しますと、この咽頭結膜熱は今年大流行のおそれがあるとのことです。咽の痛み、発熱、目の痛み充血、目やになどがあれば、この病気の可能性が高いです。同じ様にウイルスで風邪症状をおこす、インフルエンザほどひどくはなりませんが、一応ご注意を。

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by jibikai | 2006-05-30 18:36 | のどのはなし | Comments(0)
夕日
山形の夕日。ただの田舎の風景ですが、意外と評判がいいので、調子に乗って3枚もアップしてみます。
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飛行機雲を夕焼けと一緒に撮してみる。

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山の棚田(といっても小規模ですが)と平地の田んぼ

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これでも、少しは高いビルが増えたんです。中央のは霞城セントラル。数年前に建ちました。
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by jibikai | 2006-05-30 08:59 | Comments(5)
イネ科雑草花粉症
ある耳鼻科医院にて。

患者「スギ花粉の時期が終わったっていうのに、また先週頃から調子が悪いんです。」

医者「どんな風に、調子が悪いんですか?」

患者「鼻水が出て、くしゃみも止まらなくなるときがあります。あと、目もかゆいです。」

医者「どうも、アレルギーの症状のようですね。毎年スギ花粉症では通ってもらっていましたけど、今頃の時期に悪くなったのは今回が初めてですか?」

患者「そういえば、去年もゴールデンウイーク頃にいったん良くなって、そのあとまた、少し鼻水がでていたような、、、、。」

医者「今回悪くなる前に、ずっと外にいたりしませんでしたか?」

患者「そういえば、週末に川原でバーベキューをして、それから悪くなった様な気がします。」

医者「なるほど。じゃあ、ちょっと鼻の中の様子を見てみましょう。」

ーーーーーー診察後ーーーーーーーーーーーーーーーー

医者「やはり、アレルギーで鼻の粘膜が腫れているようですね。さらさした水っぱなが多くて、その割に黄色い鼻汁はないので、カゼではないようですね。」

患者「え〜、カゼだとばかり思ってました。今だと何のアレルギーなんですか?」

医者「時期的にはちょうど、カモガヤを初めとしたイネ科の雑草が花粉を飛ばしている時期だし、前にやった血液検査でも、イネ科雑草に対する抗体が増えていたので、まずイネ科雑草花粉症と考えて間違いなさそうですよ。」

患者「え〜っ、今までスギ花粉症だけだったのに、、、、。」

医者「スギ花粉症のある人が、あとでイネ科花粉症になったりすることはよくあるんですよ。逆に最初イネ科だけで、あとでスギ花粉症になることもありますし。」
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医者(写真を見せながら)「川原にこんな草生えてませんでした?」
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「こんなのや、、、、」
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「こんな感じの、茎と葉っぱが細くて、、、」
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「麦みたいな穂を付けるやつ、見たことありません?」
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患者「川原にいっぱいあったような、、、、。そういえば家の隣の空き地もいっぱい生えていたかも知れません。」

医者「おそらく、それが原因でしょう。これらは、全部イネ科の雑草で、ほとんどが明治時代に牧草として欧米から輸入されたものが、土着したらしいです。日本古来のものじゃ無いんですよ。」

患者「迷惑な話ですね。」

医者「まあ、その当時は誰も花粉症なんて知らなかったわけですし、、、。」

患者「で、どうしたらいいですか?」

医者「まあ、出来るだけ川原には近づかないことにして、空き地の雑草は除草してもらうのがいいんですが、それは土地の持ち主に頼めればということで、、、。あと、スギと同じなのですが、晴れている日、風の強い日は洗濯物を外に干さない、窓を開けないなどの注意が必要です。

患者「え〜っ、こんなにいい季節なのに、窓も開けちゃいけないんですか?洗濯物だって外に干した方がきもちいいのに。」

医者(私のせいじゃあないので、そう言われても、、、、。)「気持ちはわかりますが、鼻をひどくしないためには、そのほうがいいです。あと、お薬を飲むことで大分楽にはなりますよ。」

患者「スギ花粉症の時期にも2ヶ月も飲んで、それでまた飲むんですか?そんなに長く続けても大丈夫なんですか。」

医者「元々、抗アレルギー薬って長く飲まなければならない事が多いので、大丈夫なように作ってありますから、心配ありませんよ。薬の成分が身体に蓄積されていって、あとで何か害を及ぼすような事もありませんから。」

