耳鼻科医の診療日記
jibika.exblog.jp
  ↑ あさひ町榊原耳鼻咽喉科の公式サイト。是非こちらもご覧下さい。

あさひ町榊原耳鼻咽喉科  院長のブログ
お知らせ・連絡先
【重要!】
いわゆる医療相談につきましては、誤解を招く恐れ、また実際の治療の妨げになる懸念があるため、お受けしておりません。
例えコメント欄に個々の診断や治療方針についての質問を書き込まれましても、一切返答いたしませんので、ご了承ください。


【連絡先】
あさひ町
榊原耳鼻咽喉科医院
〒990-0024
山形市あさひ町7−25
院長  榊 原  昭


【あさひ町榊原耳鼻咽喉科医院のホームページ】
診療に関するご案内。
耳鼻科やアレルギー科の病気の情報などを提供しています。

【当院の携帯用サイト】
下のQRコードを読み込んでアクセスして下さい。↓↓↓


当ブログ、ホームページともリンクフリーです。

【お願い】
イラストや写真の
無断使用はご遠慮下さい。
記事が参考になったら、コメントをお寄せ下さい。

【ランキングに参加しています】
他の医学系ブログを見たい方は、下のリンクからどうぞ。
1日1回のクリックで耳鼻科医ブログに投票できます!
応援よろしく!!


【リンク】

My Blogs

小児の耳鼻科疾患



アレルギー疾患の解説


愛用品の紹介や雑談系。病気の話以外のブログ。

【その他の外部リンク】

初めての補聴器選びからトラブルや疑問にお答えします。時々趣味の話も。


あいち補聴器センターブログ すべては聞こえのために

めまい診療

診療所院長の独り言

パニック障害 入門

新型インフルエンザ対策関連情報-Yahoo!ヘルスケア-
フォロー中のブログ
カテゴリ
タグ
以前の記事
ライフログ
検索
ブログパーツ
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
<   2009年 03月 ( 13 )   > この月の画像一覧
今年のスギ花粉(山形市の状況)
e0084756_0222645.gif
環境省花粉観測システム「はなこさん」より。

今年のスギ花粉は当初西高東低と予測されていましたが、当地(山形市)でも3月19日〜20日に爆発的に飛散しました。しかしその後は気温の低下と共に、花粉も少なくなっているようです。同じスギ花粉症でも症状の起こり方には人によって差があります。それは、過敏性の高い低いの差によるのですが、ごく微量の花粉で症状の起こる方もあれば、ある程度花粉が多くなってから症状の出る方もいます。
スギ花粉が急激に増えた場合は、いつもは症状が無いか軽い人が一気に発症して、耳鼻科に患者さんが一時的に集中することが多いようです。もともと重症の花粉症の方は毎年計画的に初期治療を受けられている方の割合が多いですから、前もって薬の処方を受けられていますから、ひどくなってあわてて受診する方はむしろ少ないように思います。

さて、今後の花粉の飛散予想はどうでしょうか?

yahoo! Japanの花粉情報によりますと、山形の場合は今後1週間は、「多い」から「非常に多い」という日が多いようですね。
e0084756_0413590.gif
特に雨上がりの晴天、風の強い日などは要注意です。
=============================
ブログランキングに参加しています!
宜しければご協力を!
(アイコンをクリックするとランキングのページにジャンプします。
そしてなんと!耳鼻科医に10ポイントが入ります!!)
=============================
by jibikai | 2009-03-31 00:46 | 花粉症・アレルギー | Comments(6)
顕微鏡アダプター
普段使っているデジタルカメラ。Panasonic製LUMIX G1といって小型軽量で画質も結構良いです。これを診療に生かせないかと試してみたのが、顕微鏡アダプターという製品。
e0084756_1911684.jpg
耳鼻科の診療というのは耳を初めとして細かい所を診られなくては始まりませんから、顕微鏡が必需品です。主には鼓膜の観察や、耳かす取り、鼓膜切開、チュービングなどに使いますが、耳以外にも鼻血の止血、咽に刺さった魚の骨を取るのにも重宝します。照明もついていますし拡大して見ることができるので、額帯鏡で肉眼で見るよりも有利なのです。ただし現在はカメラなどをつないでいないので患者さんに鼓膜の状態などを説明する時や画像として記録する時には、顕微鏡ではなくて電子スコープ(内視鏡)を使っているので、二度手間となっています。なんとか耳の観察から処置、説明、記録というのを一連の流れで出来ないかと考えて、顕微鏡にデジタルカメラをつなぐ製品を探しました。昔から顕微鏡の写真というのは研究者は撮っていましたが、フィルムではコストがかかるし直ぐに見られないので患者さんに説明という点では役に立ちません。デジタルカメラならばその欠点は補えるし、最近は動画も撮れるようになったので処置や手術も記録できるはずです。

