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山形市のスギ花粉は今がピーク
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最近1週間の花粉飛散数(山形市衛生研究所)境環省花粉観測システム「はなこさん」より。

山形市では、今週は日中を中心に毎日多くの花粉が飛んでいることが分かります。
3月31日のみ飛散が少なかったのですが、この日は雪が降りましたから、そのためだと思われます。

今年は昨年の夏が暑かったこと、昨シーズンのスギ花粉飛散数が少なかったことより、平年よりも多くの花粉が飛散することが予測されていましたが、ほぼ予測通りの飛散となっています。

花粉の飛散が多くなりますと少ない年には治療の必要もないほど軽い人も症状が重くなったり、新たに発症する方も増えてきます。

山形市の花粉の飛散は、恐らく今週から来週あたりがピークと思われます。大量の花粉を吸入して重症化しますと日常生活にも支障を来しますから、出来るだけ早めの受診をお勧めしたいと思います。

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by jibikai | 2013-04-06 08:44 | 花粉症・アレルギー | Comments(0)
花粉はいつ飛ぶのか?
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環境省花粉観測システム「はなこさん」より。
画像は昨日の16:00現在の花粉飛散状況です。昨日は新潟、山形、秋田など日本海側でだいぶ花粉が飛散したことが分かります。
昨日は久しぶりに暖かくなりましたので、おそらくそのためなのでしょう。
花粉の飛散はその日の気温や降雪、降雨、湿度、風などによって変動します。

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グラフは最近1週間の山形市の花粉飛散数です。この期間のうちでは16日(土)、18日(月)、20日(水)、22日(金)と一日おきに花粉の多い日がありました。日内変動では午後から多くなるパターンが多いようですが、これもおそらく気温の上昇に関係しているのでしょう。
20日水曜日は夜になって急激に花粉飛散が増えていますが、この日の夜に急に風が強まりましたのでそのためかと思います。スギの木から花粉が放たれるのは日中なのですが、風の強い日にはアスファルトなどに落ちた花粉が再び舞い上がるといわれていますので、風の強い日は夜の外出でも花粉症の方は注意が必要ということになります。1日のうちで花粉が最も少ないのは朝方から午前中(時に例外もありますが)ですので、スギ花粉症の方は出来るだけ午前中に用事を済ませることをお勧めしたい思います。


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by jibikai | 2013-03-23 08:47 | 花粉症・アレルギー | Comments(0)
東北でも花粉が飛び始めました。
スギ花粉の飛散開始の時期は西日本や関東南部は早くて、そこから徐々に北上、東北で飛散が始まるまでには1ヶ月程度かかります。
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環境省花粉観測システム「はなこさん」より。
画像は今日の16:00現在の花粉飛散状況です。新潟や仙台では、かなり多くの花粉が飛んでいることが分かります。私の診療所のある山形市でも今日は大分飛んでいるようです。

花粉症の方は特に、花粉の多い日には、
外出を控える。
洗濯物と布団は外に干さない。
マスクやめがねなどを着ける。
窓は全開にしない。
掃除機をマメにかける。
外出から帰ったら、衣類や髪の毛を払ってから家に入る。
毛やフリースなど毛羽だった衣類は避ける。

などで、しっかり防御してください。

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by jibikai | 2013-03-15 17:36 | 花粉症・アレルギー | Comments(0)
第2世代抗ヒスタミン薬の比較
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ここでは成人向けの抗ヒスタミン剤の話をします。
小児向けの抗ヒスタミン剤については、こちらをご覧下さい。
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さて、スギ花粉症をはじめとしたアレルギー性鼻炎で最も多く使われる薬は、抗ヒスタミン薬。その中でも特に第2世代後期の抗ヒスタミン薬が、副作用が少なく、アレルギー全般の改善に優れていることは前回お話ししたとおりです。
第2世代後期の抗ヒスタミン薬ならどれも同じかというとそうでもなくて、それぞれ特徴がありますので、今回は代表的な薬剤について比較をしたいと思います。
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投与回数はアレジオン、エバステル、ジルテック、ザイザル、クラリチンが1回で、タリオン、アレグラ、アレロックは2回です。薬の作用の持続が長いものは1日1回ですし、比較的短いものは1日2回の内服が必要です。多くの患者さんは1日1回の薬を希望されますが、中には2回の方がいいという方もあります。また、ジルテックとザイザルは通常1日1回1錠ですが、症状が強い場合には2錠まで増量可能です。この場合眠気の出る頻度が増す可能性はあるものの、2剤とも効果は用量依存性ですので、それだけ強力になるものと思われます。

