耳用内視鏡で悩む
2013年 01月 26日
医療機械は日進月歩というほどではないのですが、少しずつ新しい機械が出てきて、それを使えばより詳しい診察や検査ができるということはたまにあります。ただし医療機械というのは非常に高価なので、良さそうだからと何でもかんでも購入していては、経営を圧迫してしまいますので、そこは普通の買い物と同じで本当に必要なのか、よく吟味する必要があります。

今回悩んでいるのが、この耳用の内視鏡と光源です。内視鏡はオリンパス製、光源はカール・ストルツ製です。内視鏡はもともと鼻や喉を見るものから発展してきたのですが、最近は細くても明るくて解像度のいいものが作られるようになり、耳の診療にも応用されるようになってきたのです。内視鏡を使うメリットは、患部を詳細に見ることが出来ることです。
時々、寝たきりの患者さんで耳の聞こえがわるくなったと往診を頼まれることがあるのですが、いままでは前回ご紹介したLEDヘッドライト ステラビューで光を入れて肉眼で鼓膜を確認していました。しかし、これだと詳細な所見がとれません。診察室で使っている顕微鏡や電子スコープを使えれば良いのですが、装置が大がかりで往診に持って行くというわけにはいかないのです。
何かいい方法はないかと悩んでいた時に、広告でカール・ストルツのLEDバッテリー光源というものを知りました。これは非常にコンパクトで、オリンパスの耳用の内視鏡にも問題なく接続できます。
この1週間両社からデモ機をお借りしてテストした結果では、肉眼でもCCDカメラを装着しても鼓膜の観察に充分使えそうですが、最後の問題はコスト。値段交渉して折り合いがつけば購入予定。もし購入したらば、使用感などはまたあらためてレポートしたいと思います。
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時々、寝たきりの患者さんで耳の聞こえがわるくなったと往診を頼まれることがあるのですが、いままでは前回ご紹介したLEDヘッドライト ステラビューで光を入れて肉眼で鼓膜を確認していました。しかし、これだと詳細な所見がとれません。診察室で使っている顕微鏡や電子スコープを使えれば良いのですが、装置が大がかりで往診に持って行くというわけにはいかないのです。
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by jibikai
| 2013-01-26 15:50
| 耳鼻科医のお道具箱
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