耳鼻科医の診療日記
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山形市あさひ町7−25
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<   2007年 11月 ( 8 )   > この月の画像一覧
初雪
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今年は初雪がめっぽう早く、またしっかりと積もった。
紅葉も散らないうちの、積雪は珍しいので撮ってみました。

*ここ数日写真ネタが多くなっていますが、来週あたりから、耳鼻科ネタも書いていきます。

また、インフルエンザがあちこちで流行しだしているようです。

耳鼻科医としましては、早めのワクチン接種をおすすめします。
by jibikai | 2007-11-22 16:56 | Comments(4)
山形の紅葉〜もみじ公園〜
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あちらこちらから雪便りが届く頃となり、山形もそろそろ高い山から雪化粧が始まりました。いつもの年よりもちょっと長めだった秋も、そろそろ終わりですね。
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秋の名残を惜しみつつ、たぶん今シーズンは最後となるであろう”モミジ撮り”。ここは市街地のほぼ中央にある「もみじ公園」。子供の頃、カエルやタニシを捕まえたりしてよく遊んだ場所です。かつては”程良く荒れた”庭であり、どちらかというとおどろおどろした雰囲気で、子供の好奇心をくすぐる魅力があったのですが、いつの間にか綺麗に整備されて、今や文字通り紅葉の名所となっています。茶室なども造られ、お茶会なども催されるような品の良い庭へと生まれ変わりました。
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それにしても、赤く色づいた葉っぱって、何故こんなにも人の心を浮き浮きさせるのでしょうか?
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紅葉だけに、気分も”昂揚”・・・・(冷汗)

では、また。
by jibikai | 2007-11-18 01:23 | Comments(2)
喉頭の内視鏡検査
最近、消化器内科の領域では経鼻内視鏡といって鼻から入れる胃の内視鏡検査が普及してきているようで、皆さんも耳にしたことがあるかも知れません。何よりも検査を受ける側が楽ということが、最大のメリットです。従来型の経口の内視鏡よりも経鼻の方が楽なのは、咽の敏感な部分を通らなくて済むからです。経鼻による胃の内視鏡検査が可能になったのは、技術の進歩により内視鏡の径を細く作れるようになったことによります。

耳鼻科領域でも20数年ほど前から喉などは内視鏡による検査が行われておりましたが、実は耳鼻科の内視鏡は、昔から「経鼻」でした。もともと、胃の内視鏡よりも細かったので鼻から入れることが可能だったということもありますし、鼻の奥や上咽頭を見るのには鼻から覗く必要があったからだと思います。

もともとは、光ファイバーの束とレンズを組み合わせた構造になっていたものしかありありませんでしたが、最近は電子スコープといって先端に極小のCCDカメラがついていて、そこから映像を取り出して、ビデオプロセッサを介してモニタに像を映すものが普及してきました。
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検査のイメージは、上の図の様になります。鼻から内視鏡の先端を入れていって、咽の上から下へと降ろしていきます。のどちんこの裏側を通り、声帯を真上から覗くことが出来ます。肉眼では死角となって見えない所まで、詳細に見ることが出来ますし、ビデオや静止画として保存することも出来ます。
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内視鏡で喉を真上から覗くとこんな感じに見えます。喉頭という場所なのですが、さらに奥には気管があります。その後方には下咽頭(かいんとう)の一部である梨状窩(りじょうか)があり、この奥には食道があります。喉頭は食べ物と空気の通り道の分岐点であるのと同時に、声を作る場所でもあります。

喉頭のトラブルで咳が出たり、声がかすれたりするわけですが、その辺の詳しいお話は、また近いうちに書きたいと思います。

(今回のイラストも、”イラレ”で自作してみました。)
by jibikai | 2007-11-17 00:03 | のどのはなし | Comments(0)
冬の訪れ
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例年より暖かいとはいえ、冬は確実に近づきつつあるようです。
皆さんにとって冬はどんなイメージでしょうか。きっと若い人にとっては、ロマンチックなイメージなのかも知れませんね。私の場合は、近年特に冬は億劫になってきました。皮下脂肪は昔より厚くなったのに、なぜか寒さには弱くなったように感じます。
by jibikai | 2007-11-12 12:30 | Comments(4)
山形の紅葉〜千歳山〜
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当医院から徒歩圏内にある、千歳山の紅葉です。標高500 mにも満たない小さな山で、よく市内の小学生が遠足に行ったりしますし、形もお椀を伏せたような優しいものであることから、市民に最も親しまれている山の一つとなっています。

数日前、山肌の木々ががちょうど良い具合に紅葉していましたので、医院の近くから中望遠で撮ってみました。、渾然一体といいますか、様々な色の木々がそれぞれ自己主張しながらも、絶妙なバランスで調和しています。これが人工色だったら、これだけいろんな色を使うと悪趣味になって、なかなかうまくいかないんだろうな、なんて思いながらシャッターを切りました。
by jibikai | 2007-11-09 12:19 | Comments(2)
診療報酬、またまたマイナス改訂(怒)。
数日前のニュースなんですが、
Excite エキサイト : 経済ニュースより
<診療報酬>08年度に引き下げ 財務省が方針固める [ 11月05日 20時43分 ]だそうです。

