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タグ:スギ花粉症 ( 71 ) タグの人気記事
花粉症〜よくある質問と答え〜
2月ももうすぐ終わり。これから季節は本格的な春を迎えます。一年の中で一番良い季節でもあるのですが、花粉症の方にとっては辛い季節でもあることと思います。
さて、今回は花粉症についてのよくある質問とその答えについてまとめてみましたので、ぜひご参考にして下さい。
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Q1:どうして花粉症になるのですか?

まず花粉を何度も吸入するうちに身体に、花粉に対するIgE抗体というものが作られます。しかしIgE抗体がある一定量に達するまでは無症状ですが、増えたIgE抗体は鼻粘膜にある肥満細胞という免疫細胞にくっついていきます。
ある一定量以上にIgE抗体が増えた状態で花粉を吸入するとIgE抗体が橋渡しをするように、花粉の抗原が肥満細胞に吸着されます。そうすると肥満細胞が活性化してヒスタミンやロイコトリエンという化学伝達物質を放出します。
ヒスタミンは三叉神経を介してくしゃみ中枢を刺激してくしゃみを生じたり、鼻腺に直接作用して鼻水を分泌させたりします。また、鼻の粘膜の毛細血管を拡張させますから、粘膜の容積が増えてその分鼻がつまりやすくなります。また血管の透過性を亢進させますから色々な炎症性の細胞が作用してさらに炎症が強くなるのです。ロイコトリエンもまた同様の機序で、鼻づまりを生じます。

Q2:花粉症にかかる年齢は何歳ぐらいからか?赤ちゃんは花粉症になりますか?

花粉症になるにはある程度の花粉の吸入が必要となります。最短では2シーズン目で発症する可能性がありますから、2歳近くなれば発症することがありえます。乳児で花粉症まずないと考えられますが、年中身の回りにあるハウスダスト・ダニは0歳で感作が成立して発症することもあり得ます。

Q3:花粉症の症状にはどんなものがありますか? 

くしゃみ、鼻水、鼻づまりが主な症状です。風邪との違いは、「くしゃみがより多いこと」、「透明な鼻水が続くこと」などですが、初期には区別のつかないことがあります。
喉の症状として、乾いた咳、比較的さらさらした痰、イガイガ感など。
目の症状として、痒み、涙目、充血など。
皮膚症状として顔面など露出部の痒み、肌荒れなど。
全身症状として、微熱、だるさ、抑うつなどがあります。
合併症としては、嗅覚障害、気管支喘息、副鼻腔炎、滲出性中耳炎、睡眠障害などがあります。

Q4:花粉症が発症しやすい環境ってありますか?

花粉の量:まず花粉の多い環境では花粉症は発症しやすくなります。花粉症の全国調査でも、地方により花粉症の有病率には差があります。
大気汚染:硫黄酸化物(SOx) ,窒素酸化物(NOx) ,オゾン(03)は気道過敏性を高め, 鼻粘膜組織障害の原因にもなります。ディーゼル排気粒子はIgE産生を亢進します。最近では黄砂も表面に化学物質を吸着しやすいことから、花粉症増悪因子として注目されています。
清潔な環境:細菌感染があるとその制御のために免疫機能が動員されますから、アレルギーが起こりにくくなります。逆に清潔な環境ではアレルギーが起こりやすくなります。

Q5:花粉症にかかる人はなぜ増えているのですか?

スギ花粉の増加:林業の衰退に伴いスギの新たな植林が減って、その代わりに成熟したスギの木が伐採されずに放置されるようになりました。スギの木は樹齢30〜40年で多くの花粉を飛ばすようになりますが、その樹齢に当たる木が多くなったのが一番大きな原因です。花粉を飛ばすスギの木を減らしていけば花粉の量も減るわけですが、そうしますと二酸化炭素の吸収が少なくなります。地球温暖化の問題が二酸化炭素増加に関係していると言われている以上、スギ林も貴重な資源ですから簡単に伐採するわけにも行かないということです。
ストレスの増加:近年社会が複雑化していることにも伴って、大人も子どもも受けるストレスの量は増大していると考えられます。ストレスはアレルギー憎悪因子と考えられますから、花粉症の増加に関係している可能性があります。
衛生的な環境:細菌感染がアレルギーは抑制しますが、家屋などの環境はかつてよりも衛生的になっていますから細菌との接触の機会はへっており、そのため花粉症を初めとしたアレルギー疾患が増えていると考えられます。

Q6:遺伝しますか?いったんかかってしまうと、治らないものですか?

