理不尽な、診療報酬減らし。

診療報酬、過去最大マイナス改定…4%前後が有力

予想通りとはいえ、こんなことが通ってしまったら、えらいことです。4%の診療報酬減のうち、医者の技術料などを3%減らすという話です。診療報酬が3%下がるといういことは、医者の収入も比例して3%減る、、、、なんて甘い話ではないのです。ある開業医のところは、例えば改訂前の月間の診療報酬が500万円あったとして、その3%減だと、同じだけ働いても485万円しか入ってこなくなるわけです。必要経費は診療報酬が変わってもほとんど変わりませんから、医者の収入も15万の減少となります。元々、500万円の診療報酬から必要経費を差し引いた、100万程度で生活していた開業医は、患者さんが減ったわけでも、何か悪いことをしたわけでもないないのに、来春からは85万円で暮らさなければならないということになります。この場合、診療報酬3%減というのは医者の報酬15%減に匹敵するということです。

サラリーマンや公務員の方も、年々給料が減って大変という話も聞きますし、時々、公務員の方が不祥事で減俸なんてこともあるようですが、特に仕事が減ったわけでもなく、悪いことをした訳でもないのに、国の事情で突然15%も収入が減ってしまう、業種っていうのもそうそう無いんじゃないでしょうか。

自分の生活のレベルもある程度下げざる終えませんが、それにしたって月15万円を捻出するのは至難の業です。あとは、設備投資を減らすぐらいしかないでしょうが、今でもそう無駄な物は買っていませんので、あとはどこを削るか、頭を悩ませます。

政府は今回の理不尽な診療報酬大幅減により、医院や病院から体力が削がれ、設備の充実もままならないような状態でいいいと考えているんでしょうか。新型インフルエンザ大流行の危機なども現実味を帯びてきているというのに、その際の砦ともいうべき存在の医療機関を、経営危機に陥れることが、果たして国民の利益なのか、本気で考えて頂きたいと思います。

参考記事

情報操作にだまされちゃいけません
新型インフルエンザ〜町医者なりの心配〜

↓「診療報酬下げすぎなんじゃないの。」と思ったら、ぽちっと押してください。
☆人気ブログランキングへ☆
by jibikai | 2005-11-28 11:26 | Comments(0)

山形市の耳鼻咽喉科 あさひ町榊原耳鼻咽喉科  院長のブログ


by jibikkuma