耳鼻科医の診療日記
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タグ:スギ花粉症 ( 71 ) タグの人気記事
コンタクトレンズと花粉症
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スギ花粉症では、目の痒み、涙目、充血といったアレルギー性結膜炎もかなりの頻度で起こります。しかも、鼻の症状に先行して起こることも多いようです。
治療はとしては、点眼薬が有効です。そこで、問題となるのが、ソフトコンタクトレンズとの併用です。ほとんどの点眼薬にはベンザルコニウム塩化物という防腐剤が含まれていますので、基本的にはソフトレンズをしつつ点眼するのは不可ですが、いくつか使用可のものもあります。一つには、アレギサール、もう一つはインタール点眼液UD2%というもの。当院では、インタール点眼液UD2%の方を処方することが多いです。1回分ずつ小分けににすることで、防腐剤が不要となっているのです。やや不経済という気がしないではありませんが、汚染の可能性もなく安全です。

by jibikai | 2017-03-20 13:46 | 花粉症・アレルギー | Comments(0)
花粉飛散開始です
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現在のスギ花粉飛散数です。雪国にも春が訪れたようです。花粉症の方にとっては、辛い季節です。


by jibikai | 2017-03-13 10:51 | 花粉症・アレルギー | Comments(0)
スギ花粉症 最近の治療について
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さて、こちら東北でも、スギ花粉の飛散開始の時期となりました。
東北地方の花粉飛散数の予測は、平年並みかやや少なめとのこと。それでも中等症以上の方は、注意が必要です。

昨年は、新しい抗アレルギー剤が、処方薬としては2剤発売されて、スギ花粉症治療薬として使われるのは今シーズンが初めてとなります。2剤とは、ビラノアとデザレックスですが、どちらも抗ヒスタミン薬でありながら、眠気が少ないというのが一番の特徴となっているようです。しかも、1日1回の内服で、効き目もまずまずとか。。 ”とか”というのは、「メーカー発表のデータによると」ということで、まだ新薬ですから、真価はこれから評価されることでしょう。薬価はいずれも、一昔前の抗ヒスタミン薬の初値の3分の1程度と、低く抑えられているのは良いですね。ただし、発売されてからまだ1年経っていませんので、長期処方が出来ず、2週間までとなっています。

もう一つのスギ花粉症治療の新しい流れとしては、何といっても免疫療法、特に舌下免疫療法ということになるでしょう。保険診療として認められて3年目となる治療法で、スギ花粉のエキスを毎日、口に垂らすことにより有害なアレルギー反応を抑えていくというものです。抗アレルギー薬があくまでも対症療法であるのに対して、アレルギーを根本から抑えていくという大きな違いがあります.3年、4年と続ければ、症状が軽減されていきます。欠点は1年中続けなければいけないことと、極々稀に起こるといわれているアナフィラキシーショックです。また、新たに始めたいと思ってもシーズン中からは出来ません。今シーズンは普通の抗アレルギー薬で治療して、6月から治療開始して来シーズン以降に備えるということになります。



by jibikai | 2017-02-25 08:36 | 花粉症・アレルギー | Comments(2)
山形の花粉、今がピーク
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今年の山形のスギ花粉飛散数は,飛散開始前の予測では平年並みか,少し多いぐらいかと
思われていましたが、実際飛散が始まってみると、結構多くて,もう既に、4,400個/m2を上回っているようです。この調子だと、大量飛散になるのでしょうか?
おそらく、樹に付いていた花粉の量は平年並みだったにもかかわらず、湿度が例年より低く,風も強いので,一度地面に落ちた花粉が,再び舞うことによって、飛散数が多くなっているのではないでしょうか。

もうしばらくは用心が必要です。
by jibikai | 2016-03-29 18:51 | 花粉症・アレルギー | Comments(0)
スギ花粉、本格飛散開始!
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山形市の花粉は今日から数日間、特に要注意です。
by jibikai | 2016-03-17 08:52 | 花粉症・アレルギー | Comments(0)
花粉飛散開始
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グラフは山形市にあります,県衛生研究所で測定された花粉飛散量です。
2月29日に大量飛散がありました。その後は,雪が積もったこともあり、
現在は落ち着いていますが、今日あたりから気温も上がるし、晴れの日が続くよう
ですので、特に要注意です。

花粉症で外来を訪れる患者さんも,昨日あたりから増えています。
まだ、重症化している患者さんは、ほとんどなく、今のうちに内服開始すれば、
おそらく、ひどくならずに済むものと思われます。

外来も,花粉が非常に多くなる今月下旬に較べれば、まだ混雑していない方なので
スギ花粉症の方は、早めに耳鼻科を受診されることをお勧めします。
by jibikai | 2016-03-04 08:17 | 花粉症・アレルギー | Comments(2)
スギ花粉の飛ぶ季節

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今年もスギ花粉の飛散期となりました。
今年の、当地山形市の花粉はトータルでは平年並みと予測しています。

それでも、中等症以上の方はひどくなることが考えられますから、
症状があるかないかのうちの、早めの内服治療、あるいはステロイド点鼻を
お勧めしています。

新聞、ネット、テレビなどの花粉情報はチェックして、多い日は特に、マスク、
帽子、眼鏡で予防しましょう。家に帰ったら,玄関前で福を払うのも有効です。
外側に着るものは、ウールやフリースなど毛羽だったものはダメ。ナイロン、綿などの
ツルツルしたものの方が良いと思います。

