緊急を要するめまい
2010年 06月 24日
めまいと一言で言っても、ふらつくような感じから、目の前が暗くなる感じ、まっすぐ歩けずどちらかに転びそうになるとか、あるいは自分がぐるぐる回る感じ、回りがぐるぐる回る感じなど、詳しく見ると実はいろいろな“めまい”あるのですが、それらを一括りにして「めまい」と表現していると思います。
症状も様々ならば、めまいの原因も様々。大きく分けて、「耳に原因のあるもの」、「脳に原因のあるもの」、「全身的な問題が原因のもの」に分かれます。めまいがした時に一番悩むのは、何科を受診したら良いかということになろうかと思います。耳に原因のあるものは耳鼻科が専門ですし、脳に原因のあるものは脳外科や神経内科、全身性の問題については一般内科や循環器、内分泌などが専門の内科医が専門ということになろうかと思います。
受診する側としては、「そんな原因なんて分かったら苦労しないよ。」、っていうのが本音でしょうね。確かにそうです。大雑把には回転性のめまいは耳から、非回転性のめまいは全身疾患や頭蓋内の疾患からといわれます。
しかし一番大事なのは「命に関わるめまい」かどうかです。一番気を付けなくてはならないのが、脳出血や脳梗塞。急なめまいで脳出血や脳梗塞の心配がないか見分ける方法としては、めまい以外の症状に注意です。
今まで経験したことのない様なひどい頭痛。
意識がないか、もうろうとしている。
ろれつが回らない。
ものが二重に見える。
手足が麻痺している。
手足や身体、顔面などの感覚が弱い。しびれる。
などの症状があれば、どの科を受診しようなどという余裕はありません。
救急車を呼ぶべきでしょう。
持病との関連では、高血圧、高脂血症、糖尿病、不整脈などのある方の場合は、脳血管障害によるめまいの可能性が高くなります。本人もご家族も、持病を良く把握しておくことも必要ですね。
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私は体質的にヘモグロビン、ヘマトクリット値が低いんです。
HGBが12を超えたことや、HCTが34を超えたことは、ほとんどないです。
私には、20年、かかりつけている内科・皮膚科の先生がいます。
あるとき、
・体全体がふらつく、立ったときに体のバランスがとれない(耳の状態が悪いのかな?)
・吐き気がする・ものを飲み込みづらい
・息が切れる(軽い喘息かな?)
と話したら、「貧血の検査をしよう」と言われました。
実際にHGBが10.2、HCTが29くらいまで下がっていました。
フェロミアをいただいて、1ヶ月で改善しました。
お医者さんは、症状をトータルで見ておられて、本当にすごい。
自分だけだったら、
「体のふらつき・軽いめまい=貧血の症状」など思いも至らなかったと、
驚いたのをおぼえています。
今後も是非、勉強させてくださいませ。
貧血の症状は酸素を全身に供給できない
ということになりますから、疲れやすいとかだるい、息切れがする
というのはありますが、めまいはあまりないのですよ。
逆にめまいの原因として貧血を考える方もありますが、
実際にはめまいの原因とはなりません。
いわゆる「脳貧血」というのがありますが、これは貧血ではなくて
起立性の調節障害によって循環が悪くなって、立ちくらみが起こるので
あって、赤血球が少なくなるとか、ヘモグロビンが少なくなる貧血
とは違うのです。

少し、誤解を招く書き方をしてしまったかもしれません。
メニエール病の回転性めまいとは違って、「激烈に疲れた感じがして立てない」「体が重くて、鉛のようだ」という感じでした。
よく寝ているのに、朝が来ても布団から起き上がれなく、強引に起き上がると、冷や汗が噴出してしまう、という感じでした。
私たち患者も、一くくりに「めまい」って表現してしまうことに、気をつけなければなりませんね。
耳が原因で起こる「浮動感」というか「長時間乗り物に乗っていたようなふわふわした感じ」と、上記のときの「激烈に疲れた感じ」というのが、近い感じがして、つい言ってしまうのですが。
いつも、ありがとうございます。