耳鼻科医の診療日記
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あさひ町
榊原耳鼻咽喉科医院
〒990-0024
山形市あさひ町7−25
院長  榊 原  昭


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<   2009年 05月 ( 7 )   > この月の画像一覧
鼓膜で分かる中耳の状態(正常な鼓膜、急性中耳炎の時の鼓膜)
耳鼻科の診察、特に耳の病気の診察で重要なのは、鼓膜をしっかり見ることです。以前は額帯鏡を使って耳の中を照らしながら、肉眼で見るしかなかったのですが、最近では手術用顕微鏡が一般診療でも普通に使われるようになりましたし、さらには電子スコープなどの内視鏡を使うことにより、より鮮明に鼓膜を見ることが出来るようになりました。耳の中を診るのに電子スコープを使うもう一つの利点は、鼓膜所見を記録に残せるということです。今回の鼓膜のイラストは、いずれも電子スコープで撮った写真をCG処理で、イラスト化したものです。
e0084756_8262892.jpg

さて、正常な鼓膜はこんな風に見えます。健康な鼓膜は薄いグレイで、艶があります。また鼓膜は半透明の膜なので、裏側の様子も透けて見えます。正常では鼓室は空気で満たされ、耳管によって必要に応じて換気されています。
e0084756_8343756.jpg

耳が痛いとか、ごそごそするとか、何となくつまるなんていう人の鼓膜を見ると、左の図の様になっていることがあります。鼓膜の下の方に、黄色い膿が溜まってきているのが透けて見えます。また、外耳道や鼓膜が充血して少し赤く見えます。こんな感じの鼓膜だと、鼓室の中には膿が溜まりつつあるということが、容易に想像できます。中耳炎でも初期の段階です。
e0084756_8344988.jpg

このぐらい鼓膜が腫れてくると、かなり痛そうです。おそらく夜も眠れない程の痛みでしょう。膿汁が溜まりに溜まって、鼓膜を持ち上げています(鼓膜の膨隆)。鼓膜には強い圧力がかかっていますから、それが痛みの原因となっています。こんな鼓膜を見たら、鼓室内には膿汁が充満しているのが、想像できます(右の図)。
こんな時には、鼓膜切開して膿汁を抜いた方が早く痛みは取れそうです。


さて、今回は急性中耳炎の時の鼓膜の見え方についてお話ししてみました。
一言で急性中耳炎といっても膿の溜まり方や、鼓膜の充血の程度など、様々な段階があってそれに応じた治療が必要ということになります。最近は、耳鼻科以外の科でもカゼを診たついでということで、鼓膜を診てくれるところも多いようですが、どこまで正確に見ているのかということも、問題なのかなと思います。

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by jibikai | 2009-05-29 09:01 | 耳のはなし | Comments(4)
リンゴの花と千歳山
e0084756_13205774.jpg
最近写真を撮っておらず、少々前の画像です。撮影データを見ると5月2日、医院の近くのリンゴ畑で撮ったものです。まだ、1ヶ月も経っていないのに、随分と前の様に思われるのは、この写真を撮った後、いろいろと忙しくしていたためかも知れません。

元々、耳鼻科(特に開業医)の場合、何といっても一番忙しいのは春です。言うまでもなく花粉症のためなのですが、しかも今年はそれに輪をかけて新型インフルエンザ騒ぎなどもあって、落ち着かない日々を過ごしていました。

それもようやく一段落、少し時間的に余裕が出てきて、やっとブログにYou Tubeにと投稿できそうな感じになってきました。

春とは対照的に、夏はどうしても患者さんが少なくなります。経営的にみればもちろんありがたくないんですが、春に後回しにした仕事をやるとか、診療のこと、それ以外のことも勉強したりするのには良い機会なのかも知れません。
by jibikai | 2009-05-28 13:38 | Comments(2)
耳のイラスト
以前から耳の構造や聞こえの仕組みについて
説明するために使っていた図ですが、今回
イラレを使って新しく描画してみました。
e0084756_0301421.jpg

以前のバージョンは、元の画像をスキャンして
フォトショップのブラシツールなどを主に使って
描いた物ですが、結構いい加減なところも
ありましたので、今回もう少し緻密に書き直して
みたわけです。
e0084756_0452940.jpg

中耳と内耳の部分を拡大してみました。
今回もグラデーションメッシュ法を
多用していますが、耳小骨と内耳の蝸牛や半規管の
立体感は前のよりも上手く表現できているかなと
思います。(文字通り自画自賛!)

