耳鼻科医の診療日記
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あさひ町
榊原耳鼻咽喉科医院
〒990-0024
山形市あさひ町7−25
院長  榊 原  昭


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<   2013年 07月 ( 4 )   > この月の画像一覧
山形市の風疹の抗体検査、予防接種助成について
山形市では、先天性風疹症候群予防のため、風疹の抗体検査と予防接種費用を全額助成することとなりました。

対象は山形市に住民票がある方のうち、
①妊娠を予定もしくは希望する18歳~50歳(昭和38年4月2日~平成8年4月1日生まれ)の女性
②風しんの抗体価が不十分な妊婦の夫(婚姻関係の有無は問わない。)及び同居家族
です。

助成期間は3月31日までです。
受けられるところは、山形市指定医療機関124か所です。

あさひ町耳鼻医咽喉科医院も指定医療機関となっておりますので、ご希望の方はお問い合わせください。

受け方ですが、先ずは抗体検査を受けていただきます。抗体が不十分な場合は、予防接種を受けていただきます。
※現在のところ、全国的にワクチンが不足しており、検査から予防接種までお待ちいただくことになります。

必要なものは、健康保険証か運転免許証など住所、生年月日を証明するものです。
抗体が不十分な妊婦の夫、および同居の家族の方は、さらに妊婦さんの母子健康手帳が必要です。

詳しくは、山形市のホームページをご覧ください。


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by jibikai | 2013-07-31 14:56 | お知らせ | Comments(0)
耳に何か入ってしまいました!
「子どもが耳に何か入れてしまった!」「耳に虫が入ってしまった!」など、耳の中に何か入ってしまった状態を外耳道異物といいます。
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外耳道とは、外耳孔すなわち耳の穴から鼓膜に至るまでのトンネル状の構造で、緩いS字状のカーブを描きます。外耳道は鼓膜で行き止まりになっていますので、何かしらの異物が入ったとしてもそれ以上奥へは行かず、幸い重い合併症を引き起こすことはないのですが、耳の閉塞感や異物感、痛みなど様々な症状を起こします。

当院(あさひ町榊原耳鼻咽喉科医院)は山形県山形市の耳鼻科診療所です。開業して15年が経過して、受診された患者さんの数は約20,000名。平均的な耳鼻咽喉科クリニックといえるかと思います。その間、外耳道異物で初診された患者さんは、データベースで検索したところ、ちょうど100例あり、全患者数の約0.5%という割合です。今回は外耳道異物の傾向を探るため、100例の患者さんの性別、年齢別分布について、カルテが残っていた51例の患者さんについては異物の種類、症状についても検討してみました。
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男女比ですが、男性69%、女性31%と、男性に多い傾向にありました。
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性別年齢別分布を見ますと、小児と高齢者では性差があまり大きくなく、10代から50代で特に男性に多いことが分かります。
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症状ですが、異物が入ったという自覚があった方の割合は25%強と意外と低く、最も多いのが耳閉感や異物感といった耳の中の感覚の異常でした。その他には耳内の音、耳痛、難聴などがありました。耳閉感というのは「耳がつまった感じ」なのですが、同様の感覚を「耳に水が入った感じ」、「トンネルに入った様な感じ」、「高い山から降りてきた様な感じ」、「耳が圧迫された様な感じ」という方もあります。また耳閉感は滲出性中耳炎や耳管開放症急性低音障害型感音難聴などでも高頻度に見られる症状ですので、どの原因による耳閉感なのか鑑別することが重要となります。
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入っていた異物を分類しますと、毛髪が31%、次いで水滴が20%ですから、これらが半数以上を占めます。以下、昆虫、消しゴム、ビーズ、砂、綿(これは綿球や綿棒の先端などです)が、ほぼ同数見られました。その他には植物の種子、米粒やベビースターラーメンなどの食品も少数ありました。グラフには示しませんでしたが、年齢層によって入っている異物には傾向がありまして、小児では消しゴムやビーズなど、成人では毛髪と水滴や砂などが多く見られました。
また毛髪と砂や種子などは、いずれも男性に多く、そのため外耳道異物が男性に多く見られる原因となっていると思われました。毛髪が男性の外耳道異物の原因となり易いは、おそらく女性よりも短く切っている人が多いためと考えられます。砂や種子が多い理由としては、ライフスタイルとして、アウトドアで活動する機会が女性よりも多いためではないかと思われます。

