耳鼻科医の診療日記
jibika.exblog.jp
  ↑ あさひ町榊原耳鼻咽喉科の公式サイト。是非こちらもご覧下さい。

あさひ町榊原耳鼻咽喉科  院長のブログ
お知らせ・連絡先
【重要!】
いわゆる医療相談につきましては、誤解を招く恐れ、また実際の治療の妨げになる懸念があるため、お受けしておりません。
例えコメント欄に個々の診断や治療方針についての質問を書き込まれましても、一切返答いたしませんので、ご了承ください。


【連絡先】
あさひ町
榊原耳鼻咽喉科医院
〒990-0024
山形市あさひ町7−25
院長  榊 原  昭


【あさひ町榊原耳鼻咽喉科医院のホームページ】
診療に関するご案内。
耳鼻科やアレルギー科の病気の情報などを提供しています。

【当院の携帯用サイト】
下のQRコードを読み込んでアクセスして下さい。↓↓↓


当ブログ、ホームページともリンクフリーです。

【お願い】
イラストや写真の
無断使用はご遠慮下さい。
記事が参考になったら、コメントをお寄せ下さい。

【ランキングに参加しています】
他の医学系ブログを見たい方は、下のリンクからどうぞ。
1日1回のクリックで耳鼻科医ブログに投票できます!
応援よろしく!!


【リンク】

My Blogs

小児の耳鼻科疾患



アレルギー疾患の解説


愛用品の紹介や雑談系。病気の話以外のブログ。

【その他の外部リンク】

初めての補聴器選びからトラブルや疑問にお答えします。時々趣味の話も。


あいち補聴器センターブログ すべては聞こえのために

めまい診療

診療所院長の独り言

パニック障害 入門

新型インフルエンザ対策関連情報-Yahoo!ヘルスケア-
フォロー中のブログ
カテゴリ
タグ
以前の記事
ライフログ
検索
ブログパーツ
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
<   2010年 04月 ( 11 )   > この月の画像一覧
耳鼻科都市伝説〜味覚のマッピング〜
耳鼻科都市伝説シリーズ、今日は味覚のマッピングについてです。昔、教科書だったのか図鑑だったのかは忘れたのですが、味によって舌の上で感じる部分が違うという話を読んだことがあります。そのように記憶している方も多いのじゃないかと思うのですが、実はこの話、間違いなのですよ。

その辺のエピソードは医学都市伝説: 味覚分布地図の神話に詳しいのですが、1901年にでたドイツ語文献を英訳する時の翻訳ミスが起源なのですが、そのあとそれが一旦否定されたあと、また肯定され、最終的には1994年にやっと共通認識として否定されたとのことです。
ですからこの時期に既に大人になっていた人は、特に興味を持って調べもしない限り、この説を信じている可能性があるということになります。

実際のところ、味覚は味蕾(みらい)という構造物に味の基となる化学物質が作用することによって神経が興奮して味を感じる仕組みになっているのですが、味蕾には特に塩味担当とか甘み担当という区別はないので、味の種類によって特に敏感な部分が違うと言うこともないのです。

もっともらしく語られ、誰もが真実として信じていたことも、ある時覆されるということもあるものなのですね。

=============================

ブログランキングに参加しています!
宜しければご協力を!
(アイコンをクリックするとランキングのページにジャンプします。
そしてなんと!耳鼻科医に10ポイントが入ります!!)
=============================
by jibikai | 2010-04-28 22:35 | 耳鼻科全般 | Comments(4)
耳鼻科の都市伝説〜しゃっくり編〜
さて、しゃっくりにまつわる都市伝説ですが、100回続けて出ると死ぬというのは本当でしょうか?少なくとも私自身そういった症例の経験はありませんし、医学論文や学会でも見聞きしたことはありません。それでは、なぜこんな伝説が出来たのか、不思議ですよね。
そもそもしゃっくりというのは、自分の意志とは関わりなく起こる横隔膜のけいれんです。しゃっくりの起こる原因というのは、

1)横隔膜が直接刺激された場合:無理矢理何かを飲み込んだ場合、胃がん、肝がんなど。
2)横隔膜の知覚を司る神経は迷走神経(副交感神経)の中枢での異常:脳腫瘍など。
3)迷走神経が横隔まで達する途中でトラブルを起こす場合:気管支炎など。
4)その他原因不明なものに分けられます。