花粉症そのものは遺伝しませんが、アレルギー体質は遺伝します。日本人においても、両親がともにアレルギー性鼻炎などのアレルギーを患われている場合は、両親ともにアレルギーがない場合に比べ子どもが鼻炎にかかる危険性は約4倍になるという報告があります。
小児では、いったん花粉症になると自然に治ることはほとんどありません。治療でも唯一治す方法が減感作(脱感作療法)というものです。二年以上治療することにより、半数近くに症状の改善が認められます。

Q7:鼻かぜやアレルギー性鼻炎との違い、見分けるポイントはありますか。

(まず、花粉症とはアレルギー性鼻炎のうちの原因が花粉のものをいいます。
ですから、鼻かぜと花粉症を初めとしたアレルギー性鼻炎の違いということで説明させていただきたいと思います。)
鼻かぜは原因がウイルスですから、周囲に鼻かぜを引いている人がいなかったかが一つのポイント。アレルギー性鼻炎はホコリ・ダニなどによる通年性アレルギーと、花粉症などの季節性アレルギーに分けられます。通年性アレルギーは流行に関係なく、ホコリの吸入などにより発症します。季節性アレルギーは毎年同じ時期に症状が出ないかが一つのポイントとなります。原因となる花粉もスギだけではなく、色々な雑草などの花粉もあります。スギ花粉は3月から4月、イネ科雑草花粉は5月から7月、キク科雑草花粉は9月から10月頃に多く飛散しますから、発症の時期により原因の推定が出来ます。
症状は、鼻かぜでもアレルギー性鼻炎でも、くしゃみ、鼻水、鼻づまりが主なものですが、くしゃみはアレルギー性鼻炎の方が比較的多いようです。鼻水は初期にはいずれも透明に近く粘り気が少ないのですが、かぜでは徐々に粘っこく黄色い鼻汁に変わっていくのに対して、アレルギー性鼻炎ではサラサラした鼻水がいつまでも続きます。
風邪では発熱や咽の痛み、ゼロゼロした痰のからんだ咳などが出現しやすく、アレルギー性鼻炎では発熱はあっても37℃程度までですし、咳は風邪よりは少なく乾いた咳であることなどが異なります。
ただし、初期には症状だけで区別することが出来ないこともあります。耳鼻科では鼻水を綿棒などで採って顕微鏡で細胞を調べることにより、アレルギー性鼻炎と鼻かぜの判別が出来ます。また、採血によって特異的IgEの量を測定することにより、アレルギーの原因を調べることも出来ます。

Q8:花粉症の予防接種は、いつ頃までに済ませておくべき?子どもでも受けられますか?

花粉症に予防接種はありません。減感作療法あるいは脱感作療法というのはあります。
これは原因となっている抗原を特定し、そのエキスを少量から初めて徐々に量を増やしながら定期的に皮下注射を行っていく方法です。効果が現れるまでに2年程度かかります。スギ花粉症の治療として行う場合には、いつ始めてもいいのですが、次のシーズンに少しでも効果が現れるようにするには遅くとも秋までには始めたいところです。
子どもでも出来ますが、週1回の皮下注射が必要ですから、無理なく受けるには小学校三,四年生以上ぐらいが対象となります。

Q9:自分でできるセルフケアは?