そして、“非常に多い”の予報が出たら、不要、不急の外出は避けた方が賢明かも
知れません。


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by jibikai | 2016-02-23 08:40 | 花粉症・アレルギー | Comments(0)
天気とスギ花粉
今回はスギ花粉と天気の話。毎年山形市のスギ花粉の飛散のピークはこの時期、大体、3月末から4月上旬にかけてが多いのですが、その中でも日によって飛ぶ日、飛ばない日というのがあります。よく言われているのが、晴れた日に多いこと、雨上がりに多いこと、風の吹く日に多いことなどです。
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上のグラフは先週から今週初めにかけてのスギ花粉量、吹き出しは天気です。
3月23日には結構花粉が飛びましたが、それはそれ以前にだいぶ気温が高く晴れた日が続いた影響が残っていたためです。しかし23日、24日急に寒くなって積雪もあったわけですが、それに伴い、花粉はほとんど飛ばなくなっています。26日頃より天気は回復していますが、花粉は3日ぐらい後れて27日頃より多くなっているのが分かります。そこから29日の夕方に雨が降り始めるまで、徐々に花粉の増えています。雨の後は一旦花粉が飛ばなくなりますが、晴れるとまた飛ぶようになります(30日)。

このように、スギ花粉の飛散数は天気と密接な関係があり、
「晴れると多くなり、晴が続くと相乗効果でさらに多くなる。」
「雨も雪も花粉の飛散を少なくするが、雪は数日花粉の飛散を抑え、雨は半日程度の抑制効果しかない。」
「雨上がりは花粉の増加する傾向にある。」

などがいえるのではないでしょうか。



by jibikai | 2015-04-02 19:12 | 花粉症・アレルギー | Comments(0)
スギ花粉の本格飛散が始まりました
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最近1週間の山形市における花粉の量です。(環境省花粉観測システム”はなこさん”より。)
グラフを見ますと3月16日より、急激に花粉の多くなっていることが分かります。気温上昇に伴うものと思われ、今後雨、雪が続くことがなければ、しばらく花粉の多い日が続くことが予測されます。
花粉の大量飛散に伴い、花粉症の症状を訴える方が多くなっています。昨日も外来が非常に混み合いまして、ご迷惑をおかけいたしました。かといって、発症してから我慢すればするほど重症化するのがスギ花粉症ですから、少しお時間に余裕を持って受診して下さいますよう、お願いいたします。

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by jibikai | 2015-03-20 08:49 | 花粉症・アレルギー | Comments(0)
小児用の抗アレルギー剤(抗ヒスタミン薬)の比較
鼻水の量をコントロールしている神経というのは、主に鼻の中のセンサーである三叉神経と、分泌を促す副交感神経であることを前回の記事でもお話ししました。また、三叉神経に、鼻の中で何事かが起きており、鼻水の分泌が必要な状況であることを知らせるのが、ヒスタミンという化学伝達物質です。鼻水の分泌が必要な状況とは、例えば最近やウイルス、粉塵などの異物の侵入や、乾燥した空気の吸入などです。そういった状況でヒスタミンが分泌されるのは、下気道を守るために必要な免疫という働きの一つなのですが、時として、必要以上に分泌されてしまうことがあり、結果として鼻水がダラダラ、くしゃみ連発、鼻づまりによる息苦しさ、後鼻漏や咳ということを引き起こしてしまいます。
そこで、鼻水の量をコントロールしようという目的で開発されたのが、抗ヒスタミン薬です。その中でも、今回は子供用の抗ヒスタミン薬に絞ってお話ししたいと思います。
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上は、主だった小児用の抗ヒスタミン薬の一覧表です。小児用の抗ヒスタミン薬にも、第1世代と第2世代があります。表の上半分、タベジール、ポララミン、アリメジン、ペリアクチンは第1世代、下半分のザジテン、ジルテック、アレロック、ザイザルは第2世代に分類されます。第1世代と第2世代の違いですが、上気道炎に適応のあるのが第1世代、第2世代にはありません。風邪の時の鼻水止めとして、第2世代は使えないのかということが時に議論されることもあるのですが、保険診療のルールとしては不可です。実際の効果があるのかどうかは、何とも云えないところです。ただし、小児にもアレルギー性鼻炎は増えていて、今や3〜4人に一人ぐらいは確実にアレ鼻持ちです。実際問題として、風邪の初期に出る鼻水とアレ鼻の鼻水の区別が付かないことは多々あり、このような場合、私自身としては、より副作用の少ない第2世代を選ぶことが多いです。

作用の違いとしては、第1世代が抗ヒスタミン作用一辺倒なのに対し、第2世代ではメディエーター遊離抑制などの抗ヒスタミン作用以外の抗アレルギー作用を併せ持つという点があります。

副作用の違いは、眠気の強さ。ザイザルを除いて添付文書には眠気という記載がありるのですが、実際には第1世代のものは眠気が強く出やすく、第2世代はその点が改善されています。また、興奮や錯乱といった副作用も頻度は少ないものの、第1世代のもので生じる可能性があります。

もう一つ抗ヒスタミン薬で問題となる副作用に、痙攣があります。あまり頻度は多くないのですが、特に熱性痙攣などの既往がある児の場合は、なるべく痙攣の副作用のない薬、第1世代ならアリメジン、第2世代ならアレロックを選ぶのが良いのではないかと思っています。

以上、小児用の抗ヒスタミン薬についてまとめてみました。
もともと、大人用に比べて種類が少なかったのですが、ここ数年の間に、第2世代を中心として選択の幅が広がってきました。子供は大人に比べて、あまり鼻水も鼻づまりも気にしない傾向にあるし、長期間薬を飲ませるのが心配、という親の気持ちが分からないわけでもないのですが、鼻炎の症状は起きているときはもちろん、睡眠中であっても生活の質を下げてしまいます。医者と薬を上手に使って対処していくのがよろしいのではないでしょうか。

なお、大人向けの抗ヒスタミン薬については、
などを、ぜひ参考にして下さい。

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by jibikai | 2015-01-17 00:59 | 鼻のはなし | Comments(0)