原因不明なものや、ご飯の固まりを無理矢理飲み込んでしまった場合などは、みなさんも経験があるとおり、比較的速やかにしゃっくりは止まるのですが、横隔膜に持続的に刺激の加わる場合や、迷走神経に異常を来す脳腫瘍などではしゃっくりは長く続くものと思われます。

ということで、しゃっくりそのものが命を脅かすわけではないのですが、しゃっくりが長く続く病気には質の悪い病気も多かったので、しゃっくりが100回続けて出ると死ぬという話になったのではないかと推測しています。

ところで、しゃっくりが止まらない時の対処法はご存じでしょうか?
よく言われているのは、「水を飲む。」、「息を吸い込んだまま、しばらく止める。」、「ビックリする。」などですよね。これらは横隔膜を一時的に固定したり、迷走神経に刺激を与えたりする作用がありますので、ある程度理にかなっているものと思われます。

その他には、「眼球をまぶたの上から圧迫する。」、「頸動脈を圧迫する。」など、これらも迷走神経をより直接的に刺激する方法があります。

=============================

ブログランキングに参加しています!
宜しければご協力を!
(アイコンをクリックするとランキングのページにジャンプします。
そしてなんと!耳鼻科医に10ポイントが入ります!!)
=============================
by jibikai | 2010-04-23 23:22 | 耳鼻科全般 | Comments(8)
風邪は人にうつすと治るというのは本当か?
e0084756_17432612.gif今日は巷でささやかれる噂、「風邪は人にうつすと治る。」っていうのは本当かというお話。

この話をする前に、まずは風邪って何だということについて考えてみましょう。風邪っていうのは、ウイルス(時に細菌)が鼻や咽の粘膜から侵入して、そこで炎症が起きて、咽が痛くなったり、鼻水が出たり、咳が出たり、熱が出たりする病気です。よく冷えると風邪を引くとか、乾燥すると風邪をひくとはいうのですが、実はウイルスなどの病原体が身体に入らなければ、風邪はひかないものなのです。

じゃあ、今度は風邪が治っていく過程を考えてみましょう。人間の身体は、風邪にやられっぱなしではありません。侵入してきた病原体に対しては、その情報を分析して対抗策を講じてきます。これが免疫というものなのですが、免疫によって病原体は殺されて徐々に少なくなって、ダメージを受けた粘膜も修復されると風邪が治るわけです。

さてここで「風邪は人にうつすと治る。」って本当か、という話に戻ります。そもそも“うつす”っていう言葉なんですが、これだと自分の中で悪さしている病原体全部が、そっくり集団で他人に引っ越していく様な表現になっています。はたして、そんなことがあるのでしょうか。いくら住みやすそうな新天地が近くにあったとしても、病原体がそっくり引っ越すことなどはないでしょう。増殖した病原体の一部が咳やくしゃみによって空気中に放出されて、それを直接別の人が吸入するとか、あるいは接触などによって侵入して、粘膜で増殖し症状がでてくるのが本当のところです。
少量はいった病原体が、身体の中で増殖して症状が発現するまでの期間が潜伏期間で、病原体の種類によっても違うのですが、おおよそ3日から7日ぐらいのものが多いです。

一方、先に感染していた、すなわち風邪を引いていた人の方はというと、ちょうど同じ日数ぐらいで回復してきますから、あたかも人に全部病原体を引き渡して、治ったかのように感じるんだと思います。

新型インフルエンザがメキシコが流行し始めたのが、ちょうど去年の今頃のこと。その後は、あれよあれよとパンデミックとなったのは周知の通りです。新型インフルエンザへの警戒もありまして、1年前と比べますと、一般の方々のインフルエンザや風邪についての知識も大分豊富になり、「人にうつすと治る。」という牧歌的な説を信じる人も大分少なくなったかも知れません。

=============================

ブログランキングに参加しています!
宜しければご協力を!
(アイコンをクリックするとランキングのページにジャンプします。
そしてなんと!耳鼻科医に10ポイントが入ります!!)
============================= 
by jibikai | 2010-04-21 19:30 | 耳鼻科全般 | Comments(0)
桜、一気に開花!
e0084756_12282880.jpg

今年は春が遅くて、桜も咲かないんじゃないかとやきもきしていましたが、山形の桜もやっと開花です。

お知らせ:5月21日(金曜日)学会出張のため休診いたします。
by jibikai | 2010-04-21 12:34 | Comments(0)
続・鼻血の都市伝説〜都市伝説は国境を越える!?〜
前記事はこちら。