アレルギー性鼻炎の症状を起こしにくくするためには、ハウスダスト・ダニ対策としては、換気をまめにして、水拭きを中心として掃除をまめにします。カーペットは使わない様にしましょう。ペットを飼う場合は特に抗原性の高いネコはお勧めできません。イヌもネコに次いでアレルギーが多いので極力飼わないことです。それでも飼いたい場合は外で飼うことですが、どうしてもそれが無理であれば、少なくとも一緒には寝ないこと、ブラッシングの際にはマスクを付けて行うことです。
花粉症対策はまず花粉情報に注意を向け、花粉の多い日の外出は極力避けることです。どうしても出かける場合はマスク、眼鏡などで予防です。衣類は毛、フリースは避けて綿など表面が平滑なものを選びます。帰宅後はうがい、洗顔をしましょう。
原因になっている花粉がはっきり分かる場合、あるいは毎年同じ時期に症状が出るのであれば、その花粉が飛んでいる時期や症状の出やすい時期には布団は外に干さず、布団乾燥機を使う様にします。洗濯物にも外に干している間に花粉は付着しますから、はたいてから取り込むようにするといいでしょう。
家の中にタバコを吸う人がいると、お子さんも副流煙を吸入してそれがさらに鼻の粘膜を痛め、症状が強く出やすくなります。お子さんのいるご家庭では禁煙か、それが無理であればお子さんが副流煙を吸わない工夫が必要となります。
ストレスもアレルギー性鼻炎の症状を強くすることが知られていますので、ストレスは上手に解消することが大事です。
鼻の粘膜は睡眠中にコンディションを整えるように出来ています。睡眠不足になりますと、活動している間に受けた粘膜のダメージが翌朝に持ち越されますから、アレルギー性鼻炎の症状が起きやすくなります。症状軽減のためには睡眠時間も充分に取るようにしましょう。
食事は高蛋白食が抗体を増やすのでアレルギーを起こしやすくなると言われていますが、成長期では特に蛋白質も必要となりますので、お子さんの食事を自己流で制限するのは良くないでしょう。また極端に辛いものなどの刺激物は、アレルギー性鼻炎の症状を強くしますので避けましょう。

Q10:花粉症にならないための予防法があれば教えてください。

まず、自分、あるいはお子さんが花粉症になりやすい体質、すなわちアレルギー体質かどうかを知ることです。血のつながりのある方にアレルギー性鼻炎、喘息、アトピー性皮膚炎の方がいらっしゃれば花粉症になりやすく要注意です。
もし花粉を全く吸入しない環境が実現できれば予防可能ですが、それには花粉のないところに引っ越すしかありません。スギであれば、北海道か沖縄ということになりますが、まず現実的ではないと思います。
次の対策としては、発症前から極力花粉を吸入しないことです。「花粉情報に気を付けて多い日には出来るだけ外出しない。」、「外出する場合はマスクやゴーグルなどを装着する。」などの自衛ということになりますが、実際問題として発症していないのにここまでやる方はまずいないと思います。
結局のところ、実際にはかかってからいかに重症化させないかが大事です。一つには花粉を身体に近づけさせないセルケア、体調管理、ストレスのコントロールです。もう一つは早めに耳鼻科を受診して相談することです。発病してからは、初期治療といって症状の出る前から抗アレルギー剤を内服するのが最も基本的な治療法となります。以前の抗アレルギー剤や薬局で売っている鼻炎薬には眠くなる成分が入っていますので、人によってはなかなか常用出来ないものでしたが、最近開発された抗アレルギー剤は眠くならないものの多く、初期治療に適しています。是非早めにご相談されることをお勧めしたいと思います。

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by jibikai | 2011-02-26 21:37 | 花粉症・アレルギー | Comments(6)
花粉症お役立ちサイトの紹介!
関東地方〜東海地方ではもうスギ花粉が飛び始めているようで、こちら東北地方での飛散開始も間近となりました。今年は全国的に大量飛散が懸念されていますので、情報収集して早めに予防していくことが肝心です。

そこで今回はスギ花粉症の方に役立つサイトをいくつかご紹介します。
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環境省花粉観測システム(はなこさん): 全国の花粉飛散状況が1時間毎にアップデートされます。

花粉情報ーYahoo天気予報: 全国のスギ花粉飛散予報

花粉症情報サイト - スッキリ!みんなの花粉症ガイド: 花粉症情報をまとめた総合サイト。製薬会社提供。

花粉なう | MSD: 花粉症情報をまとめた総合サイト。製薬会社提供。

花粉症、アレルギー性鼻炎情報が満載! 鼻のおまもり: 同じく花粉症情報をまとめた総合サイト。製薬会社提供。

アレルギーi: これも同じく花粉症情報をまとめた総合サイト。製薬会社提供。
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製薬会社提供の情報サイトですが、自社の製品の宣伝かなと、つい思ってしまいがちですけど、公平な立場から作ってますのでご安心を。特に今年あたりから大分良質になってきているように思います。どうぞ参考にしてみて下さい!
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by jibikai | 2011-02-14 10:15 | 花粉症・アレルギー | Comments(0)
スギ花粉の量はどの程度症状に影響するのか?
今年のスギ花粉の飛散は、昨年の夏が記録的猛暑であったこともあり、かなり多くなると予測されています。地方によっても違いますが、ほとんどの所で昨年の数倍から10倍の数の花粉が飛ぶと予測されています。そこで今回は花粉の量がどの程度症状に影響するのか、あるいは花粉の量が多いと患者さんの数は増えるのかという話です。