1日薬価の比較では最も安いのがクラリチンです。因みにクラリチンにはレディタブ錠といって水なしでも飲めるタイプの製剤があって、忙しい方には便利です。(その他、エバステルとアレロックにも水なしで飲めるものがあります。)
最も高いのがアレグラです。アレグラは眠気が少ないので、非常に人気があるのですが、欠点があるとすれば薬価と錠剤の大きさです。アレグラは最近テレビのCMでもやっているとおり、処方箋なしで薬局での購入が可能になりました。しかし、実は保険証を使って受診して処方してもらった方が割安ですし、やはり医療機関を受診する方がいいと私は思います。

効果の比較というのは実は難しいです。特にアレルギー性鼻炎では例えば血圧のようにいくら下がったとか、なかなか数値化できない症状が多いのです。それでも最近は症状を4段階ぐらいに分けて、薬剤の使用前使用後で比較するようなこともしていますが、なかなか一般の診療の場面には浸透していません。ということで、抗アレルギー剤の効果については印象で語られることの方が多いのです。表の+が多いほど強力ということで記載しましたが、これも患者さんに飲んで頂いた際の症状や鼻の中の所見の改善度などからの印象です。ザイザル、ジルテックはやや強め、この中ではアレロックが最も強力、他はまあまあという感じです。ただし患者さんによって効き目にも個人差もありまして、同じ患者さんに色々試して、必ずしもこの順序にならないこともあります。

眠気の頻度は添付文書からの抜粋です。アレロック、ジルテック、タリオン、ザイザルの順に高く、アレグラが最も少ないです。実際眠くなる人の割合もこの順序の通りかなと思います。よく眠くなる薬ほど効くといもいうのですが、ある程度は真実かなという印象は持っています。

授乳については、アレロックは「中止させる」、他は「避けさせる」と添付文書にはあります。ただし、実際にはほとんど問題にならないことの方が多いのですが、この辺については次回の記事で詳しく書きたいと思います。

その他、副作用の比較とか併用禁忌などいろいろ比較する項目はあるのですが、最後にアルコールとの併用についてだけ書きます。添付文書でアルコールとの併用注意と書いてあるのはジルテックとザイザルの2剤です。これは中枢神経の抑制を助長するというのが理由です。なお、鼻アレルギー診療ガイドラインではすべての第2世代抗ヒスタミン薬について、アルコールとの併用注意といっています。

今回、主な第2世代抗ヒスタミン薬について、薬価、効き目、眠気などについて比較してみました。誰にでも効いて副作用もなく、安価な薬があれば理想的ですが、なかなかそうは行かないのが実情です。しかし、ここ15年位の間で大分薬剤の選択の幅が増えました。その分だけ患者さんの症状やニーズにある程度沿った薬を選べるようになったということは、やはりアレルギー診療の進歩だと思うのです。

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by jibikai | 2013-03-04 16:14 | 花粉症・アレルギー | Comments(2)
抗ヒスタミン薬の変遷
スギ花粉症をはじめとしたアレルギー性鼻炎で最も多く使われる薬が、抗ヒスタミン薬と言われるものです。ヒスタミンというのは抗原抗体反応の結果、主に肥満細胞から放出される化学伝達物質であり、鼻炎の場合は三叉神経末端や、一部鼻腺に直接作用してくしゃみや鼻水、鼻づまりを起こします。
この作用を和らげることにより鼻炎の症状を抑えるのが抗ヒスタミン薬というわけです。
ところがこのヒスタミンという物質は脳内では情報を伝達する物質として使われていますので、これを全般的に抑えてしまうと脳の活動性が低下して、具体的には眠くなったり集中力がなくなったりします。
抗ヒスタミン薬は風邪薬などにも入っているのですが、風邪薬で眠気がでるのも実は抗ヒスタミン薬の副作用であることが多いのです。

そこで20数年前より脳には移行しにくい、つまりは眠くなりにくい抗ヒスタミン薬が開発され始めました。これを第2世代抗ヒスタミン薬といいます。第2世代初期の抗ヒスタミン薬としてはザジテン、アゼプチン、セルテクトの3つが非常に有名で、なおかつたくさん使われました。ところが眠気は第1世代の抗ヒスタミン薬に比べれば大分少なくなったとは言え、それでも実際には結構な頻度でありました。(添付文書には再審査終了時のデータが示してあっていずれも眠気の頻度5%以下なのですが、実際に患者さんに処方してみた感じではもっと多かった。)