鼻血にまつわる都市伝説。「チョコレートやピーナッツを食べると鼻血が出る。」、「性的に興奮すると鼻血が出る。」というのは、いかにもな理由付けのあるものもありますが、医学的根拠もないし、実際にそのような傾向もないことは前回お話ししたとおりです。ただちょっと悩んでいるのが、中国語のサイトでも同じような都市伝説が語られていることです。都市伝説というのはある意味(科学的に正しいかどうかは別として)文化の伝承と言えると思いますが、それならばなぜ言語も異なる日本と中国との間で同じ伝説が語られているか不思議に思いませんか?「伝説のルーツは一つなのか。」、「一つなのであれば、どちらの国からいつ頃伝わったのか。」、「それともたまたま両国で同じ伝説が作られてしまったのか。」という疑問はわき上がってはきませんでしょうか。

それを検証するために、韓国語と英語でネット検索をしてみました。まず韓国語で「鼻血」と「チョコレート」と入力してググって見ますと、日本語サイトによくあるQ&Aと全く同じようなのが引っかかってきまして、「チョコレートを食べ過ぎると鼻血がでるのですか?」という質問と、それに対する答えの載っているページを直ぐに見つけることができます。

英語サイトでも同様の検索を行い、ヒットしたうちのいくつかのサイトをあたってみました。犬猫にチョコレートを食べさせると中毒による出血傾向のため鼻血が出ますという解説はいくつかあるのの、人間の鼻血とチョコレートの関係について語っているサイトは、見つけられませんでした。

次に「性的興奮」と「鼻血」ではどうでしょう。

韓国語のサイトでは、お姉さんがイケメンの裸を見て鼻血を出してしまうというドラマの一部を初回したページ‘패떴2’ 신봉선, 남탕 습격! 조권·택연 근육에 코피 ‘줄줄’や、合コンで美女と会ったら鼻血が出た話。[1분헬스 Q&A] 왜 그녀 앞에 서면 코피가 터질까?などが直ぐに見つかりました。

一方英語のサイトでは、Yahoo! answersというQ&Aのサイトに“Why do anime characters get nosebleeds when the see a hot girl/guy?”
「なぜアニメのキャラクターは美女やイケメンを見ると鼻血を出すのか?」という質問と、日本のアニメの表現とする答えが載っていました。

まとめますと、日本、中国、韓国ではチョコレートと鼻血の関係については、都市伝説が存在するが科学的根拠なしとされていて、英語圏ではそういった都市伝説そのものが存在しない。
性的興奮と鼻血との関係については、日本、中国、韓国では都市伝説があり。英語圏では日本のアニメの表現としているということになります。

チョコレートについてはそれがいつ伝わったのか、鼻血との関連が言われたのはいつからかなどを調べていかないと何とも言えないところですが、性的興奮と鼻血の関係については、アニメと共に都市伝説が少なくとも東アジアへは伝わったと可能性が高いのではないかと思います。

恐るべし、日本のアニメ。

=============================

ブログランキングに参加しています!
宜しければご協力を!
(アイコンをクリックするとランキングのページにジャンプします。
そしてなんと!耳鼻科医に10ポイントが入ります!!)
============================= 
by jibikai | 2010-04-20 00:18 | プロフィール・雑感 | Comments(0)
鼻血の都市伝説
前回、耳鼻科に関する都市伝説の類をご紹介しましたが、鼻血に関する都市伝説が一番多いですよね。リクエストもありましたので今回は鼻血の都市伝説について書きたいと思います。(一部過去の記事と内容が重複します。)

さて私は耳鼻科医歴20年以上になりますが、1例も“チョコレートやピーナッツを食べ過ぎて”鼻血を出した人は診たことがありません。ついでにいえば、興奮しすぎて鼻血を出した人を診たこともありません。念のため医学論文検索サイトで「鼻出血・チョコレート」、「鼻出血・落花生」、「鼻出血・性的興奮」などの組み合わせでキーワード検索をしても、一つの論文も引っかかってきません。

では何故このような噂、というかデマが蔓延してしまったのでしょう。
“チョコレート”、“鼻血”で普通にネット検索してみますと、

「チョコレートのような栄養価が高い食品は、食べ過ぎると体の中にエネルギーがたまり、はけ口がなくなって鼻血になるのではないかと、間違って思われたからかもしれません。しかし医学的にはチョコレートと鼻血は全く関係ありません。」
日本チョコレート・ココア協会 よくある質問より抜粋。)
とあります。

