耳鼻科医の診療日記
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<   2007年 07月 ( 14 )   > この月の画像一覧
耳鼻科開業医の夏
最近繰り返し言っていることですが、耳鼻科の病気の一番少ない時期が真夏です。一番忙しいのは、言わずと知れた春先で、これはスギ花粉症に悩む方が多いからです。病院などですとそれほど差がないのでしょうが、私の所のような開業医では、時期による患者さんの数は、月平均で見ても1.5倍ほどの開きがあります。
晴耕雨読ではないのですが、忙しい時期には身を粉にして働いて、時間的に余裕が出てきたら、本を読むとか、研究をするとか、普段あまり出来ないことに取りかかるのがいいと、ここ数年思えるようになってきました。
今年の夏は、新しいソフトでホームページのリニューアルをすることと、ファイルメーカーPro.に蓄えた患者さんのデータを解析するのが目標です。
実はどちらもまだまだ思ったように進みませんが、まあ、焦らずやっていきたいと思います。
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by jibikai | 2007-07-28 17:21 | Comments(8)
8月の休診日
いやぁ〜、毎日暑いですね。日中の暑さは尋常じゃないです。
といいつつも先週は先週で、梅雨がなかなか明けないとぼやいていましたから、我ながら勝手なもんです。
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さて、当院の8月の休診日についておしらせします。
13、14,15日はお盆休みとさせていただきます。
また、8月20日(月曜日)も、臨時に休診いたします。
22日(水曜日)は、振り替えとして診療いたします。

不規則な休みがあって、通院中の患者さんにはご迷惑をおかけしますが、
なにとぞご容赦下さい。
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写真の花は、(あまり自信はないですが)ハマナスです。
最近訪れた、福島県の海岸にて撮影しました。
by jibikai | 2007-07-27 18:37 | Comments(2)
久しぶりの青空
土曜、日曜と岩手県に行ってきました。
土曜日は終日雨でしたが、昨日はきれいに晴れて暑くなりました。
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長かった今年の梅雨も、そろそろ明けそうですね。


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by jibikai | 2007-07-23 19:04 | Comments(4)
聴力検査〜その5〜
前回に引き続き、色々なオージオグラムをお示ししながら、聴力検査で何が分かるかという話をしたいと思います。

まずは、混合性難聴の例として、慢性中耳炎のちょっと進行した状態を想定してみました。
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慢性中耳炎は、中耳の炎症を繰り返した結果、鼓膜に穴が開いたり耳小骨のつながりが壊れたりします。そのため、まずは伝音性難聴となるのですが、さらに病状が進行しますと、内耳にも炎症が及びますので、骨導値も低下して「混合性難聴」という状態になります。伝音難聴単独では高度難聴(60 dB以上)となることはないのですが、このように骨導値の閾値上昇を伴った混合性難聴となりますと、高度難聴となることも多いです。
また、慢性中耳炎に対しては聴力改善を目的とした手術(鼓室形成術)が行われることもありますが、これは伝音系の改善を目的とした手術ですので、理論的にはA-B gap(気骨導差)の分は良くなる可能性があります。ですから、骨導値の良好な場合ほど、手術で聴力の回復する可能性が高いということになります。



今日はさらに、感音性難聴の例をいくつか紹介します。
まずは低音障害型感音性難聴の例。
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右側の例を挙げてみましたが、もちろん左のこともありますし、頻度としては多くはないのですが、両側性の場合もあり得ます。
感音性難聴では、気導と骨導がほとんど同じレベルでして、言い方を変えれば、A-B gap(気骨導差)がないということになります。
周波数125から500 Hzまでの低音のみ聴力低下して、高音部は正常か、反対側と同じレベルを示します。
高度難聴となることはなく、通常、悪くても40 dB程度まででとどまります。
メニエール病に伴う難聴も最初は図のような、低音障害型を示すことが多いのですが、病状が進行しますと比較的周波数の高い音も傷害されてきますので、水平型になることも多いのが、低音障害型感音性難聴との相違点です。