そしてネットで見つけた業者さんに依頼して、デモ機を貸していただきました!
つないでみたらこんな感じで、一見良さそうです。

e0084756_1913948.jpg
e0084756_1921361.jpg
ちょっとかさばるのですが、まあ何とか許せるレベルです。
e0084756_1923540.jpg
画像はこんな感じです。光源が暗めだったので高感度にしたためノイズが乗っているのと、”ケラレ”が出てしまっていますが、まあ使えなくはなさそうでした。(ちなみに被写体は耳の”模型”)

ただし今回デモ機を使用させてもらって一つ大きな欠点がわかり、購入は躊躇しています。それはアダプターとカメラの重さで顕微鏡の位置が安定しないこと。これだと処置がしづらくなってしまいます。もっと軽いカメラで試すか、顕微鏡を支えるアームを調整するか現在思案中なのです。

今回はちょっとマニアックな内容になってしまいました。あまり一般の方には役立たない話で恐縮なのですが、耳鼻科診療所でこんなおバカなことをやっている医者もあんまりいないかなと思い、人柱的なリポートとして記事にしてみました。

週明けからは、また耳や鼻の話しでもしていきたいと思います。
by jibikai | 2009-03-29 19:41 | 耳鼻科医のお道具箱 | Comments(2)
山形のスギ花粉は小康状態
先週の木曜から金曜日にかけて、山形市では爆発的に花粉が飛んで、普段は軽い人も急激にくしゃみ鼻水、目の痒みなどの症状が悪化したようです。そのスギ花粉も今週に入って小康状態となり、当院も平穏を取り戻しつつあります。
e0084756_1042239.jpg
山形県庁西側のちょっとした庭園(公園?)の梅。まだ5分咲きといったところでしょうか。
e0084756_10465743.jpg
ちょっとでも多く咲いているところを、望遠で撮りました。

山形市は先週中頃は大分暖かくなり、このまま本格的な春を迎えるのかと思いきや、昨日は北風が吹き小雪も舞うほどの寒さに逆戻り。しかし、逆に花粉症の方の症状はそれで少しは良くなるから、皮肉なものです。診療の際には花粉症になって間もない方にはとくに、日常の注意もお話しするようにしています。花粉を吸わないようにするため、「晴れた日には窓を開けないこと。」「晴れた日には外出を避けること。」「晴れた日には洗濯物を外に干さないこと。」などなど、本能とは相反することをアドバイスしなければなりません。せっかく天気がよい爽やかな季節を迎えるというのに、酷なことを言わなくてはなりませんが、そういったことを気を付けるのと気を付けないのとでは、結構症状に差が出ますから、仕方ありません。

新しい免疫療法や、花粉を飛ばさないスギなど、色々と対策も研究されているようですが、いずれも実用化されてさらに一般化されるまでには、まだまだ時間がかかりそうです。それまでは、日常の注意と早めの治療を受けることにつきるのかなと思います。

=============================
ブログランキングに参加しています!
宜しければご協力を!
(アイコンをクリックするとランキングのページにジャンプします。
そしてなんと!耳鼻科医に10ポイントが入ります!!)
=============================
by jibikai | 2009-03-24 11:18 | Comments(8)
花粉大量飛散中!!
山形の今年のスギ花粉の量は、例年並みという予想と、多めという予想がありました。先週までは雪が降ったりしたこともあり、幸いに大量に飛散した日はなく、比較的平穏に推移していたようです。スギ花粉症で受診する患者さんも、例年よりも少なくてしかも軽症の方が多いという傾向でした。

ところが、昨日18日の午後から、爆発的に花粉が増えて今日もさらに多くの花粉が舞っているようです。
e0084756_23485440.gif
環境省花粉観測システムはなこさんより。)赤い丸印が、東北各地を覆っております。
e0084756_23545623.gif
(こちらも同じくはなこさんより。)
山形県衛生研究所(山形市)での過去7日間の花粉量の推移。赤い折れ線が花粉の量ですが、今日は多すぎて測定不能です。

今日は、当院も終日大混雑になり、患者さんにはご迷惑を
おかけいたしましたm(_ _)m
これから1ヶ月が山形では最も花粉の多い時期です。今日ほどではないと思いますが、普段はほとんど待ち時間のない当院でも、曜日や時間帯によっては1時間程度の待ち時間があるかも知れません。時間に余裕を持って受診下さいますよう、お願いいたします。また、次回受診の予定が分かるようであれば、ぜひ予約をしていって下さい。
by jibikai | 2009-03-20 00:04 | 花粉症・アレルギー | Comments(4)
残雪も見納め・・・と思う。
今年は山形も少雪でしたがそれでも、ボビー(マイ除雪車の愛称)を5〜6回は出動させました。そう、私の医院では開業以来除雪は自前でやっているのです。最初の1,2年は人力のみ。次の4年ぐらいはガソリンエンジン付きだけど歩いて押すような除雪機。そして4年前からは除雪車を導入しています。駐車スペースは20台分位なんでちょっとオーバースペックのマシンなんですが、朝の忙しい時間でも迅速に除雪できるので助かっています。