Yahoo!知恵袋でベストアンサーに選ばれた回答にも面白いことが書いてあったので、抜粋。

「ウワサの元になったと思われる記述が日本チョコレート工業史(昭和33年刊行)という本に書かれています。
明治時代牛乳を飲む習慣のなかった日本人にとって牛乳を使うチョコレートはあまり喜ばれなかった。
牛の乳を牛の血と聞き間違えられて伝わりチョコレートの中には、牛の血が入っていると思われていた

「チョコレートには牛の血が入っている」

「チョコレートを食べると血が増える」

「チョコレートを食べ過ぎると鼻血が出る」

昭和30年頃までチョコレートは高級品だったので、「こどもにたくさん食べさせたくない」と母親たちの間でウワサが広まった」


===============以上抜粋終了==============
ピーナッツに関しては、なぜ食べ過ぎると鼻血が出るといわれるようになったのかについて、詳しく言及しているサイトは発見できませんでしたが、どうも高脂質であることから連想された可能性が高いようです。

じゃあ、性的興奮はどうでしょうか。これは、興奮→血圧上昇→出血ということで連想されたフィクションと考えられ、当然、私自身そのような人を診察したこともないですし、医学書や論文を探してもそのような記載はありません。おそらく、この噂のルーツは谷岡ヤスジ氏による漫画のようです。→参考サイト「谷岡ヤスジ」

ということで、チョコレートやピーナッツを食べ過ぎたり、エロいことを考えすぎたりしても、鼻血は出ませんからご安心を。

とここまで記事を書いて、めでたしめでたしで締めくくろうと思ったのですが、「うっ、ちょっと待てよ。」とあることが気がかりになりました。あることというのは、以上の様なことは日本でいわれていることなのですが、もしこれが単なる噂であるならば、海外ではどうなのかということです。幸い、今はネットを使えば英語でも中国語でも検索が出来ますし、できは悪いものの翻訳だってただでしてくれます。

ということで、まずは英語で検索。鼻血は“epistaxis”とか、“nasal bleeding”と言いますから、それと“peanut”、 “chocolate”などを複合して検索しましたが、どうもそれらを関連づけているサイトは見つけることが出来ませんでした。

それはいいとして、びっくりしたのが中国語での検索結果です。中国語では鼻血はそのまま「鼻血」ですので簡単。チョコレートは「巧克力」と言うそうな。それでこの二つを複合語検索。そしたらビックリ結構な数のサイトがヒットするではありませんか。たとえば「百度知道」というサイトのページ。教えてgoo!みたいなサイトですが、質問は「请问吃巧克力就流鼻血是怎么回事呢。。」訳すと「チョコレートを食べると鼻血が出るのですが。」ということのようで、答えとしてはおおよそまともなことが医学的にきちんと書いてあるのですが、西洋医学的解釈の他に「中医的にはチョコレートが原因のこともある」的なことが書いてあるのでした。

さらに驚いたのは、このページ。狂流鼻血:興奮して鼻血!? 美人コンパニオンを前にして鼻血を流す男性 -2009網博会(DigiChina)-
これは元々中国語のページを訳してあるもので、日本人が向こうの記事を発見しておもしろがってネタにしたものではなく、明らかに中国的にも性的興奮と鼻血を結びつけているような記事なのです。連続写真の説明を補足しますと、「コンパニオンに黒いデジカメを持ったお兄さんがニコニコしながら近づく。」「コンパニオンの一人がお兄さんの鼻血に気がついて、ティッシュを渡す。」「お兄さん、さらにニコニコしてティッシュを受け取り鼻血を拭く。」という展開のようです。

ちなみに、中国語で非常にセクシーなことを特大性感というらしいのですが、これと鼻血とで複合検索すると、「绝对会让你流鼻血的诱惑」(絶対にあなたに鼻血を出させことができる誘惑)なんていう、セクシーな写真集を紹介するようなサイトがヒットしたりします。

というと、中国では日本と同じくチョコレートを食べると鼻血がでる、あるいは性的興奮で鼻血が出ると信じられているということになってしまうのです。

日本発祥の都市伝説が海を越えて広まったのか、たまたま別個に自然発生した都市伝説なのか、謎はますます深まるばかりです。

鼻血にまつわる都市伝説、今回ではまとめきれなかったので、次回へ続きます。


=============================

ブログランキングに参加しています!
宜しければご協力を!
(アイコンをクリックするとランキングのページにジャンプします。
そしてなんと!耳鼻科医に10ポイントが入ります!!)
============================= 
by jibikai | 2010-04-19 19:05 | プロフィール・雑感 | Comments(3)
耳鼻科都市伝説
さて、診療報酬だのなんだのと堅い話を続けると、疲れますのでちょっと休憩。こんかいは和みのネタです。