感音性難聴は、他にも色々な原因で起こりますが、実は一番多いのは、加齢による変化です。
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いわゆる老人性難聴で、高音になればなるほど閾値が高くなりますので、右下がりのオージオグラムとなります。両耳とも同じ経過を取りますので、左右対称のパターンとなります。



最後に、騒音性難聴の例を示します。
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騒音性難聴では4000 Hzのみの閾値が上昇しますので、オージオグラムには谷のようなくぼみが出来ます。騒音環境に長時間曝されることが原因で、内耳が障害を受けて、左右対称の感音性難聴となります。
ちなみに健康診断や人間ドックなどで聴力検査を行う場合、4,000 Hzを調べるのは、この騒音性難聴を見つける意味合いが大きいからなのです。

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以上、5回にわたって解説して参りました聴力検査もとりあえずここで一段落です。

聴力検査は単に難聴の程度を知るだけでなく、オージオグラムのパターンや、気骨導差を見ることで障害部位や原因も想定できる、有用かつ重要な検査なのですが、聴力という目にはは見えない物を扱う分、理解しづらいものです。拙い説明ではありましたが、なんとなくでも聴力検査というものに、興味や理解を持って頂けたらうれしく思います。

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by jibikai | 2007-07-23 17:01 | 耳のはなし | Comments(19)
明日は休診します。
明日は土曜日なのですが、学会出張のため休診いたします。
通院中の患者さんにはご迷惑をおかけしますが、たまには新しい知識を仕入れてこないと、特に開業医の場合は、時代に取り残されてしまうこともありますので、勉強してきます。
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写真ですけど、最近は天気が悪いのを口実に、全然外では撮っていないです。学会の行き帰りにでも、撮影の時間があると良いのですが・・・
by jibikai | 2007-07-20 18:53 | プロフィール・雑感 | Comments(2)
聴力検査〜その4〜
聴力検査の話の続きです。

今日は色々なオージオグラムのパターンから、どう判断するかという話です。

最初は、こんな感じのオージオグラムです。
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これは、聴力が正常な人のオージオグラムの1例です。
 縦軸の聴力レベルは国際的な基準で定められておりまして、正常な人がぎりぎり聞こえるか聞こえないかというレベルを、0 dBとして制定してあります。そうしますと、左右とも全部、0 dBの真っ平らな直線にならないとおかしいことになりますが、実際には正常者であっても閾値は5~10 dBあたりに集中します。これは、実験室レベルでやる検査と実地でやる検査の違いのせいもありますし、国際基準と日本人の閾値が若干異なるせいもあるかも知れません。また、個人差もありますし、同じ人を時期をおいて検査しても少し変動しますので、およそ15か20 dB以内は正常と考えてよろしいかと思います。
 また、正常では左右差はほとんどありませんので、右(赤)と左(青)はほとんど重なってきます。これが例えば右が0dB、左が20 dBであれば、例えそれぞれは正常範囲内であっても、左の難聴と考えた方が良いと言うことになります。


次に滲出性中耳炎のオージオグラムの一例を示します。
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滲出性中耳炎では、鼓室内に水や粘液が溜まって、鼓膜が振動しづらくなります。その結果、内耳まで音の振動が伝わりにくくなって、難聴を来します。片側だけのこともありますが、両側のことも多いです。
幼児期の子供には多いのですが、大人には少ない中耳炎です。
 
 気導の閾値は30 dB前後と軽度の上昇(閾値の上昇とは、聞こえが悪くなるということ)を示しますが、骨導は正常で、伝音性難聴のパターンを示します。ちなみに、この気導と骨導の差をAir-Bone gap(A-B gap)あるいは、気ー骨導差などと言い、これがあれば伝音系の異常、部位的には外耳か中耳の異常があることを示します。

 滲出性中耳炎は子供、特に幼児期に多く、それがちょうど言葉を覚えたり、友達や親子のコミュニケーションを身につける時期でもありますので、きちんと治療することが大切です。
「滲出性中耳炎は別に痛むわけでもないし、鼓室に溜まった滲出液もいずれは無くなるので治療の必要はない。」と、耳鼻科以外の医師が言うこともあるようですが、この医師は難聴が精神的な発育に及ぼす影響は考えているのだろうかと、ちょっと心配になります。
ということで、滲出性中耳炎は聴力検査の科である耳鼻咽喉科で、診てもらうべき疾患なのです。