駐車場の一角には結構立派な雪山が出来ていましたが、とうとうこんなに小さくなりました。
e0084756_23305245.jpg
明日は山形も20度位まで気温が上がるとのこと。
残雪も見納めかと思い、パチリと撮影。冬の間は憎らしいばかりの雪ですが、しばしお別れかと思うと名残惜しく無いわけでもありません・・
by jibikai | 2009-03-17 23:42 | Comments(2)
山形の春
ここ数日寒さが戻ってくじけ気味。
年々寒さに弱くなっている耳鼻科医です。

でも、そろそろ山形も梅が咲き始める季節。
ちょっとカメラを持って、山形県庁まで散歩してきました。

e0084756_1495667.jpg

これは医院の隣の畑に生えているオオイヌノフグリ。

当院からちょっと歩くと直ぐ県庁で、
その隣には結構立派な公園?があるのです。
e0084756_14101952.jpg

梅は残念ながら数輪咲いているのみ。
e0084756_14103527.jpg

風もまだまだ冷たく、
もういい加減一気に暖かくなって欲しいところです。
by jibikai | 2009-03-16 14:20 | Comments(6)
鼻づまりの原因としての鼻汁
今週は鼻づまりを起こす状態や疾患について連続で記事をアップしています。

ぜひ、過去の記事もご参照下さい。
鼻の中の様子
鼻サイクル
下鼻甲介の腫れ
鼻中隔彎曲症
鼻茸・鼻ポリープ

さて鼻づまりの原因として一般の方が最も想像しやすいのが、「鼻汁がつまる」という状態なのではないでしょうか。
e0084756_9382475.jpg

こんなイメージですが、実は鼻汁がつまって呼吸出来なくなるというケースは想像するほど多くありません。特に花粉症を初めとするアレルギー性鼻炎では、鼻水は多いものの水のようにサラサラしていますから、容易に流れ出してきますので、これが鼻の中に貯まることはまずないのです。 アレルギー性鼻炎でももちろん鼻づまりは起こるのですが、これは以前もお話ししましたとおり下鼻甲介の腫れによることが多いです。

一方で副鼻腔炎になりますと、鼻汁がネバネバしてきて非常に切れにくくなってきますから、鼻汁で鼻がつまるということも起こってきます。副鼻腔というのは鼻から通じている顔面の骨の中にある空洞のことで、そこにネバネバした鼻が貯まりますから、鼻をかんでもなかなかスッキリしないということが起こりやすいです。

それから気を付けなくてはいけないのが、風邪薬にも含まれる抗ヒスタミン薬の使い方です。抗ヒスタミン薬というのは鼻水を止めるのに使われる薬で、薬局で買えるような風邪薬や内科、小児科で処方される総合感冒薬には大抵含まれるのですが、鼻汁の水分を減らしますから、逆に鼻が切れにくくなるという欠点があります。カゼの引き初めでサラサラした鼻水の時は良いのですが、ドロドロ、ネバネバとなったら抗ヒスタミン剤は控えた方が良い場合もあります。

カゼの合併症として副鼻腔炎は要注意で、もし風邪引きの後いつまでも鼻づまりがするとか、ネバネバの鼻汁が続くなどの症状があれば、是非耳鼻科を受診して下さい。
by jibikai | 2009-03-13 10:24 | 鼻のはなし | Comments(4)
鼻茸・鼻ポリープ
今週は花粉症シーズンということもあり、鼻づまりを起こす疾患や状態についてお話しています。ここまで「鼻サイクル」、「下鼻甲介の腫れ」、「鼻中隔彎曲症」などについて説明してきました。

さて、今回は鼻茸(はなたけ)・鼻ポリープの話です。「茸」という漢字を見て、「えっ!鼻の中にキノコが生えるのか!?」とビックリする方もあるかも知れません。また「ポリープというと腫瘍なのか!?」と心配される方もあるかも知れません。今日はその辺の説明を・・
e0084756_8404170.jpg

実は鼻茸というのは鼻や副鼻腔の粘膜の一部が炎症を繰り返すことによって、腫れやむくみが戻らなくなり、房状に垂れ下がってしまったものです。

図の様に中鼻甲介と下鼻甲介の間から出てくるものが多いのですが、他にも色々な場所にできます。図では片側だけの例を示しましたが、両側の方がむしろ多いし、何個も鼻茸ができて鼻の中を充満してしまっているケースも結構あります。
鼻の中がポリープで満たされてしまうと、まず鼻呼吸はほとんど不可能となり、これが両側ともなりますとかなり辛いです。