そこで眠気のない抗ヒスタミン薬として開発されたのがトリルダンというお薬。効き目も良くて一時期結構使われたのですが、不運なことに、ある薬との飲み合わせが悪く心臓への副作用が出ることがありました。その結果、しばらく続くかと思われたトリルダンの天下もあっさりと終息し、再びザジテン、アゼプチン、セルテクトに戻らざるを得なかったのです。

心臓への副作用の心配もなく、眠気も少ない抗ヒスタミン薬が色々と発売されるようになったのは1990年代後半のこと。アゼプチン(1994年発売)、エバステル(1996年発売)、ジルテック(1998年発売)、アレグラ(2000年発売)、タリオン(2000年発売)、アレロック(2001年発売)、クラリチン(2002年発売)、ザイザル(2010年発売)などで、第2世代後半の抗ヒスタミン薬といわれます。

鼻アレルギー診療ガイドライン2013によれば、第2世代抗ヒスタミン薬の特徴(第1世代と比較して)として、

1:中枢抑制、抗コリン作用などの副作用が少ない。
2:全般改善度はよい。
3:鼻閉に対する効果がややよい。
4:効果の発現がやや遅いが、持続が長い。
5:連用により改善率が上昇する。

と総括しております。

さらには、
「第2世代の抗ヒスタミン薬のうち、後期に開発されたものにおいては眠気などの中枢抑制作用は著明に改善されている。」と記載されています。

新しいものがすべて良いわけではないのですが、スギ花粉症をはじめとしたアレルギー性鼻炎では第2世代後期の抗ヒスタミン薬がファーストチョイスといって、まず間違いはないと思います。唯一第1世代のものや第2世代初期のものに劣るとすれば薬価なのですが、今回長くなりましたので、その辺の話はまた改めてしたいと思います。

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by jibikai | 2013-02-23 17:33 | 花粉症・アレルギー | Comments(0)
妊娠している方に使える抗アレルギー剤は?
鼻アレルギー診療ガイドラインが約4年ぶりに改訂されました。特に目新しい変更はないのですが、妊娠している方への対応がよくまとめてありましたので紹介したいと思います。

原則的に2~4ヶ月は内服も点鼻も使えませんので、それ以降、つまり妊娠5ヶ月以降に使うとしたら、こんな薬が良いですよという候補が表1に挙げてあります。実は日本独自の基準というのはなくて、オーストラリア基準(表2)と米国のFDA基準(表3)というのを参考にしています。いずれも、A,Bは比較的安全性が高いと考えられます。表1の中ではオーストラリア基準A、FDA基準Bが最も安全ということになります。ポララミン、アレルギン、レスタミン、ベガ、ペリアクチン、タベジールあたりが、それに当てはまりますが、これらはいずれも第Ⅰ世代の抗ヒスタミン薬であり、眠気、だるさ、口の渇きなどなど副作用も多いという欠点があります。出来ればより副作用の少ない第2世代から選びたいところであり、となるとクラリチン、ジルテックが候補となるでしょう。この2剤の比較では、抗ヒスタミン作用の強いのはジルテック、眠気の少ないのがクラリチンです。また、ジルテックからより眠気の副作用を取り除いといわれるザイザルもFDA基準ではBの評価であり、使って良いものと思います。

また薬の投与方法としては内服よりも点鼻の方が血中濃度が上がらず、よりお腹の赤ちゃんには安全といわれています。そのためオーストラリア基準でB3、FDA基準でCでありながらも、アルデシンAQネーザル、フルナーゼ、ナゾネックス、アラミストなどのステロイド点鼻も使って良いものと思われます。

表1 妊婦へのアレルギー性鼻炎用薬剤投与のリスク(鼻アレルギー診療ガイドライン2013年版)
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表2 オーストラリア基準
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表3 米国FDA基準
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表が見づらい時はクリックすると拡大します。

