たまには花の写真でも・・・
2009年 06月 19日

去年の八月に主人がメニエールになってしまい、いろいろ調べているうちに、こちらに辿り着きました。耳のこと、とても勉強になります。また、先生の写真はとてもすばらしく、いつも楽しく見させてもらっています。
ところで、主人のメニエールのことでお聞きしたいのですが、よろしいでしょうか。

iPodをなくしたのは本当にショックです…大切にしてたんでね、今だに悲しくて涙が出ます。
まだ買って半年しか経ってなかったんですよ。前回もiPodを持ってて服のポケットに入れたまま忘れて洗濯して壊れたんです…。なんか音楽を聴いてないと気分がのらないですね…。
まあ誰にでも「やっちまったな〜」という失敗体験はありますよね。
ものが壊れたり、なくなったりすることもショックですが、不注意
だった自分にも腹を立てたりして、落ち込むのもごもっとも。
でもある程度反省したら後は、気持ちを切り替えた方が良いかも。

一般的なメニエールのことで分からないことがあるのでお聞きしてもよろしいでしょうか?
自宅で咲いたバラです。ほとんど手入れもしていない
のですが、その割に綺麗に咲いてくれました。
この時期の花粉症は、山に生えている木のこともありますが
一番多いのは、カモガヤを初めとしたイネ科雑草ですよ。
スギ花粉症に合併すると、症状のある期間がその分長く
なります。

早速ですが、宜しくお願いします。
メニエールは、目眩とともに難聴や耳鳴りが一緒に現れ、目眩が治まると耳の症状も治まり、目眩を繰り返すうちに耳の症状が悪化するのが特徴となっているのですが、1,2回の目眩から難聴になってしまうこともあるのですか?
それから、耳鳴りは耳の閉塞感と感じることもあるのですか?
メニエールの場合、薬である程度おさえられるということですが、1ヶ月に一度ぐらい目眩を起こしているということは、薬でおさえられていないということなのでしょうか?目眩を起こすたびに症状はどんどん悪くなっていくのでしょうか?目眩をたびたび起こしていても、ある程度のところで安定しているということもあるのでしょうか?
また、耳と鼻をつなぐ管が大きいということは、耳管開放症のことでしょうか?
差し支えない範囲で結構ですので宜しくお願いします。
まずメニエール病についてですが、一般的には回転性めまい
(自分がぐるぐる回る感じ、周りが回る感じ)と、耳鳴、難聴を
発作的に繰り返しながら、聴力は変動するものの、長期間でみると
徐々に低下する経過をとります。しかし、難聴の進行の早さ、
めまい発作の頻度、などは患者さん一人一人で大分異なります。
また、“めまい”と一言で言っても発作時は回転性のめまい
ですが、非発作時にはふらつく感じや、まっすぐ立っていられ
ない感じなどが続くことはあり、そのどちらかで病的な意義は
ちょっと異なります。
ですから、めまいが何回以内なら安定しているとか、いない
とか、それだけでは判断できません。むしろ耳鼻科の医者が
重要視する一番の指標は、聴力の変動の方かと思います。
最後の「耳と鼻をつなぐ管が大きいということは」
とのご質問ですが、私はそういう表現は使ったことがないので
何を意味するかわかりません。

ありがとうございます。
先生の言われている「そのどちらかで病的な意義はちょっと異なります。」とは、どういうことでしょうか?
また、突発性難聴でも後遺症としてふらつきや頭痛などが残るのでしょうか? 宜しくお願いします。
状態なので回転性のめまいが強く、その時期はほとんど
動けないほどのことが多いです。安定ししている時期にも
めまいはあるのですが、その時期はふらつきやまっすぐ歩け
ない感じで、動けない程ではなく、それをひとくくりに考えると
いつまでも“めまい”が治らないという、ネガティブな方に
考えがちになります。しかし、そういったネガティブな考え方が
またストレスになり、発作を誘発するという悪循環になり
ますから、ふらつきは残っていても、病状は安定していると
理解した方が良いということになります。
突発性難聴についてですが、頭痛との関連についてはあまり
定説がないと思います。ふらつきは半規管の機能低下まで
起こっている時は、一定期間は残ると思います。

ありがとうございました
とてもよくわかりました。確かに主人も最初の発作から(非回転性)2ヶ月近くふらつきがあり、いつまでも目眩が取れないと思っていました。メニエールについて書いてある本を何冊も買って読みましたが、なんとなく主人には当てはまらないような気がずっとしていましたが、先生のおかげで納得と、まだ少しは病状が改善されるのか、と希望が持てました。
少しでもお役に立てたようで幸いです。