患者「甜茶とか、コエンザイムQとか、漢方とか、シソの葉エキスとか、バラのエキスとか、海洋深層水とか、プラセンタとか、アガリスクとか、イソフラボンとかはどうなんでしょうか。」

医者「そういったやつは、効果と安全性がきちんと確かめられていないので、あまりお勧めはしません。     まあ、どうしても試したいのであれば、止めはしませんが、、、、、。」

患者「別に飲みたいってわけじゃないんですけど、ネットの掲示板や、ブログにいいって書いてありましたので。」

医者「まあ、ネット上の医療情報は、明らかに嘘ってわけじゃないんだけど、一方的な側面だけ取り上げて、誇張しているものが多いですよね。たとえば、そういった健康食品の体験談なんて、効いたっていう人しか書き込まないわけだし、アフェリエイトで儲けてるだけの人もいるかも知れない。でも、それを信じて大枚はたいて、それで良くならないくても、誰も責任をとってくれませんよ。」

患者「わかりました。でも、こんなに長々と話して、先生の所って暇なんですね。イネ科花粉症の患者さんて、そんなに多くないんですか?」

医者 (ギクッ!! 痛いところを、、、、。)「イネ科雑草花粉症ってホントはもっと多いはずなんだけど、内科で”かぜ”っていうことで、治療されていたり、薬局の薬ですましたりしていることが多いのかも知れません。鼻の状態も診ないで薬だけ出すのはどういうものかなって、いつも思っているんですが、、、、。」

患者「そうですね。よく診てもらって説明してもらった方が安心だし、お薬だって自分に合ったものを選んでもらえるし、やっぱり耳鼻科で診てもらってよかったです。」

医者「そう言ってもらえると、私もうれしいです。」


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by jibikai | 2006-05-27 08:45 | 花粉症・アレルギー | Comments(10)
都会の風景
ああでもない、こうでもないと批判した後は、写真ネタで誤魔化します。

学会出張の際、立ち寄った高層ビル街。出張ついでに少しだけ観光してくるのが、ささやかな楽しみです。
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by jibikai | 2006-05-23 09:45 | Comments(0)
ここらで、ちょっと一休み。
山形市でも、スギ花粉の飛散はほとんど終了した様子です。それに代わって、今度はイネ科雑草花粉症が始まってきています。
インフルエンザの発生は、ここ1ヶ月ほどはないようです。

耳鼻科疾患としては、最近、低音障害型感音性難聴が多いような印象。これは、自覚的には耳の詰まった感じになる病気ですが、30から40歳代に多く、ストレスや過労がきっかけで発症するといわれています。今の時期、職場での人事異動や生活環境の変化など、ストレスが多いのかも知れません。

というわけで、ここらでちょっと一休み。

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by jibikai | 2006-05-20 08:48 | Comments(8)
なぜ、いまさら医師不足なのか?
 以前に、産婦人科の医師不足について記事を書きましたが、今度は脳神経外科を目指す若い医師が減少しているとの話題が、新聞やネット上のニュースで取り上げられていました。実は耳鼻咽喉科も2年前までは全国で250名の医局入局者がいたのに、昨年はなんと100余名と半分以下に減っています。脳外科以上に激しい減少率なのに報道もされないのは、宣伝下手なせいなのか、あるいは耳鼻科はマスコミに見捨てられているのか。

医師不足なんていうのは、とっくの昔に解消されて、 むしろ医師過剰時代が来るといわれていたのが、私の医学生時代である20年ぐらい前の話。実際に毎年毎年、全体では4000人もの医師が誕生しているというのに、なぜ、いまさらの医師不足なのでしょうか。不思議でなりませんでした。
 そこでいろいろ調べてみますと、原因は「地域的な不均衡」、「診療科による不均衡」、そして「スーパーローテート」この3つが原因のようです。
 