スギ花粉症というのは、アレルギー性鼻炎の一つで原因抗原がスギであるものです。アレルギー性鼻炎の原因抗原には他にどんなものがあるかといいますと、多い順からホコリ・ダニ、雑草の花粉、ネコ・犬などの毛、フケなどがあります。
スギ花粉に対する抗体を持っている方というのは、おそらく全人口の半数近くで、さらにその半分ぐらいの方が発症していますので、有病率というのは25%弱ぐらいかと思われます。全国ではおそらく3,000万人ぐらいの方がスギ花粉症と考えられます。
ただし一言でスギ花粉症といっても、スギ花粉に対する敏感さの程度は様々です。ごく微量の花粉で症状を起こす方もあれば、かなり大量の花粉が飛ぶまで自覚症状のない方もあります。ですから、ごく微量でも症状を起こす過敏性の強い方は毎年症状に悩まされますし、それほどでもない方は花粉の多い年にだけ症状が出ます。過敏性の強い方とそれほどでもない方の割合というのは、文献でも読んだことがないので、はっきりしたことは云えないのですが、外来診療で診ている印象からはそれほど多くなく、大多数の方は花粉がある程度多くなってから症状が出るようです。
また、スギ花粉症の患者さん3000万人すべてが耳鼻科を受診するわけではありません。薬局で売っている一般薬やスイッチOTCといわれるもの、民間療法、マスクやゴーグルなどの自己防衛でしのいでる方も多いのではないでしょうか。耳鼻科を受診するのはそれでもどうしようもなくなってから、という方が実は多いのではないのかと推測しています。

実際耳鼻科を受診する方の数というのも毎年一定ではなくて、花粉の多い年と少ない年で結構違いがあるものです。それを調べるために当院(あさひ町榊原耳鼻咽喉科医院)のあります山形市のスギ花粉の総飛散数と、当院の3月と4月の患者数との相関を過去8年間さかのぼって調べてみました。
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上の図の棒グラフが過去8年間の花粉の数、折れ線グラフは3月と4月にかけて受診された患者さんの合計です。花粉の多かった2005年と2009年は患者数も多く、花粉の少なかった2004年、2006年、2010年は患者数もまた少なかったことが分かります。耳鼻科の外来患者さんというのは、もちろんスギ花粉症の方ばかりではありませんが、3月から4月にかけてはスギ花粉症の方の占める割合が非常に大きくなります。そのためスギ花粉症以外の患者さんの数の変動はあるのかも知れませんがほとんど目立たず、スギ花粉の多い少ないによって患者数全体が左右される傾向となってしまっています。
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今度は横軸に花粉飛散数、縦軸に3月から4月までの患者数の合計をとり、相関を見てみました。かなりきれいな正の相関があることが分かります。切片が3230で傾きが0.111ですからベースとして2ヶ月間で延べ3230名の受診があって、花粉が1000個増えると111名受診が増えるということになります。例えば、年間の総花粉飛散数が5000個であれば、予想される患者数は3230+0.111×5000という式にとなり3230+555=3785名の受診が予想されるということになります。

当院のデータからはスギ花粉の飛散数の多い年には、明らかに耳鼻科を受診する方が多くなるということが見て取れます。おそらく花粉の少ない年には我慢できるレベルの方達が、花粉の多い年には我慢できなくなって受診するのだと思います。症状の軽い、重いについて直接検討したわけではないのですが、患者数をみることにより、間接的に花粉の量が多ければ多いほどひどくなる人が多いということは言えるかと思います。

本来であれば、何名かのスギ花粉症の患者さんに症状を毎日チェックしてもらい、それを何年か続けて、症状とスギ花粉の飛散数との関連を見るのが一番良いのですが、スギ花粉の時期には耳鼻科はどこも多忙で、なかなかそういった研究にまで手が回らないのが実情です。そこで症状の代わりに、得やすい指標として患者数を用いて検討したところでは、シーズン毎のスギ花粉数と明かな相関があることがわかりました。
スギ花粉は今後も増加が予想されており、患者さんの数も増えていくと思われます。発症を予防する有効な方法もまだ明らかなものはないわけですけれども、動向は見守っていく必要があると思い、こんな検討をしてみました。

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by jibikai | 2011-01-29 12:34 | 花粉症・アレルギー | Comments(2)
スギ花粉、山形市でも飛散開始