「都市伝説」という言葉はご存じの方も多いのではないでしょうか。巷ではまことしやかに語られてはいるが、実はウソという噂話や言い伝えのことですが、健康とか医学に関係した都市伝説というのもいろいろあるようです。今回は、その中でも耳鼻科に関係した都市伝説をいくつか紹介したいと思います。

思いつくままに紹介してみます。

「性的に興奮すると鼻血が出る。」
「チョコレートを食べ過ぎると鼻血が出る。」
「ピーナッツを食べ過ぎると鼻血が出る。」
「鼻血は足の裏をトントンと叩くと止まる。」
「鼻血は首筋を叩くと止まる。」
「ピアスの孔から出てきた白い糸を引っ張ると失明する。」
「しょっぱさ、苦さ、甘さ、酸っぱさなどを感じる部分は、舌の上のそれぞれ別の位置にある。」
「咽に魚の骨を刺してしまったら、ご飯を丸呑みすると良い。」
「風邪は人にうつすと治る。」
「しゃっくりが100回続けて出ると死ぬ。」
「顔の中心に面疔(めんちょう)が出来ると死ぬ。」

いくつかは聞いたことがあるのではないでしょうか。もしかしたら、信じているものもあるのでは?今回は一つ一つ解説はしませんが、「えっ、それって本当のことじゃないの!」って、疑問に思われる項目がもしありましたら、コメント欄に「・・・の件解説希望。」と書いていただければ別個に取り上げたいと思います。

=============================

ブログランキングに参加しています!
宜しければご協力を!
(アイコンをクリックするとランキングのページにジャンプします。
そしてなんと!耳鼻科医に10ポイントが入ります!!)
============================= 
by jibikai | 2010-04-18 22:48 | 耳鼻科全般 | Comments(6)
初診料と再診料について 〜追加です〜
前回、書き忘れたことを追加します。前回は初診料と再診料、6歳未満と6歳以上の場合、時間内と時間外受診では診察料に差がつくこと、それぞれに自己負担も変わってくることなどをお話ししましたが、今回は2点ほど補足をしたいことがあります。それは「初診となるのはどのようなケースか」と、「何時からが時間外になるのか」ということです。

まず初診か再診かということですが、初めてその医療機関を受診する場合は当然初診となり、次回受診時からは再診となるのはわかると思います。ところが例え何度も受診したことがあっても、1ヶ月以上治療を中断して受診する場合はまた初診となります。ただし慢性疾患などで治療や経過観察も継続して行われていると考えられる場合には、1ヶ月以上空いても再診となるのです。要は治療が継続しているのかどうかということで区別されるわけですが、その解釈というのは結構アバウトなところがあって、時に医療機関側と患者さんの側とで行き違いが生じやすい部分だと思います。

次に時間外の問題ですが、これもどこからが時間外になるかというのが問題になることがあります。これは、「診療態勢を解いてから」受診したら時間外と決められているようです。ですから診療時間を過ぎてから受診しても、たまたま混んでいて、まだ患者さんが待っているような状況であれば、何時であっても時間内だし、すでに後片付けが済んでいればたった5分遅れただけでも時間外加算を算定されてしまうかも知れません。

初診料、再診料だけみても、どう算定されるかにはグレイゾーンというか、はっきりしないところがあります。なんだかせせこましい話題になってしまって、自分で書いていて夢のない記事だなとも思うのですが、明細書発行が義務づけられた以上、いろいろ誤解が生じそうなことについては、なぜそうなるのか明らかにしておきたいと思い、補足しました。

=============================

ブログランキングに参加しています!
宜しければご協力を!
(アイコンをクリックするとランキングのページにジャンプします。
そしてなんと!耳鼻科医に10ポイントが入ります!!)
============================= 
by jibikai | 2010-04-15 22:32 | Comments(0)
初診料と再診料
さて、この4月から一部の例外を除きほとんどの医療機関で、“詳細な”明細書の発行が義務づけられました。この制度、そもそも国が思いつきで始めたもので、何の議論もなくあまりにも唐突に導入されたものですから、医療機関側としては対応に苦慮しているのが実情です。とはいえ、一度決まってしまったものにつべこべ言っても始まらないので、何とか良い方向に生かしていくしかないとも思っております。良い方向というのは、医療の透明化ということでして、そのためには明細書をポンと渡して終わりでは片手落ちで、明細書に書かれている項目についての説明が必要だと考えています。