 地域的不均衡とは、医者は都会に多く田舎には少ないこと。これは確かに難しい問題。我が身を振り返っても、山形という田舎に生まれながら、さらに奥地の病院勤務を命ぜられた時は、正直言って目の前が真っ暗になったこともありました。仮に本人が僻地医療が好きだとしても、奥さんや子供はどうするのかという問題もあります。
 具体例を挙げますと、ある豪雪地帯の病院で働いていた時のこと、病院で用意してくれた、一軒家の公舎に住んでいました。そこには4軒の公舎が並んでいましたが、妻子とともに暮らしていたのは私だけ。他の3軒は最初は家族とともに越してきたものの、ひと冬経験したらそれに懲りて、奥さんと子供は、派遣元の大学がある地元へ帰り、途中から単身赴任になったのだそうです。これって、家族が冷たいわけじゃないんです。医者は特に田舎では重宝されるので、むしろ充実した日々を送れると言えないわけでもないのですが、家族にとっては友達もできにくいし、新しい環境になじめないということもありますし、子供の教育の問題もあります。ということで、僻地医療に尽力しようとすると医者は家族を取るか、仕事を取るかの板挟みになることが多くなるでしょう。とにかく喜んで田舎に行く人は少ないでしょうね。それで今まではどうしていたのかといいますと、田舎の病院ではとにかく大学病院の各科の医局とパイプを持ち、そこの人事権を持つ人(多くは教授)にお願いして、医者を派遣して貰うことが多かったはずです。医局員である医者は、所属する医局との間でいろんなギブ・アンド・テイクがありますから、まあ、期限付きであまり好まない勤務地にも行っていました。医局と地方の病院(公立、私立含めて)との関係は、いろいろと公にはできない、「悪しき慣習」のようなことも一部にはあったかも知れませんが、それで地域住民はどんな田舎に住んでいても、ある一定水準の医療は受けることができました。また、田舎であればあるほど給与面でも「寒冷地手当」だの「僻地手当」だのという項目が、基本給の他にありましたので、派遣される医師も収入の面では報われておりました。
ところが、このバランスを崩したお節介な人たちがいます。それは「市民にオンブ・スマン」じゃなかった(汗)、「市民オンブズマン」という訳の分からん団体の人たちです。この人たちが騒ぐと行政側も動かざる終えないようで、医者の給料を減らしたり、大学とのパイプを保つための「研究費」という寄付金なども予算として計上できなくなったり、さらには寄付は違法として告訴されたりと、踏んだり蹴ったりの目に遭ってしまうようです。その結果地方の病院に行く医者が不足して、「市民」が困っているというのは何とも皮肉な話です。

 次に診療科による不均衡ですが、これは要するに科による人気、不人気の差が著しいこと。不人気な科としては小児科、婦人科、脳神経外科などがクローズアップされていますが、その他、麻酔科や我が耳鼻科も負けず劣らず、なり手がなくて困っています。じゃあ、他の若い医師たちは何科を選んでいるのかといいますと、たぶん内科なんでしょうね。そんなに内科医ばかり増えてどうするんだろうと、私なぞは思うわけですが、内科はとにかく就職先としては人気のようです。これは、比較的訴訟を起こされるなどのリスクが少ないこと、どこの病院でも内科医はたくさん抱えているので、責任も分散されること、勤務医を続けて行くとした場合の将来性などを考えてのことなのでしょう。
 この診療科目間の不均衡を解消する方法として、最も効果のあるのは、不人気科目の保険の診療報酬を上げること、病院では不人気な科ほど医者の給料を上げること、が最も効果的だと思うのですが、いかがでしょうかね。
 
 最後の、「スーパーローテート」っていうのは昨年あたりから始まった制度で、厚生労働省が、国家試験に受かったばかりの医者に、2年間の「初期研修」というものを義務づけたものです。医者になっても2年間は見習いのような形で、数ヶ月毎にいろんな科を巡るわけです。ということで、新卒の医者は即戦力とは成り得ないというわけで、この初期研修を修了した医師が出てくるまでは、どうしても医師不足にならざる終えないわけです。この制度は、新人の医師に、専門領域以外の分野でも、ある程度の知識と経験を身につけさせるために、導入されたのだと思います。それはそれでよいのでしょうが、問題は「何でも屋さん」が増えてしまい、スペシャリストの養成が遅れることにあるのではないかということ。それよりも、医学部の臨床実習をもう少し充実していく方が、先だったような気がしないわけでもありません。それはともかく、このスーパーローテート経験者が、今後それぞれの専門の分野に進んだとき、以前の卒後すぐ希望の専門分野に進んでいた時代と比べて、どんなメリットがあったのか見て行かなければいけないと思います。