さて、今回は聴力正常な場合のオージオグラムと、伝音性難聴の代表である滲出性中耳炎のオージオグラムについてお話ししました。

次回は、混合性難聴と感音性難聴について例を挙げてお話ししたいと思います。

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by jibikai | 2007-07-17 11:37 | 耳のはなし | Comments(6)
マクロな視点
肥満予防も兼ねて、朝夕の犬の散歩を日課としているのですが、時間のあるときはカメラも持って行きます。何せ山形は、山や川など田舎くさい風景を撮るには、被写体の宝庫みたいなところなのですが、毎日、通い慣れた散歩道では、広く景色を切り取った様な写真ばかりだと、どこでも同じになり、ネタ切れしてきます。
そんな時には、道ばたに咲いた花など、小さな物に視線を移すとまた新たな発見があったりします。
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小さい物を大きく写すには、一眼だとマクロレンズが必要ですが、コンパクトカメラ(デジタル)だと、最初からマクロモードが付いているし、CCDが小さい分、マクロでもピントの合う範囲が深いので、重宝します。

普段の診療で、耳の奥や鼻の奥など、細かいところを覗いているんだから、趣味の写真ぐらい雄大に、、、、、とも思うのですが、ついつい小さい物にも目がいってしまうのです。

そういえば、私が耳鼻科医になった頃は、やっと日常診療の場に、鼓膜を覗くための顕微鏡や、喉を覗くためのファイバースコープなどが普及し始めた頃でした。それも大学病院レベルの話であって、一般の診療所では、耳でも鼻でも喉でも肉眼かせいぜい鏡を使って覗くのが普通の診察の仕方だったわけです(もちろん今でも、たいては肉眼で分かるわけですが)。ですから、肉眼で正確な所見が取れるというのが、耳鼻科の名医の条件の一つだったわけです。逆に言えば視力の衰えが、即、診断能力の衰えでもありましたので、年配の医師たちは「鼓膜が見えなくなったら、引退だぁ。」と冗談交じりにいっていたものです。ところが、いろんな光学機器を使えば、鼓膜でも鼻の奥でも、喉でも、肉眼とは比べものにならないくらい、ハッキリと見えるようになりましたので、視力の限界から引退ということにはならなくなってきました。
 
老眼になっても、診療には差し障りがなくなってきたとなると、あと限界を決めるのは、頭の問題でしょうか。自覚的には昔と比べて物忘れがちょっと多くなったようにも思い、それだけが気がかりです。科学は頭の衰えまではなかなかカバーしてくれないでしょうから、それだけは自分で心がけて行かなければいけないと思っています。

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by jibikai | 2007-07-13 10:22 | Comments(4)
聴力検査〜その3〜
 標準純音聴力検査で得られた各周波数毎の閾値をグラフ化したものを、オージオグラムと呼びますが、今回はそのオージオグラムの一例を示します。
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 横軸は周波数で左が低音、右側が高音の順に並んでいます。このうち日常よく聞く音は、500〜2000 Hzです。また、健康診断や人間ドックなどでやる聴力のスクリーニング検査は、1000Hzと4000 Hzの2種類の音の気導だけを調べます。

縦軸は聴力レベルといいまして、要するに音の大きさなのですが、基準の値の0 dB(デシベル)は聞こえが抜群に良い人のレベルでして、正常な人を集めて平均値をとっても、0dBとはなりません。なお数字が大きくなればなるほど、大きい音じゃないと聞こえない、ということを表しますので、グラフの下の方に来れば来るほど、聞こえが悪いということになります。およそ20dB以内であれば、聴力はほぼ正常と考えています。

