耳鏡(じきょう)
2009年 11月 06日
もともとこの「耳鼻科医のお道具箱」というカテゴリを作ったのは、耳鼻科の診療やその他色んなお仕事を知ってもらい、耳鼻科に対する恐怖心を払拭していこうというのが狙いでした。
元々このブログの趣旨も、耳鼻科に対する理解を深めてもらおうというのが第一でして、もう一度初心に戻り、耳鼻科で使われている器具や機械などについても、また時々お話ししていきたいと思います。
(写真も自分で撮っていきますので、その辺も見ていただけると嬉しいです。)

耳鏡は耳の中を診るのに使いますが、耳の中は暗いので何らかの方法で耳の中を明るく照らす方法が必要です。それには額帯鏡や光源付きの手術用顕微鏡などが使われます。もっと簡単な方法としては、耳鏡に光源が付いていて耳の中を照らせるものもありますが、片手で操作しづらいのが欠点です。
耳鼻科では耳鏡で耳の中を観察して診断していくことのみならず、必要に応じて耳垢を取ったり、耳の中に薬を付けたり、さらには鼓膜切開やチュービングも行います。
そういった耳鏡を使った耳の処置や手術のなかで、最も基本的なものはやはり耳垢の除去ということになります。実はこの耳垢除去、平たくいえば“耳掃除”ということになりますが、非常に奥が深く難しいケースもあり、
たかが耳垢、されど耳垢というところです。
ということで次回は、耳垢についてお話ししたいと思います
今回はこの辺で・・・
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この道具って「耳鏡」っていうんですね!!
不勉強で、初めて知りました。
いつも、耳に入れてもらうあの道具ですが、このように見るとカッコいいですね。
私はお医者さんに「耳垢、とるね」と言われると、なんだか恥ずかしくて、真っ赤になっちゃうんですが、へんでしょうか(*^o^*)
これからも「お道具箱」楽しみにしてます!!

診察の介助についていると、耳垢が取れるとこちらまでスッキリ!!します。「耳垢」について楽しみです。

元気にしてますか?
ちょっと…あたし、体調崩して2回入院してたり…バタバタしてたら先生のブログを拝見するの忘れてましたf^_^;
ごめんね……あっ、今は元気です(。・_・。)ノ
ブログ、また見せて下さいね
先生…インフルエンザにはかかりましたか?
あたし、インフルエンザにかかって入院もしていました……
だいぶしんどかったです…先生も病院で働いてたらうつるかもなんで、気をつけて下さいね
写真のが耳鏡って言うんですね~覚えておきます!

耳垢は確か、じこう、と読むんだったかな?耳垢塞栓なども引き起こすし、結構耳垢を自分で取るのは難しいから本来は耳鼻咽喉科で取ってもらうべき、って聞いたことがあります。でもバタバタしてて行けてなく…さりげに難聴を引き起こしてたりして((+_+))
耳鼻科では耳垢を取るのも立派な医療行為ですから、どうぞあまり
意識なさらずに。
医療機器は機能美というか、意外と絵になりそうな形のものも
ありますので、いくつか紹介していきたいと思っています。
写真が少なかったりイラストが微妙だったりして、きちんと実物を
見れば一目瞭然の物も、かえってわかりにくかったりしますよね。
しかもあまり改訂もなくて、ものすごく時代がかっていたりします。
耳垢についてですが、話せば結構長くなりそうなので、何回かに
分けてお話ししていこうかと思っています。
お陰様で、インフルエンザにも罹らず元気にしていました。
だんさんは、大変でしたね。でも体調戻ったようで何よりです。
山形は最近寒くなって、写真も外で撮ってると辛い季節なので、
実はテーブルフォトでも撮ろうかともくろんでいるのです。
でも花とかばっかり撮っててもしようがないので、
一番力を入れて撮っていく被写体は医療機器です。
そうそう“じこう”です。まあ“みみあか”と読んでも全く問題
ないんですけどね・・
これから書きたいと思っているんですが、耳垢にも種類があって
つまりやすい人はつまりやすいかも知れません。
それから、耳垢を取らないでいて具合が悪くなる人よりも、
取りすぎて(あるいはいじりすぎて)具合が悪くなるなる人の方が
はるかにに多いというのもまた真実ですから、やり過ぎも禁物
です。