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by jibikai | 2006-05-18 15:10 | Comments(9)
大山桜
うちの医院から車で約15分ぐらいのところに、西蔵王というところがあります。夏は牛が放牧されているのですが、今はまだ麓の農家にいるのか牛の姿はなく、その代わり、桜の名所となっています。
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私が訪れたとのは、GWも明けた平日の昼休みですが、シニア層を中心として結構な人出でした。平地の桜は終わりましたが、こちらはまだ見頃です。
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ソメイヨシノよりも、ピンク色の濃いことが特徴。樹形も違いますね。医者としての現役を引退したら、山形の観光ガイドぐらいできるように(笑)、勉強中です。

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by jibikai | 2006-05-12 09:27 | Comments(5)
ハナミズキ
やっと、医院のハナミズキが咲きました。ハナミズキが咲くと、スギ花粉症の時期もそろそろ終わり。逆に、カモガヤなどのイネ科雑草花粉症のシーズンとなります。
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by jibikai | 2006-05-07 11:16 | Comments(0)
開業医○と×
前回の記事にも書きましたとおり、私の開業医歴は、ちょうど8年。医者としての職歴の、半分近くとなりました。そこで今回は、開業医と勤務医を比較して、良いこと、悪いこと、色々と書きます。

まずは○から。
・転勤がない。
・当直がないこと。
・上司がいないこと。
・必要な医療機器は委員会などにかけることなく、随時導入できる。(ただし利益の範囲内で)
・忙しければ、忙しいだけ収入面では報われること。
・勤務時間外に、呼び出されることがないこと。
・性格が良くなった様な気がすること。(錯覚かも知れませんが)
・自分の健康に気を配るようになったこと。

一方、×は、
・苦手な会計業務をしなければならないこと。
・郵便物が多すぎて、処理が追いつかないこと。
・最近の金利上昇などには敏感にならざる終えないこと。(まだまだ借金が多いので)
・保険診療制度改悪などに敏感にならざる終えないこと。(あまりにも理不尽なことが多い)
・不慮の事故や病気で自分が診療出来なくなった時のことを考えると、ゾッとしてしまうこと。
・プライベートでも、決して羽目を外せないこと。


とまあ、開業医にもいいこと、悪いこと色々あるわけですが、まあ自分自身は充実した日々を送っているつもりです。それは、もしかしたら耳鼻科という診療科の特徴もあるのかも知れないと思っています。といいますのも、耳鼻科の場合、勤務医の時と仕事の内容がそう大きくは変わらないからです。これが内科や外科ですと、そうはいかず、新たに未知の領域を勉強しなくちゃいけませんからね。

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by jibikai | 2006-05-04 23:56 | Comments(8)
9年目を迎えました。
 当院の創立記念日は5月1日。つい最近、8周年を迎えました。開業する前は、大学病院やら県立、市立病院などを転々としておりまして、医者としての職歴はトータルで17年になります。もう少しで、開業医歴の方が長くなるというわけです。
 ところで、医者というのは何度か進路決定を経験しています。まずは大学医学部卒業後、患者を診る臨床医になるのか、患者は診ない研究者となるのかということ。患者を診ない医者なんているの?と思うかも知れませんが、医師免許を取得しながら、解剖学、生理学、生化学などの研究を一生続ける者も居ります。
 とはいえ、ほとんどの医者は臨床医になるわけですが、そこで次の段階の分かれ道となるのが、何科の医者を目指すのかということです。現在はちょっとシステムが変わった様なのですが、私の頃は国家試験合格後は直接、希望する診療科の医局に入局して、1年程度基本的な外来診療やら、病棟処置やら、手術などを大学病院で実践を通して学び、ある程度の経験を積んだら、その後はベテランの医師がいる、”関連病院”へと転勤するパターンでした。ある程度経験を積んできますと、次の分かれ道は大学での出世を目指すのか、ほかの病院で臨床医のエキスパートを目指すのかということがあります。この二つを両立できればいいのですが、それはよほどの秀才にしか不可能なことと思います。
 そして、次の分かれ道は、勤務医を続けていくのか、開業するのかといこと。私は比較的若いうちに開業した方なのですが、今のところ後悔はしておりません。ただ、ほとんどのことがそうであるように、いいこともあれば悪いこともあります。
 開業医になって何が良かったのか、悪かったのかということについては、次回、「開業医○と×」という題で、書きたいと思いますので、医者の生態に興味のある方や、将来開業を考えている方は、明日かあさって、またこのブログでお会いしましょう。↓この記事が面白かったら、ぽちっと押してください。1日1回ご協力よろしく。
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by jibikai | 2006-05-02 23:12 | Comments(2)