急性低音障害型感音難聴についての疑問点
2009年 07月 21日
「耳閉感を訴える人が多い。」
「働き盛りに多い。」
「女性に多い。」
「原因としては内リンパ水腫が考えられているが、内リンパ水腫が出来る理由は不明。」
「比較的治りは良いが、再発することもある。」
などの特徴があることがおおよそ分かってきています。しかし、かつては突発性難聴の一つのタイプと考えられており、独立した一つの疾患として理解されるようになってから、まだそう長くは経っていません。そのためもあってか、比較的頻度の高い疾患の割りには十分には分かっていないところもあります。
急性低音障害型感音難聴にはまだ分かっていないこともあるし、この疾患は突発性難聴やメニエール病などよりも症状が軽いので、大学病院やいわゆる大病院よりは近くの開業医を受診することの方が多いということもあり、私のところのような個人の開業医のところでもデータをまとめておくのは、それなりに意味があることと思っています。
そこで、自分の医院のデータを集計して、以下の様な検討をしてみたいと思います。
「特に多い年齢層や性別の検討。」
「発症に季節性はあるのか。」
「短期間で治る場合と、長引いたり聴力が変動したりする割合。」
「再発率。」
「メニエール病へ移行する割合。」
「ストレスとの関連。」
「治療法について。」
などです。
今回はまた前置きになってしまいましたが、
次回から、ぼちぼちまとめていきますので、急性低音障害型感音難聴に興味のある方は、たまに覗いてみて下さい。
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