アンチエイジングについて考えてみる(その2)

さて、エイジングというものを考えるときに外せないキーワードとして、活性酸素・フリーラジカルというものがあります。活性酸素・フリーラジカルと並列で書くのがお約束になっています。必ずしも活性酸素=フリーラジカルというわけではないのですが、まあ重なる部分が多いと考えて良いでしょう。

それで、この活性酸素・フリーラジカルの発生源は生体内にもあるし、同時に外部環境にも存在します。生体内では細胞内のミトコンドリアがエネルギーを発生させる際に、活性酸素・フリーラジカルを産生します。ですから、生きて行くには体内でフリーラジカルの出来るのは避けられないことなのです。一方外部環境としては環境汚染、放射線、化学物質、紫外線、タバコなどがあります。外部要因の中ではタバコによる活性酸素・フリーラジカルの産生が最も多いといわれています。

活性酸素・フリーラジカルの生体内での振る舞いですが細胞膜にある不飽和脂肪酸を攻撃して過酸化脂質を作ります。これによって細胞の壊死やアポトーシス(いわば細胞の自殺)が起こってしまします。

今日はここまで。活性酸素・フリーラジカルについて書いてみました。この話、もうしばらく続きます。

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Commented by 天野慎介 at 2010-07-19 10:37 x
勉強になります!

言葉では、アンチエイジングとよく耳にしますが、では実際どういううことなのがぼやけてましたが少し理解できました!

次回も楽しみにしております。
Commented by jibikai at 2010-07-19 15:44
天野慎介さん、こんにちは。
そういって頂くと、記事を書くモチベーションが上がります!
アンチエージング、実は聞こえにも関係した話題なので、もう少し
続けたいと思っています。
by jibikai | 2010-07-17 00:51 | 耳のはなし | Comments(2)

山形市の耳鼻咽喉科 あさひ町榊原耳鼻咽喉科  院長のブログ


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