インフルエンザにご注意
2011年 01月 14日

新年を迎えるのと同時にインフルエンザが猛威をふるっているようです。現在流行中なのはいわゆる新型インフルエンザ。一昨年の夏から秋にかけてパンデミックを引き起こしたウイルスです。
当院では昨年末までは1例もありませんでしたが、年初とともに急増しており、ここ数日は毎日2〜3名の方がA型インフルエンザと診断され、治療を受けております。
ここ数年は予防に対する意識が高まり、ワクチンの接種率も上がっているように思われます。ただし、ワクチンの接種を受けていればインフルエンザを完全に予防できるかと言えば、残念ながらそこまでの効果はありません。罹る確率を下げることはおそらく可能かと思われますが、罹る時は罹ります。実際今日は3名の方がA型インフルエンザと診断されましたが、皆さん予防接種は受けていらっしゃいました。だからといって予防接種が無効というわけではありません。予防接種を受けていらっしゃる方は、明らかに軽症で済んでいます。発熱も37℃台から38℃台、関節痛やだるさと言った全身症状、喉の赤みの程度なども軽度の方が多いです。
今年は、新型と従来からのA香港型ウイルス、そしてB型の3種類のワクチンを混合したものが予防接種されています。まだワクチンには在庫があるようですが、予防接種から免疫が付くまで三週間程度要することから、もしワクチン接種を受けていらっしゃらない方があれば、早めの接種をお勧めしたいと思います。
ところで、インフルエンザの流行状況というのは、どこを見れば分かるのでしょうか。
以下の二つのサイトをお勧めしたいと思います。
国立感染症研究所 感染症情報センター インフルエンザ流行レベルマップ
日本医師会総合政策研究機構 感染症サーベイランス(インフルエンザ)
前者は1~2週前の定点観測
後者はまだβ版であり参加医療機関が少ないものの、当日のデータまでリアルタイムで見ることが出来ます。
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なにもお力にはなれませんが、役立つ記事を書いて
いきたいと思います。

インフルエンザ、私は生まれてから今まで、かかったことがありません。
これからも、かからないようにできるなら、有り難いことです。
今日、耳鼻科の診察に行きましたら「来月で、手術から10周年だねぇ。おめでとう」と主治医のK先生がおっしゃいました。
K先生は10年も、私に付き合ってくださっているのだと思うと、とても感謝したくなりました。