帰省とアレルギー

今年も残すところあと1週間を切り、お正月をふるさとで過ごすために、帰省する方も多いんじゃないでしょうか。

ふるさとに帰省することにより、意外と悪くなりやすいのが、アレルギー性鼻炎です。今の時期アレルギー性鼻炎を起こす原因は、ホコリやダニやペットの毛やフケがほとんどで、”通年性アレルギー”といいますが、それが帰省によって悪化するケースが多いのです。普段から時々通年性アレルギーでかかっている患者さんで、毎回盆と正月に帰省するたびに、症状がひどくなる方が何人かいらっしゃるのです。きちんと研究したわけではないのですが、理由をあれこれと推測してみました。
実家に帰省する場合、たいがい普段使っていない部屋に、これまた普段使っていない客用の布団を敷いて寝ることが多いのではないでしょうか。普段換気されていない部屋や、干されていない布団はダニの温床になりやすいので、どうもこのあたりに原因があるのではと、考えます。
また、人が大勢集まることによって、生活が不規則になりがちだったり、慣れない対人関係によるストレスがかかったりすることもまた、アレルギーをひどくする補助的な原因となるのではないかと推測しています。

ここまで読んで、自分もそうかも知れないと思った方、まだ遅くはありません。かかりつけの耳鼻科があれば、そこで抗アレルギー薬を処方してもらうことと、急いで実家へ電話して、部屋の掃除と換気、できるなら布団を干してもらうこと、天候などの関係で無理ならば、布団乾燥機で布団に空気を通して、さらに掃除機もかけておいてもらうようにお願いしましょう。

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Commented by jibikai at 2005-12-27 10:15
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当記事とは全く無関係の商用目的のTBと判断。勝手ながら削除いたしました。
by jibikai | 2005-12-26 12:24 | 花粉症・アレルギー | Comments(1)

山形市の耳鼻咽喉科 あさひ町榊原耳鼻咽喉科  院長のブログ


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