今回は妊娠している方に抗アレルギー薬を使うとしたら、どの薬をチョイスするかという話をしてみました。もちろん薬を使わないのが一番リスクが少ないわけで、薬を使う治療はある程度症状の重い方が対象となりますが、実際耳鼻科を受診する方は中等症以上なのです。その際にはガイドラインに従って、ステロイド点鼻、内服ならクラリチン、ジルテックをまず考えましょうというのが当院のスタンスです。
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by jibikai | 2013-02-15 00:34 | 花粉症・アレルギー | Comments(8)
今年のスギ花粉の傾向と対策
山形の厳しい冬もそろそろ峠を越えたかと思われ、春の兆しさえも感じられる頃になりました。身も心もうきうきしてくる時期だと思うのですが、一つ心配なことは、今や国民病ともいうべきスギ花粉症の原因であるスギの花粉が、いつ頃から、どれだけ飛ぶのかということです。
山形市を例に取れば、大方の予想ではスギ花粉飛散開始は3月1日頃、総飛散数は1平方センチメートルあたり(これは予測する機関によって若干異なるのですが)3,000~4,800個といわれています。

山形県衛生研究所のデータによりますと、山形市の昨シーズンの総飛散数は1,879個、過去10年間の平均値は3949個ですから昨年の2倍程度、平年並みか若干多めの飛散となる見込みです。

飛散開始は症状発現の時期に影響しますが、それには個人差もあります。山形市の場合、3月1日頃と予測されていますが、多くの方はそれより少し後、花粉が少し多くなる3月中旬頃より症状が出始めて、春分の日の前後に悪くなる方が多いように思うのですが、中には1月末から2月上旬には症状が始まる方もいらっしゃいます。これは花粉が粒子として観測されるるよりも大分早い時期から、スギ花粉の殻を破って出てきたアレルゲンそのものが、微量ながらも空気中を漂い出すためといわれます。
この漂いだしたアレルゲンに反応する方というのは、スギ花粉に対する敏感さの加減が非常に高いということができます。この敏感さの程度というのは個人個人で異なりますから、自分がいつから症状が出てくるのか、その傾向を憶えておくことは非常に大切です。

スギ花粉症に対する治療法で勧められているのが、初期療法というものです。これは症状がひどくなってから薬を飲み始めるのではなく、症状が出始める1週間前あるいは症状がわずかに出始めたら直ぐに抗アレルギー薬を飲み始めるものです。これにより重症化が防げるといわれています。
初期治療をうまく開始するには、自分が例年いつ頃から症状が出るのか把握しておき、それより前に耳鼻科を受診して、薬を予め処方してもらって、いつから内服を開始すれば良いのかアドバイスをうけることをお勧めしたいと思います。

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by jibikai | 2013-02-07 01:04 | 花粉症・アレルギー | Comments(0)
スギ花粉はそろそろ終息
山形市のスギ花粉の飛散状況ですが、5月に入ってからは減少傾向にあり
そろそろ重症の方以外は症状のあまり出ないレベルになりました。

替わってイネ科雑草は開花が始まってきました。今後はイネ科雑草花粉症の方が
要注意の時期となります。
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イネ科雑草は何種類もあり、開花時期は5月から7月頃がピークです。
スギ花粉症と重複している方も多く、花粉症の方は自分の症状の出る時期を
良く把握しておき、症状の出る時期は薬などで治療することと、
花粉を極力吸わないように気をつけることが大切です。


↓今回の記事が参考になれば、ぽちっと押してください。1日1回ご協力よろしく。
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by jibikai | 2012-05-08 00:10 | 花粉症・アレルギー | Comments(0)
スギ花粉は今週がピークか。
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昨日は外来が混雑しまして、待ち時間も長くなりました。
受診された方にはご迷惑をおかけしました。
いつもより混雑した理由はといいますと、何といってもスギ花粉の飛散です。

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グラフは山形県衛生研究所(山形市)でカウントしている花粉のデータです。
9日を境に急に花粉が多くなっていることが、分かります。
それに伴い、スギ花粉症を発症する方、重症化する方が多くなったようです。

さて、これがいつまで続くかということになりますが、それは木に
どれだけ花粉が残っているか、今後の天気がどうかなどで左右されます。
今シーズンは木に準備されていた花粉の量は例年よりも少なめでしたが
これまでほとんど飛んでいませんから、もう数日は花粉を飛ばす余力が
あるとは思います。今週がピークで、あとは徐々に減って、例年どおり
ゴールデンウイーク頃には終息するのではないでしょうか。