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2月25日にスギ花粉の飛散量が基準に達し、飛散開始が確認されました。例年より数日早いようです。ここ数日、急にくしゃみ、鼻水、鼻づまりが起こって来ているとしたら、それは花粉症かも知れません。早めに耳鼻咽喉科専門医を受診しましょう。スギ花粉症・アレルギー性鼻炎についてはこちらの記事も参考にして下さい。

理想的には症状の出る前から治療する、初期治療が有効ですが、少し症状が出てからでも早めの手当で重症化は防げます。

by jibikai | 2010-02-27 19:49 | 花粉症・アレルギー | Comments(0)
もう少しで飛散終了
今年も多くの人を悩ませたスギ花粉も、ようやく
ピークを過ぎたようで、この1週間は大量に飛んだ日は
なかったようでした。それでも元々過敏性の強い人は
まだ症状が強いのですが、中等症以下の人は大分良くなって
きているようです。

花粉症の薬はいつまで飲むのが良いのかと聞かれることが
多いですが、私の所ではゴールデンウイーク頃まで内服する
ようお話ししています。

これからもう少しの間花粉が飛ぶことと、飛散が終了しても
数日は室内に花粉の残ることを考慮してもうちょっとだけ
飲んでもらうことにしています。

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写真は「カタクリ」の花です。小さくて地味な花ですが、色はきれいでしょ?
当院から近く、徒歩圏内で見られます。
by jibikai | 2009-04-21 22:59 | Comments(0)
山形の花粉情報
例年、山形のスギ花粉のピークは4月上旬頃が多く、この時期は軽症の方にも「少し目がごろごろする。」とか、「鼻がムズムズする。」などのアレルギー症状を起こしてきます。

さて、今週1週間の花粉の飛散状況はどうだったのでしょうか。
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環境省花粉観測システム「はなこさん」より。

今週は毎日毎日、特に日中に集中して多くのスギ花粉が飛散したことが分かると思います。いつもの年であれば、大量の花粉が飛び始めても、雨や(時には雪が)降って、一旦落ち着くことが多いのですが、この1週間は特に乾燥した日が続いており、それがまた連日の大量飛散につながっているように思います。

そして気になる今後の予報ですが、来週水曜日からは少し落ち着いてくるようですが、まだしばらくは「非常に多い」という日が続くようです。
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yahoo! Japanの花粉情報より。


スギ花粉症の方は、もうしばらくは治療も必要ですし、外出時のマスクなどの予防も欠かせないようです。

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山形市の梅です。
今週からぐっと気温も上がってきましたので、そろそろ桜のつぼみもほころびかけているところがあります。桜が咲けばスギ花粉の飛散も終息に向かっていくでしょう。あと少しの辛抱です。
by jibikai | 2009-04-11 08:58 | 花粉症・アレルギー | Comments(4)
今年のスギ花粉(山形市の状況)
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環境省花粉観測システム「はなこさん」より。

今年のスギ花粉は当初西高東低と予測されていましたが、当地(山形市)でも3月19日〜20日に爆発的に飛散しました。しかしその後は気温の低下と共に、花粉も少なくなっているようです。同じスギ花粉症でも症状の起こり方には人によって差があります。それは、過敏性の高い低いの差によるのですが、ごく微量の花粉で症状の起こる方もあれば、ある程度花粉が多くなってから症状の出る方もいます。
スギ花粉が急激に増えた場合は、いつもは症状が無いか軽い人が一気に発症して、耳鼻科に患者さんが一時的に集中することが多いようです。もともと重症の花粉症の方は毎年計画的に初期治療を受けられている方の割合が多いですから、前もって薬の処方を受けられていますから、ひどくなってあわてて受診する方はむしろ少ないように思います。

さて、今後の花粉の飛散予想はどうでしょうか?

yahoo! Japanの花粉情報によりますと、山形の場合は今後1週間は、「多い」から「非常に多い」という日が多いようですね。
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特に雨上がりの晴天、風の強い日などは要注意です。
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by jibikai | 2009-03-31 00:46 | 花粉症・アレルギー | Comments(6)
山形のスギ花粉は小康状態
先週の木曜から金曜日にかけて、山形市では爆発的に花粉が飛んで、普段は軽い人も急激にくしゃみ鼻水、目の痒みなどの症状が悪化したようです。そのスギ花粉も今週に入って小康状態となり、当院も平穏を取り戻しつつあります。
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山形県庁西側のちょっとした庭園(公園?)の梅。まだ5分咲きといったところでしょうか。
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ちょっとでも多く咲いているところを、望遠で撮りました。

