耳管開放症の原因
2013年 09月 03日
中耳炎に続発した例は3例の航空性中耳炎(飛行機に乗った際の気圧の変化で起きます。)と、急性中耳炎が1例でした。急性中耳炎後は多くが耳管閉塞から滲出性中耳炎となるのですが、時に耳管開放症になることもあるようです。
その他にはアレルギー性鼻炎や気管支喘息などの気道の慢性炎症、起立性低血圧や膠原病などの全身疾患も原因となっていると思われる例がありました。
今週から来週は耳管開放症についていろいろとお話ししていきます。
次回は、男女差についてお話しする予定。
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耳管開放症の治療は未だ統一された見解がなく、大学などによって微妙に異なります。
耳管そのものに対する治療としては、耳管ピン、耳管内脂肪注入法などがあります。
鼓膜に対する治療法としては、鼓膜テーピング、鼓膜チューブ留置などがあります。
自律神経のバランス改善には加味帰脾湯などがが使われます。
それぞれ詳細については、ネット検索すると情報が得られると思います。