花粉症の方は帽子やマスク、うがいなどの自衛を忘れずに。
そして、我慢せずに早めに耳鼻科を受診しましょう。

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by jibikai | 2012-04-13 08:36 | 花粉症・アレルギー | Comments(0)
スギ花粉症の方へ。
スギ花粉症とは?
空気中の抗原を繰り返し吸入することによって、本来は無害なものにアレルギー反応を示すようになるのがアレルギー性鼻炎で、くしゃみ、鼻水、鼻づまりが主な症状です。アレルギーの原因がスギ花粉が原因の場合はスギ花粉症といわれます。

発症のメカニズム
スギ花粉を繰り返し吸入することによって、血液中にIgE抗体が増えていきます。IgE抗体がある一定量を超えるまでは無症状ですが、一定量を超えた状態で再びスギ花粉を吸入すると、鼻の粘膜でアレルギー反応が起こるようになります。鼻の粘膜の下には肥満細胞という免疫細胞があって、これからヒスタミンやロイコトリエンといった化学伝達物質が分泌されます。ヒスタミンはくしゃみや鼻水、鼻づまりを誘発し、ロイコトリエンは特に鼻づまりを起こします。

スギ花粉症の有病率

最近の報告によると、アレルギー性鼻炎は39.4%、スギ花粉症だけでも26.5%の有病率で、近年増加傾向にあるとのことです。国民の4人に一人はスギ花粉症ということになります。

治療法

☆お薬による治療
抗ヒスタミン薬:主にくしゃみ鼻づまりを押さえます。
抗ロイコトリエン薬、トロンボキサンA2受容体拮抗剤:主として鼻づまりを改善します。
ステロイドホルモン:アレルギー全般を抑え、炎症を制御します。点鼻と内服があります。

☆下鼻甲介焼灼術(かびこうかいしょうしゃく術)
鼻炎の鼻づまりの原因は鼻甲介の腫れです。そのうちでも、特に腫れやすい下鼻甲介を、高周波で焼いてボリュームを減らすことによって、鼻の通りをよくすると同時に、くしゃみ鼻づまりも抑えます。

☆脱感作療法(だつかんさりょうほう)
・スギ花粉の治療用エキスを皮下注射することによって、IgE抗体とは逆にアレルギー反応を抑える別の種類の抗体を作っていきます。免疫療法、減感作療法といわれることもあります。
・注射するエキスは最初は低濃度のものを使いますが、半年間ほどかけて、徐々に高濃度にしていきます。
・最初の半年間は週1回、次の半年間は2週に1回、1年を過ぎたら一月に1回の頻度で治療します。最低でも2~3年の治療期間が必要です。
・アレルギーを根本から治していく唯一の治療法であり、薬の治療が不要になる、あるいは減量することが出来るようになります。
・副作用としては、ごくまれにアナフィラキシーショックという強いアレルギー反応が現れて血圧が下がったり、呼吸困難になったりすることがあります。この反応は注射後30分以内に起こることが多いので、注射後30分間は帰宅せずに、院内にて安静にしていただく必要があります。
・テレビなどで舌下減感作療法が紹介されることがあります。これは注射に替わる画期的な方法なのですが、まだ研究中の段階で保険外診療となり、当院では行っておりません。

日常注意することは?
アレルギー性鼻炎の症状を軽減するためには、
・バランスの良い食事を心がけること。
・タバコ、アルコールは控えること。
・適度に運動すること。
・ストレスは上手に解消すること。
・規則正しい生活を心がけ、睡眠を充分に取ること。
などが有効と言われています。不摂生やストレスは鼻粘膜を軟弱化して、アレルゲン(抗原)も受け付けやすくしてしまいます。アレルゲンを受け付ける機会が増えれば発症もしやすいし、既に発症している人は重症化しやすくなります。暴飲暴食やタバコ、夜遊びなどでストレスを解消している人はどうしたら良いか?あまりにストイックな生活はそれ自体がストレスになるとすれば、それはなかなか難しいのですが、少しずつ生活習慣を変えていくしかないでしょう。

また花粉症では特に、
・花粉情報に注意する。
・マスク、めがねを着用する。
・帰宅後、服を払い、うがい、洗顔。
・風の強い日は窓を開けない。
・洗濯物は室内に干す。
・外出時の上着は、毛やフリースなどの起毛してあるものを避ける。
などを心がけて、極力花粉を吸ったり浴びたりしないようにすることが重要です。

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by jibikai | 2012-03-05 00:36 | 花粉症・アレルギー | Comments(0)