今回はここまで描いて力尽きたので、中耳の話は
また次回以降に展開していきます。

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by jibikai | 2009-05-27 08:40 | 耳のはなし | Comments(2)
新型インフルエンザ〜「国内発生早期」から、「感染拡大期」へ~
数日前、初めて国内で発生が認められた新型インフルエンザ(タイプA  H1N1)ですが、今日のニュースを見ますと大阪府内、神戸市内では集団発生が起きています。今は局地的な発生だけですが、どう見ても全国的に拡大するのは時間の問題かと思います。

国の行動計画としては、「基本的対処方針」の実施についてという文書が5月16日付ででているので、時間のある人は全文を見ていただきたいと思います。

時間のない方のためには、ここで要点のみお伝えしたいと思います。

「基本的対処方針」には、「国内発生初期」や、そこから1段階進んだ「まん延期」における一般の方々や、医療機関に求められる行動計画が書いてあります。

個人に求められこととしては、

「人混みでのマスク着用、咳エチケットの徹底、うがい等」
「人混みはなるべく避けることなどに引き続き注意」
「通学も含め、なるべくラッシュ時を避けるなど、感染機会を減らす」
などです。

医療に関しては、「発生初期」と「まん延期」で行動計画が大きく異なるので注意が必要です。

「発生初期」では、
『軽症・重症を問わず、すべて検査を行い感染が強く疑われた例はすべて措置入院とし感染拡大しないようにする。同様に重症例の治療に全力を注ぐことが必要である。そのために、発熱や咳などのインフルエンザ様症状が見られた場合には、まず「発熱相談センター」に相談のうえ、「発熱外来」を受診する。』

「まん延期」では、
「一般の医療機関も含め全ての医療機関で新型インフルエンザの治療に対応する。」

「軽症の患者へは、出来るだけ医療機関への受診を控えて、地域の実情にあった方法、例えば自宅で療養する。」

とのことです。


発生初期とまん延期で異なるのは、発生初期には自分が新型インフルエンザにかかっているのではと思った時に、発熱相談センターに相談のうえ、地域に少数設置されている「発熱外来」という特殊な部門を受診するようにとのことですが、まん延期になりますともはや「発熱外来」のキャパシティーを超えますので、あとは普通の医療機関を受診するか、家で寝ていなさいということになります。

現在は「発生初期」ということになっていますから、感染者は個人レベルまで特定されていますが、さらに爆発的に患者が増えればそれも困難かつ無意味なこととなるでしょう。診断は簡易検査キットでインフルエンザA型陽性なら、保健所に相談してPCR法というウイルスの遺伝子を濃縮する方法で、新型なのか普通の季節性インフルエンザなのか診断することとなっています。ただし、実際にはその簡易検査キットも在庫がそこを尽きつつあります。また、まん延期ともなりますと新型インフルエンザの患者さんを隔離するのはもはや困難となりますので、症状の軽い人は診断も治療も受ける必要はなく、自宅で寝ていた方が良いということです。

新型インフルエンザにも、抗インフルエンザウイルス薬であるタミフルが有効ということです。政府で備蓄もされているということですが、実際それを処方しようとしても実は私のところのような開業医には回ってこないようです。実際、薬局や個人の医院などが薬の卸問屋に注文してもいつ入るか分からないといわれます。政府で備蓄されている分はもちろん、通常季節性インフルエンザに使用されている分についても、既に出荷調整されているようですし、一部で既に買い占めされている可能性も否定できません。

現在のところ私のところでは、新型インフルエンザが疑われる方については受診せずに、直接「発熱相談センター」へ連絡するように玄関に張り紙してあります。ただ、まん延期になればそうもいかなくなりますので、その時、検査キットもなく治療薬もないではどうするか、思案のしどころです。