ということで特に当医院で発行する明細書に特に載りそうな項目については、当ブログとサイトで説明していきたいと思っています。
e0084756_21123895.gif

今回は、初診料と再診料について。診察を受けるとほとんどの場合かかるものです。表の点数に10をかけたのが医療費で、自己負担金はほとんどの方が3割負担なので窓口で支払う金額の目安となります。
例えば6歳以上ならば、初診料の自己負担分は810円、再診なら207円となるわけです。初診料が再診料よりも高いのは経過や既往歴などを把握して、診察も念入りにしなくてはいけませんし、カルテだって新しく作るわけですから、その分のコストとお考え下さい。また、6歳未満では初診料、再診料ともに割高になるわけですが、これはそれだけ手間がかかるからとご理解下さい。例えば耳鼻科の場合ですと、お子さんが診察の際に暴れますと大変に危険ですので、なだめたりすかしたりしなければなりませんし、それでも駄目なら押さえつけることも時には必要です。その分の人件費がどうしても大きくなってきます。
時間外加算というのは、診療時間以外に受診した場合に加算しますが、医療機関の側としましては、もう少し何とか上げてくれないと職員の時間外手当もまかなえないというのが本音なのですが、患者さんの側からすると支払いは少しでも少なくしたいところと思います。ということで、具合が悪ければぎりぎりまで我慢せずに、出来るだけ時間内に受診して下さいと、この機会にぜひお願いしたいところです。

それからわかりにくいのが、夜間早朝等加算という項目かと思います。これは2年前から登場したものでして、夜間と早朝、土曜の午後や日曜日に診療所を開けているところで、その時間に患者さんが受診した場合に算定するものです。もともと病院の救急外来に時間外の患者さんが殺到して困っているということで、それを緩和するために病院の一般外来が開いていない時間帯に受診しようとする患者さんを、何とか診療所に誘導出来ないかという対策のようです。

最後の外来管理加算ですが、これもなかなか理解しづらい項目かも知れません。これは、再診時、何も検査や処置がなかった場合に、加算されるものです。本来、再診料に組み込んでしまえばいいと私は思っているのですが、そうすると本来あまり処置のない、内科系などの診療科が不利になるため導入された項目だそうで、実はいろいろと矛盾を産む原因になっている項目です。

さて、今回は基本的な診察料である初診料、再診料についてお話ししてみましたが、それだけでもこれだけ複雑です。さらに検査、処置、手術料などが加算されて、診療報酬や患者さんの窓口での自己負担というのが決まっていきます。

医療費の話、ブログでやっていくにはなかなか大変だし、読まれる方も退屈になってくると思いますので、ここから先はサイトに随時アップしていきたいと思います。

=============================

ブログランキングに参加しています!
宜しければご協力を!
(アイコンをクリックするとランキングのページにジャンプします。
そしてなんと!耳鼻科医に10ポイントが入ります!!)
============================= 
by jibikai | 2010-04-14 21:13 | Comments(0)
健康保険の使えないケースとは?
健康保険って、まあ以前に比べればじわじわと自己負担が増えたりして、サービス後退といえるところも多いのですが、それにしても病気や怪我をしたときには有り難いと思う制度なのではないでしょうか。
ご存じの通り健康保険を使えば、かかった医療費の総額の内の一定の割合(多くの人は3割ですよね)を払えば、後は保険で賄われる仕組みになっています。日本は特に国民皆保険を原則にしていますから、医療費を全額自費で払うなんてまず想像もしたことがない方がほとんどだと思います。
例外的に一般の社保だの国保だのという健康保険が使えない例としては、労災や交通事故による怪我などがありますが、これらはそれぞれ労災保険、自動車保険で賄われるので自己負担の心配はありません。

では次のような場合はどうなるのでしょう。果たして健康保険が使えるのでしょうか?

1.夫婦げんかで夫が主婦である妻を殴り、怪我をさせた場合の治療費。
2.自殺しようとして有毒ガスを吸入したが、発見され命は取り留めた。その後の入院費用。
3.耳たぶにピアスの穴を開けたが、周りが化膿して腫れてしまった場合の治療費。

ちょっと考えてみて下さい。

さて、気になる答えは・・・
by jibikai | 2010-04-06 09:33 | Comments(4)