最後に異物をいかに摘出するかについて、模型を使って説明したいと思います。
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通常、鉗子でつまんで引っ張り出すことを先ずは考えますが、このように球状の異物の場合には上手くつまめないことが多く、下手をするとさらに奥に押し込むことになります。
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その場合は、耳用小鉤という道具を使います。文字通り先端が鉤状になっているもので、これを異物と外耳道の隙間を通して異物の向こう側に引っかける様にして引きずり出します。耳様小鉤を差し込むスペースもない場合は、綿棒の柄の部分にアロンアルファゼリーを付けて異物に接着して引っ張り出すという、裏技もあります。

これからの時期、運悪く昆虫が耳に飛び込んでくることがあります。気をつけていただきたいのは、昆虫が耳に入った場合の対処です。それは暴れて外耳道や鼓膜を傷つける可能性があるためなのですが、俗に言われている懐中電灯などで照らすと光に誘われて出てくるというのは、真っ赤な嘘ですのでご注意を。昆虫が生きていて耳の中で暴れている場合にまず行うべきことは、サラダ油やオリーブオイルなどの食用油を耳に注ぐことです。これにより昆虫は窒息死します。先日女性の方がこの処置をしてから受診しましたが、見事に虫は死んでおり、外耳炎も起こすことなく事なきを得ました。冷静な対処だったと感心いたしました。

今回は外耳道異物について、当院のデータをご紹介するとともに、イメージをつかんでいただきたく、模型を使って説明してみました。何かしらのご参考になれば嬉しく思います。

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by jibikai | 2013-07-29 20:29 | 耳のはなし | Comments(2)
外傷性鼓膜穿孔〜当院のデータより〜
鼓膜は外耳道の突き当たりにあって、音のエネルギーを受け止めて耳小骨へ伝達したり、外耳と中耳を遮断することによって、中耳や内耳を保護する役割を担っています。
その大きさは平均で7.5 mm × 8.07 mmで、厚さはわずか0.06 mmです。

鼓膜は色々な原因で破れることがありますが、そのうちでも外力が働いて破れる、あるいは孔があいてしまった状態を外傷性鼓膜穿孔(がいしょうせいこまくせんこう)と言います。

外傷性鼓膜穿孔で、あさひ町榊原耳鼻咽喉科医院を初診された患者さん30例についてみてみますと、性別では男性20例に対して、女性10例で男性に多い傾向がありました。
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年齢別では10代から20代にかけて、多くなっています。この年代では特にスポーツ中の事故によるものが多く、それが頻度を高くしている要因と思われます。
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カルテが残っていて原因が確認できたのは、30例中14例です。内訳は、耳搔きが最も多くて5例、スポーツ中の他人や壁との接触が3例、平手打ちが2例、耳に指を突っ込んで抜いたところ圧がかかったのが2例、藪で木の枝が耳に入った例が1例、溶接で火花が飛んで耳に入ったのが1例でした。
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予後ですけれども、詳細が確認できたのが7例あり、自然治癒が5例、手術目的に大学病院紹介となった例が1例、当院にて鼓膜穿孔閉鎖術を行った例が1例ありました。

外傷性鼓膜穿孔は自然治癒が多いのですが、中には耳小骨離断や外リンパ漏を合併する例もあり、特に耳搔き外傷の場合は要注意です。

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by jibikai | 2013-07-20 17:04 | 耳のはなし | Comments(0)
近況報告
スギに引き続いてのカモガヤ花粉症の時期も終わって、医院としては
患者さんの数も少なくなり、比較的落ち着いた時期を迎えました。

というわけで、診療も途切れなく続くわけではなく、ポツポツと空き時間が
出来てきます。経営的にはもちろんよろしくないのですが、夏はもともと
耳鼻科の患者さんは少ないので、焦っても仕方ないと割り切り、いつもは
出来ないよう様な仕事をしておこうと思います。

例えば、ちょっとした研究や、ホームページのリニューアルなど。
今週の火曜日には、山形市内の開業医と病院の医師をメンバーとした耳鼻科
勉強会がありましたので、口腔内や咽の写真の撮り方についてと、
良性発作性頭位めまい症の眼振所見についてお話ししてきました。

今後は、さらに耳管開放症についてまとめる予定。
何かしら結果が出ましたらここでも話題にしたいと思います。
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医院近くの公園ではアジサイが見頃でした。
昨日の昼休み散歩がてらに撮ってきました。

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by jibikai | 2013-07-12 09:56 | プロフィール・雑感 | Comments(2)