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by jibikai | 2009-05-18 11:04 | Comments(4)
鼓膜のイラスト
耳の診察の基本はまず、鼓膜所見を正確にとることです。
今回は色々な鼓膜の状態をイラスト化してみました。

e0084756_021239.jpg正常な鼓膜

e0084756_033158.jpg急性中耳炎
膨隆した鼓膜

e0084756_083341.jpg滲出性中耳炎
凹んだ鼓膜

e0084756_012584.jpg滲出性中耳炎
チュービング後


このように病気によって、鼓膜の見え方も色々なのです。
近いうちにこれらのイラストを使って、中耳の病気についてお話して行きたいと思っています。

今日は予告編として画像のみアップしてみました。

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by jibikai | 2009-05-15 00:37 | 耳のはなし | Comments(8)
Keynote '09でのスライドショー作成
最近のマイブームはYou Tubeへの自作のスライドショームビーの投稿です。
Keynoteというソフトでイラストやテキストを配置して、動きを付けて、ナレーションを付けています。いままで3作ほど作りましたが、静止画やテキストだけのコンテンツよりも、動画は表現の自由度が高いと思います。また動画の発表の場としてのYou Tubeというサイトは、自分のブログやサイトよりも多くの人に見てもらえて、時には見てくれた人が感想もコメントとして書き込んでくれます(これはブログと同じ)から、作り手としては手応えを感じられるのが良いと思います。

さて今回はスライドショーの作り方はまずおいといて、いきなり書き出しの仕方について紹介します。

スライドの切り替わりやオブジェクトのイン・アウトのタイミングや効果などの設定が終わったら、いよいよ収録です。
e0084756_9442815.jpg

メニューバーの「ファイル」から「スライドショーを記録を選びます。直ぐにナレーションの録音が始まりますが、焦らずにはっきりとしゃべります。学会と違い、You Tubeではある程度のエンターテイメント性が求められますから、劇団員になったつもりで思いっきり表現した方が良いと思いす(私もこの辺はまだまだ未熟です)。

上手く録音できたかどうかは「メニューバー」→「再生」→「スライドショーを再生」でプレビューします。ナレーションで「咬んで」いたりして撮り直ししたいときは、途中のスライドからも出来ないこともないですが、タイミングが難しい場合は最初から撮り直しです。

e0084756_8333660.jpg

満足できる喋りとスライドの動きが出来たら、いよいよ書き出しです。
「ファイル」から「書き出す」を選ぶと下のようなダイアログボックスが出ます。
e0084756_8335074.jpg

「オーディオを含める」、「スライドショーの記録を含める」にチェックを入れて書き出します。

後は、You Tubeにアップロードするだけです。ちなみにHDで10分近いムービーを作った場合、私の環境(ケーブルテレビ接続)で3時間もかかりました(汗)。途中でエラーが出るとやり直し・・もっと早い環境が欲しいと思う今日この頃です。

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by jibikai | 2009-05-12 08:56 | 耳鼻科医のお道具箱 | Comments(2)
電話取材
e0084756_1774262.jpg

桜も終わって、撮るものがなくなってきました。隣の畑の麦です。

さて、久しぶりの更新になりました。例によって写真とは全く関係のない話題。

ブログをやっているせいなのか、時々 たまに、マスコミを名乗る方から取材の申し込みがあります。取材といっても、私の私生活について・・・ではもちろんなくて(汗)、大抵は耳鼻科に関係した旬な話題についてのこと。今日はラジオ番組で「モスキート音」の話題を取り上げたいので、加齢と高音部の聴力低下について聞かれました。まあ答えるのはいいんですが、テレビとかラジオだと放送日の前日とかに電話で取材するようなんですよね。その時に私がいい加減な情報を流して、それをみんな信用しちゃったらどうするんだろうとちょっと心配になったりもするわけですよ。しかも電話なので、聞き間違いもあるんじゃないかとも思います。せめてオンエアの数日前にメールで聞いてもらった方が、責任を持った答えが出来るんですが、なぜかテレビとラジオは前日に電話取材というのが多い(といっても今まで数えるほどですが・・)ようです。

それから、電話の欠点はやはり相手が本物かどうかの判断がつきにくいことです。以前にも某大物アーチストが難聴であることを告白した時に、テレビの某番組担当を名乗る人から電話取材を受けたことがありました。さんざん聞こえや難聴の問題の質問に答えさせらえれた挙げ句、次の日番組本番では、「聞こえ」に関しての説明は某有名女医さんがしゃべっていました。
それで結局私への取材は偽物だったのか、それとも没になったのか、あるいは私がしゃべったことをアレンジして某女医さんがしゃべったのか、結局は分からずじまい。ギャラをくれとは言いませんが、せめて番組名の入ったボールペン1本でも送ってくれれば真偽がわかってうれしいんですけどね。

ということで電話での取材というのは嫌いなので、断れば良いとも思うのですが、怪しいの以外はついつい受けてしまうんですよね、これが・・・

根は出たがりでミーハーなのかも知れません・・・
by jibikai | 2009-05-09 17:47 | Comments(6)