鼻茸のできる原因は副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)やアレルギー性鼻炎など、炎症の長引くものが多いです。

治療は元々の副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎に対して、鼻処置や内服、点鼻などを行いますが、それで良くならなければ手術的に鼻茸を切除したり、副鼻腔の内視鏡手術をした方が良い場合もあります。

鼻と副鼻腔の粘膜には、本来炎症によるダメージを自力で修復する力が備わっているのですが、それには鼻や副鼻腔がクリーンな空気にさらされる必要があります。 鼻茸が一旦出来てしまうと、それにより換気が悪くなって粘膜が機能不全を起こしてしまいます。こうなると自力での粘膜修復が困難になりますので、炎症が長引きさらに鼻茸は増大するという悪循環に陥ります。したがって悪循環を断ち切って本来の粘膜機能を取り戻しやすい環境を作るというのが治療の主眼となるのです。
=============================
ブログランキングに参加しています!
宜しければご協力を!
(アイコンをクリックするとランキングのページにジャンプします。
そしてなんと!耳鼻科医に10ポイントが入ります!!)
=============================
by jibikai | 2009-03-10 08:41 | 鼻のはなし | Comments(0)
鼻中隔彎曲症
鼻づまりの原因となる病気について引き続き解説していきたいと思います。
e0084756_8561833.jpg

今回は鼻中隔彎曲症についてです。
左右の鼻の空間を仕切る壁が鼻中隔です。小さな子供の頃はまっすぐなのですが、成長期には「くの字」、「逆くの字」、「S字」、あるいは「逆S字」に曲がってきます。これは誰にでも起こる現象なのですが、特に曲がりが強いと鼻づまりを起こします。鼻中隔が出っ張ってしまった側がつまるのはもちろんなのですが、反対側も下鼻甲介が代償性に肥厚してくることが多いですから、結局は両側の鼻づまりになります。

治療は手術的に鼻中隔を矯正するわけですが、外来でやっているところはほとんどなく数日間の入院が必要となります。

今日の話はここまで。
鼻づまりの話はもう少し続きます。

=============================
ブログランキングに参加しています!
宜しければご協力を!
(アイコンをクリックするとランキングのページにジャンプします。
そしてなんと!耳鼻科医に10ポイントが入ります!!)
=============================
by jibikai | 2009-03-09 08:44 | 鼻のはなし | Comments(2)
下鼻甲介の腫れ
前回は鼻サイクルといって健康な人でも2、3時間おきに交互に鼻がつまる仕組みのあることをお話しましたが、今回からは病的な鼻づまりについて解説していきます。
まず何といっても多いのは、鼻炎による鼻づまりです。
e0084756_1352137.jpg
鼻炎で鼻がつまるのは鼻の構造のうちでも下鼻甲介が腫れて空気の通り道を塞いでしまうのが多いです。原因となるのはアレルギー性鼻炎、急性鼻炎(いわゆる鼻風邪)、インフルエンザ、薬剤性鼻炎、慢性肥厚性鼻炎などが多いです。

軽いうちは鼻サイクルに伴って片側ずつ交互につまるだけですが、ひどくなると図の様に両側の下鼻甲介が腫れ上がって、両方の鼻づまりを生じます。こうなると鼻で息ができなくなり口呼吸となります。

大抵は元々の鼻炎の治療をお薬でするわけですが、頑固な鼻づまりの場合には下鼻甲介のボリュームを減らす手術をすることもあります。

自己対処法としては、蒸しタオルを鼻に当てることです。 一時的な下鼻甲介の腫れなら、 温熱効果で循環が良くなりますから鼻づまりが軽くはなります。ただし、一時的な効果だけですし、慢性的な鼻づまりではあまり効果がありませんので、やはり何らかの治療は必要。耳鼻科を受診することをお勧めします!

もう一つだけ付け足ししますと、鼻炎の鼻づまりには日内変動があることに気を付けて下さい。大抵鼻づまりは夜にひどくなります。でも日中は比較的通ることが多いはずです。ということで、夜鼻づまりに苦しんでも、日中になると通るから、「まっ、いいか!」ということにしてしまい、また夜に苦しむという人は多いはず。夜だけつまる場合にも治療した方が良いですから、先延ばしにせずにぜひ耳鼻科へ。
=============================
ブログランキングに参加しています!
宜しければご協力を!
(アイコンをクリックするとランキングのページにジャンプします。
そしてなんと!耳鼻科医に10ポイントが入ります!!)
=============================
by jibikai | 2009-03-07 14:03 | 鼻のはなし | Comments(4)