診療報酬というのは、一言で言えば国の決める医療行為に対する対価です。2年ごとに大きな改訂が行われるのですが、次回は来年の4月でして、今頃に財務省が総額でどのぐらいの医療費にしたいかと言うことを決めて、その後、厚労省がそれに合わせて、初診料、再診料、検査料、処置料、手術料など細かなところを増やしたり減らしたりして、総額が財務省のお達しの通りになるように調整していくと言う流れです。

そう、医療の質の維持のため、国民の健康を守るためにはいくら必要か、と言う議論ではなしに、医療費はこのぐらいしか国も企業も出したくないから、このぐらいに抑えようということで決められる仕組みになっています。前回も3%強の削減、今回もさらに3%以上の削減を国は目論んでいるようです。

医師側の意見をまとめる組織としては医師会があるわけですが、残念ながら一度国がマイナス改訂を決定してしまうと、それを覆すほどの力はないようで、医者の側からいえばもうなすがまま、というかまな板の上の鯉状態で、国の横暴に対しては何ら手だてがないというのが何とも悔しいところです。

また、診療報酬改定のニュースの度にいわれることとしては、医者が儲けすぎているというマスコミの論調です。今回の記事にも医療費の5割が医師などの人件費ということが書いてありますが、これも巧妙な情報操作ですよね。ほとんどの人は「医師など」の「など」はスルーして読むことを計算して書かれている表現です。医療の現場にいるのは医師のみならず、看護師、事務、検査技師等々の方が携わっているわけですので、「医療費に占める人件費」=「医者の取り分」ではないのです。

医療崩壊が現実となり様々な実害が表面化している現在、大分マスコミもこのままではまずい、ということに気づき始めているようですが、医療の質の維持の為にはお金が必要で、それは診療報酬から得るしかなく、もう少し社会基盤整備のコストとして診療報酬を増やしても良いんじゃないか、という議論にはなかなかなってこないところが残念です。

さて、来年以降はさらに厳しい医院経営になることが、自分の力の及ばないところで勝手に取り決められつつあるわけで、憤りと無力感を感じずにいられないわけですが、残念ながらこれが日本の現実です。これで医業はさらに職業として割に合わないものとなるわけですから、勤務医の退職や開業医の廃業はさらに加速するでしょう。医療崩壊が、今問題になっている産科以外にも波及していくのは必至の状態です。

一体、国の狙いは何なんでしょうかね?予算が限られているのであれば、医療よりももっともっと削るところはあるように思えるし、税収という面からは過去最大の収益といわれる大企業にももう少し負担していただいても良さそうなものですが、そのような動きはなさそうです。意図的な医者いじめ、患者いじめが国家単位で行われているとしか思えず、あえてさらなる医療崩壊、焦土化を狙っているとしか思えません。その結果、音を上げて廃業したり、保険診療でやっていけないからと、保険医を返上して自由診療に流れる医者も出てくるでしょう。国民は困りますが、「保険医」が減って医療費も減れば、財務省としてはそれはそれでまた、美味しいことなのでしょう。健康保険料を負担している企業側も、大喜びというところです。
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あまり楽しくない話題で恐縮ですが、少なくともこのブログの読者には巧みな情報操作に惑わされず、「医療費削れ!」なんてバカな意見に従わないようにしていただきたいと思い、記事にしてみました。

医療費削減に関する、以前の記事も読んでいただけるとうれしいです。

医師不足
医師不足?
診療報酬、過去最大の大安売り!理不尽な、診療報酬減らし。
情報操作に惑わされちゃいけません。
by jibikai | 2007-11-08 17:02 | Comments(4)
扁桃のお話し〜どんなときに手術が勧められるのか?〜
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高い山から始まった紅葉は、もう街中まで降りてきました。
今年の紅葉は夏があまりにも暑すぎたせいか、ぱさぱさした感じであまり綺麗じゃないという評判ですね。ちょっと残念です。

さて、久しぶりの耳鼻科的な話題として、扁桃(へんとう)の話でもしてみたいと思いますので、興味のある方はおつきあい下さい。

扁桃については以前にも、扁桃炎と病巣感染症という記事を書いたことがあるのですが、アクセス解析やコメントを見ますと扁桃についての事項も意外と多いので、改めて記事にすることにしました。
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扁桃(いわゆる扁桃腺)はちょうど口と咽頭の境目の両側にありまして、ちょうど桃の種のような形をしているリンパ組織です。表面には陰窩(いんか)というクレーター状の凹みがあって、体積の割に表面積が広くできています。それは、小さい子供の時に口から侵入しようとする雑菌やウイルスをここで捕まえて、その情報を全身の免疫系に受け渡すためと考えられております。