オージオグラムでは、右の気導の閾値には丸印を付けて、赤い線で結びます。左は×印を青い線で結んで区別します。現在のオージオメータはほとんどが、検査結果であるオージオグラムをプリントアウトする機能があるのですが、モノクロで印字しますので、その場合は色分けは出来ませんので、右は実線、左は点線として区別します。
骨導の閾値は、右はカタカナのコの字を左右反転したような記号、左はカタカナのコの字の様な記号で表します。元々は耳を横から見たような絵を描いていたのが、簡略されてこのような記号になりました。

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今回は、聞こえの閾値をグラフ化した”オージオグラム”についてお話ししました。

まあ、万人向けの話ではないのですが、聴力検査の話、もうしばらくおつきあい下さい。

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by jibikai | 2007-07-12 18:39 | 耳のはなし | Comments(4)
自宅にて
 ある日曜日。最近はあまりあちこちに出かけることは少なくなり、自宅でウダウダしていることが多いです。子供も大きくなり、親より忙しくなってしまい、なかなか一緒に出かける機会も少なくなってきたせいかも知れませんね。
 
わずかばかりの自宅の庭でちょっとしたものを見つけては、シャッターチャンスを逃すまいと、あわてて部屋にカメラを取りに行ったります。
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今回は写真ネタのみ。
次回は、また聴力検査について書きます。

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by jibikai | 2007-07-10 10:37 | Comments(2)
聴力検査〜その2〜
↑公式サイトへは、こちらからどうぞ。
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今回は聴力検査に話を戻します。
代表的かつ最も基本的な聴力検査である、標準純音聴力検査では、気導骨導それぞれの閾値を求めます。気導はヘッドフォンで、骨導は振動板という物を耳の後ろにある骨の出っ張り(乳突部)に当てて測ります。
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気導と骨導とでは音の伝わるルートが違います。
気導では耳介→外耳道と音が導かれ、鼓膜を振動させて、その振動は3つの耳小骨を順々に伝わり、蝸牛(かぎゅう)へと到達します。蝸牛では物理的な振動のエネルギーが、神経の興奮という電気的なエネルギーへと変換されます。この電気的エネルギーあるいは電気的なシグナルは蝸牛神経を通って、脳へと伝わっていきます。
一方、骨導では最初の部分が省かれて、いきなり側頭骨から蝸牛へと音の振動が伝わりますので、外耳や中耳の機能は全く関係なく、音が伝わっていきます。ただし、蝸牛以降の信号の伝わり方は、気導と同じです。
耳は大きくは、耳介や外耳道からなる外耳と、鼓室、耳小骨などからなる中耳と、蝸牛や三半規管からなる内耳の3つに分けますが、聞こえが悪い場合、そのうちのどこにトラブルが起こったのかを知ることは重要なことです。
そのために、標準純音聴力検査では、気導と骨導の両方を調べます。

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聴力検査〜その1〜でオージオメータを紹介しましたが、この器械では125~8,000 Hzの周波数でそれぞれ、小さな音から大きな音まで出すことが出来ます。ぎりぎり聞こえる大きさの音を「閾値」といい、それを気導と骨導両方について調べます。(本来は横軸は周波数、縦軸は聴力レベルとして閾値をグラフ化した物をオージオグラムといいますが、今回は周波数は表示していません。)

ある周波数で閾値を求めたとして、右耳を例に取りますと、気導の聴力レベルは○で、骨導はカタカナのコの字を左右逆に書いたような記号で表します。左のように気導の閾値が上昇していても、骨導が正常ならば、外耳から中耳に至るまでの音を伝える機構である、伝音系の異常が考えられますので、伝音性難聴といいます。
気導と骨導が同じ様に閾値上昇していれば、ほとんどが内耳、頻度としては少ないものの、その他には内耳道や脳幹などの異常が想定され、感音性難聴といいます。

ということで、純音聴力検査では単に聴力レベルを知るだけではなく、もし難聴があれば原因となっている部位の想定もある程度出来ることになるのです。

今回は、聴力検査の基本的な事項として、気導と骨導についてお話ししました。

ちょっとわかりにくかったかも知れませんが、
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by jibikai | 2007-07-09 00:33 | 耳のはなし | Comments(2)