山形市は先週中頃は大分暖かくなり、このまま本格的な春を迎えるのかと思いきや、昨日は北風が吹き小雪も舞うほどの寒さに逆戻り。しかし、逆に花粉症の方の症状はそれで少しは良くなるから、皮肉なものです。診療の際には花粉症になって間もない方にはとくに、日常の注意もお話しするようにしています。花粉を吸わないようにするため、「晴れた日には窓を開けないこと。」「晴れた日には外出を避けること。」「晴れた日には洗濯物を外に干さないこと。」などなど、本能とは相反することをアドバイスしなければなりません。せっかく天気がよい爽やかな季節を迎えるというのに、酷なことを言わなくてはなりませんが、そういったことを気を付けるのと気を付けないのとでは、結構症状に差が出ますから、仕方ありません。

新しい免疫療法や、花粉を飛ばさないスギなど、色々と対策も研究されているようですが、いずれも実用化されてさらに一般化されるまでには、まだまだ時間がかかりそうです。それまでは、日常の注意と早めの治療を受けることにつきるのかなと思います。

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by jibikai | 2009-03-24 11:18 | Comments(8)
花粉大量飛散中!!
山形の今年のスギ花粉の量は、例年並みという予想と、多めという予想がありました。先週までは雪が降ったりしたこともあり、幸いに大量に飛散した日はなく、比較的平穏に推移していたようです。スギ花粉症で受診する患者さんも、例年よりも少なくてしかも軽症の方が多いという傾向でした。

ところが、昨日18日の午後から、爆発的に花粉が増えて今日もさらに多くの花粉が舞っているようです。
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環境省花粉観測システムはなこさんより。)赤い丸印が、東北各地を覆っております。
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(こちらも同じくはなこさんより。)
山形県衛生研究所(山形市)での過去7日間の花粉量の推移。赤い折れ線が花粉の量ですが、今日は多すぎて測定不能です。

今日は、当院も終日大混雑になり、患者さんにはご迷惑を
おかけいたしましたm(_ _)m
これから1ヶ月が山形では最も花粉の多い時期です。今日ほどではないと思いますが、普段はほとんど待ち時間のない当院でも、曜日や時間帯によっては1時間程度の待ち時間があるかも知れません。時間に余裕を持って受診下さいますよう、お願いいたします。また、次回受診の予定が分かるようであれば、ぜひ予約をしていって下さい。
by jibikai | 2009-03-20 00:04 | 花粉症・アレルギー | Comments(4)
花粉症のお薬ー抗アレルギー薬についてー
抗アレルギー薬は処方箋を必要とするもの、しないもの、多くの種類のものが発売されていますが、大きく作用機序で分ければ3種類。「抗ヒスタミン作用のあるもの」、「ヒスタミン以外の化学伝達物質の作用を抑制するもの」、「ステロイド」です。

また、それぞれについて内服と点鼻があります。色々な薬剤、剤型があるのは、アレルギー性鼻炎の症状の多様性、患者さんの年齢やライフスタイルなどに対応するためですが、それぞれの特徴について記事にします。

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【抗ヒスタミン作用のあるもの】
アレルギー性鼻炎の諸症状のうち、くしゃみ、鼻水を抑える働きが強い。鼻、目、皮膚の痒みを和らげる作用もある。逆に、鼻づまりに対する作用はさほど強くはない。かなり昔からあり、風邪薬などにも含まれる。古くからあるものは、口が渇く、眠くなるなどの副作用が強かったので、副作用を抑える方向で改良が進んできた。以前のものでは、個人差もあるが、運転できなかったり、仕事や勉強にも支障の出るほど眠くなることもあり、内服したいができないという患者さんも多かった。しかしこの数年の間に、眠気のない薬が何種類か発売された。さらには抗ヒスタミン作用のみならず、好酸球抑制作用なども併せ持ち、より広い意味でのアレルギー反応を抑えるように改良され、鼻づまりにもある程度効くようにはなってきている。医薬品リストなどでは本来の「抗ヒスタミン薬」ではなく、「抗アレルギー薬」と分類されている。


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by jibikai | 2009-02-23 15:56 | 花粉症・アレルギー | Comments(0)