陰窩には時として食物のカスが転がり込んだり、扁桃のリンパ球に殺された雑菌の死骸などが貯まります。これを膿栓(のうせん)というのですが、たまに口の中にポロッと出てきて、何だろうと指で押しつぶしたりすると、あまりの臭さにビックリすることも多いようです。これを一般的には「臭い玉」というようなのですが、この呼び名は実は最近になって知りました。某有名掲示板などに「臭い玉」専用スレッドが立ち上がっているときもあり、膿栓の話で盛り上がっていたりするのは、耳鼻科医としては非常に興味深いです。

さて、膿栓もたまに口に出てくるとか、1、2個扁桃にくっついていたりするのはあまり問題にはならないのですが、例えば化膿性扁桃炎ではひどくなりますと膿栓がびっしりとくっつきますし、扁桃は赤く腫れ上がります。
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こうなったら高熱は出るし、咽も痛みもかなりひどいはずですから、耳鼻科での治療が必要です。比較的体力があって我慢強い人などは医者にかからないわけですが、ここからさらにひどくなると、扁桃を包んでいる膜を通り越して炎症が広がって、扁桃周囲炎や扁桃周囲膿瘍となってしまうことも多いので要注意です。ここまで来ると入院による点滴療法が必要になることもありますし、さらに膿が広がりますと命まで脅かすこともあり得ます。

また、扁桃炎による咽の痛みや高熱を繰り返すがあります。習慣性扁桃炎というのですが、年に4、5回以上繰り返す場合や、溶連菌(溶血連鎖球菌)による扁桃炎を繰り返す場合には、扁桃摘出術という手術が勧められます。これは、全身麻酔のもと、扁桃を取る手術なのですが、入院を必要とします。大人の場合は2週間程度、子供はそれよりも少し短くて10日程度の入院が一般的かと思います。手術後に起こりえる合併症としては、後出血(ごしゅっけつ)と言って、扁桃を取った傷からの出血が、まれに起こりえます。なお扁桃は口の方から取りますので、首に傷が残るとか、そんな心配はありませんし、声にもまず影響することはありません。

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もう一つ、扁桃摘出術が勧められるケースは、扁桃肥大による睡眠時無呼吸症候群です。扁桃の大きさは個人差も大きいし、大人と子供でも大きさが違うのですが、イラストのように左右の扁桃が中央でくっつきそうなのは明らかに異常で、ここまでくると大抵は気道を狭めてしまいます。子供の睡眠時無呼吸症候群の多くは扁桃肥大とアデノイド増殖症が原因ですから、扁摘(へんてき;扁桃摘出術の略)の効果は期待できます。大人の睡眠時無呼吸症候群の場合は扁桃肥大のみならず、鼻炎や肥満など様々な要因が重なっていることが多いので一概には言えませんが、重度の睡眠時無呼吸症候群でも扁摘によって正常になる例もあります。

さらにもう一つ、扁摘が勧められる疾患としては掌蹠嚢胞症などの病巣感染症というものがあります。これについては、以前の記事に書いた通りなので詳細は省略しますが、手術のやり方としては同じです。

さて、以上に書きましたとおり、扁摘は主には「習慣性扁桃炎」、「睡眠時無呼吸を起こすほどの扁桃肥大」、「病巣感染症」の時などに勧められるわけですが、自分に当てはまる様だと思った場合はどうすればよいでしょうか。まずは、耳鼻科の医院か病院の耳鼻科を受診して相談してみましょう。もちろん「すぐに手術しましょう。」とはなるわけではありませんからご安心を。手術におけるメリット、デメリットは必ず両方ありますから、それらを勘案して主治医と相談して決めるのが一番良いと思います。なおほとんどの開業医ではもちろん扁摘は行っていませんから、開業の耳鼻科医に相談した場合は、診察、必要に応じて検査、適応がありそうなら手術ができる病院を紹介という流れになります。
by jibikai | 2007-11-07 12:23 | のどのはなし | Comments(1)
山形の紅葉
また紅葉の写真が続きます。

紅葉って被写体としてはあまりにもありがちで「ベタ」なんですが、やっぱり綺麗な紅葉を見ると撮りたくなります。
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まあ見た目には山全体が彩りをまとっている様な光景が、見事なんでしょうが、写真、特にブログ用の写真だと表示サイズもせいぜい500 PX程度ですから、景色の雄大さというのはなかなか伝わりにくいと思います。
私の住んでいるところからは蔵王や月山、吾妻などの名山も日帰り圏内で紅葉の撮影に行けないこともないのですが、なかなかそこまでは足が向かず、今年ももっと近くでちょこちょこと撮っています。
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今回は写真の話で終わってしまいました(汗)。

次回こそは耳鼻科の話をしたいと思います。
by jibikai | 2007-11-02 12:56 | Comments(2)