耳鼻科医の診療日記
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<   2011年 08月 ( 4 )   > この月の画像一覧
DVビデオデッキ
耳鼻科の診察や処置、手術では、内視鏡をよく使います。耳、鼻、咽の細かなところは肉眼よりも内視鏡を使ってモニターに大きく映しだして診た方がよく分かりますし、ビデオや写真を撮って後で見直すことも出来ますから、より確実に診断出来ます。

記録するデバイスですが、最初は普通のVHSのデッキをつないでいましたが、その後DVテープを併用、現在はiMacに直接取り込んでいます。記録形態を変更すると便利にはなるのですが、過去のメディアとの互換性が問題になります。例えば、テープは直接Macで見られませんから、古い機械も再生用として取っておくか、新しいメディアに変換するかしかありません。かつてはハードディスクの容量も限られていましたし、データ圧縮の技術も進んでいませんでしたからあまり現実的ではありませんでしたが、現在ではMacのハードディスクに静止画も動画も全て取り込んで一元管理するのが便利と思っています。
ということで、古いテープをMacに取り込もうとしたら、しばらく使っていなかったテープデッキはとうの昔に故障していたようで、電源が入りません。そこでamazonで検索してこんな機械を見つけ、さっそく買いました。
e0084756_10355276.jpg

左に置いてある液晶画面付のDVテープデッキ。数年前の発売にしては少々値が張りましたが、うかうかしているとDVテープ自体も絶滅しそうなので、慌てて買いました。そして、古い手術記録をこうやってMacに取り込んでいるわけです。診療の記録も含めるとテープはDVとVHS合わせて数十本にもなってしまうのですが、今の動画圧縮技術と大容量化したハードディスクをもってすれば、1台のハードディスクに余裕ではいるでしょう。取り込んだ後、どう整理するかが問題ですが、取りあえず取り込んでしまえと思っているところなのです。


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by jibikai | 2011-08-31 11:04 | 耳鼻科医のお道具箱 | Comments(2)
毎日暑い
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お盆も終わって涼しくなるかと少しは期待していたのですが、山形市も毎日猛暑が続いています。電力が綱渡りながらもなんとかダウンせずに供給されているのは救いです。こんな時に計画停電、あるいは不意の停電に見まわれでもしたら、仕事にならないのはもちらんのこと、生命に危険が及ぶ方も多くなることでしょう。

当院は13日から15日までお盆休みをいただき、昨日からは平常通り診療しております。この時期、耳鼻科領域の疾患は少なくなるのか、毎年真夏は仕事にゆとりがあります。開いた時間は、ブログに使うイラストを描いたり、読もうと思いつつも放置してあった学会誌などを読んだり、臨床データを集計したりしながら過ごしております。

経営的観点からみると、夏は決して歓迎できるシーズンではないのですが、ものは考えようで、充電期間とも言えるのです。


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by jibikai | 2011-08-17 15:07 | Comments(2)
三半規管は加速度センサー
さて、引き続き 内耳、特に三半規管についての話です。
e0084756_0395342.png

内耳というのは聴こえを担当する蝸牛と、平衡感覚を担当する三半規管や耳石器からなります。(詳しくは前回の記事をご参照ください。)
いずれも骨迷路と膜迷路の二重構造になっていて、それぞれリンパ液で満たされています。
半規管の中には膨大部稜という感覚細胞が集まっている部分がありまして、リンパ液の流れがあると神経が興奮するようにできています。頭が回転するときにリンパ液はそのまま同じ場所に留まろうとしますが、膨大部稜は回転する方向に動きます。その時に感覚細胞に電位が起こり、神経が興奮するという仕組みになっています。
半規管が3つあるのにも訳があって、全方向、どんな向きの回転に対して反応できるようにということなのです。

ちょっと短いですけど、今日はここまで。
今回は半規管の内部構造について、イラストを書いてお話してみました。次回は、三半規管の働きについてもう少し解説したいと思います。
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by jibikai | 2011-08-14 01:13 | 耳のはなし | Comments(0)
内耳の構造〜骨迷路と膜迷路〜
めまいの原因として一番多いのが良性発作性頭位めまい症という病気でして、
原因は半規管、特に後半規管へ耳石が入り込んでしまう病態が考えられています。

と、言葉で説明しても何のことだかさっぱり分からない、ややこしくて
かえってめまいがしそうという方がほとんどだと思います。

せめて、分かり易い図がないものかと探してみたのですが、それもなかなかなくて、
それならばと、イラストを描いてみることにします。
e0084756_16293276.gif

まず、これは骨迷路。(元の画はhttp://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:Gray921_ja.png)
右耳を外側から見ています。

e0084756_16293767.gif

そして、これが膜迷路を加えたイメージです。立体的な構造がわかるといいのですが。

さらに、三半規管の仕組みと働き、良性発作性頭位めまい症のおこる仕組み、Epley法で
耳石がどのようにいどうするのかなどなど、これから、徐々に説明していきたいと思っています。

しかし、何しろ一つのイラストを描くのにも時間がかかりますから、続編についてはしばらく
お待ち下さいませ。

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by jibikai | 2011-08-04 17:08 | 耳のはなし | Comments(0)