耳鼻咽喉科短期滞在手術研究会

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先週末は、大阪で行われました耳鼻咽喉科短期滞在手術研究会に参加してきました。
もともと関西で活躍されている先生が中心の研究会ですが、一昨年にお誘いいただいてから、3年連続で参加して発表もさせていただいています。

耳鼻咽喉科はもともと外科系でありながら、開業すると手術はほとんどしない先生が多数派を占めます。しかし、折角身につけたテクニックをそのまま埋もれさせてしまうのも、惜しい話。
この研究会のメンバーは、開業しても手術を続けていこうという先生方や、大学や病院においてもなるべく入院期間を短縮して患者さんの負担を減らすような、新しい術式やそのためのデバイスについて研究している先生方です。

一昨年は、扁桃凝固術の話を、昨年はASET(自己血清点耳療法)による鼓膜穿孔閉鎖術について、そして、今年は汎用デジタルカメラを応用した内視鏡ビデオシステムについて、発表してきました。

また、他の先生方の口演では、オリジナリティーある手術の工夫など有益な情報が得られたのと共に多くの先生方と交流出来たのは、大きな収穫でした。

毎回100名程度の参加があるとのことで、イメージとしては医学部の一学年の人数ぐらいで、多すぎず少なすぎず、という感じです。
昨今、専門医制度の改革とともに学会参加のノルマが厳しくなり、大きな学会はキャパを越える人数の参加があり、会場はいつも混乱した状態で、落ち着いて研究の成果を聴くどころではないような状態で、ちょっとうんざりなのですが、今回の研究会はそういった騒々しさとは無縁なのも、いいところと思っています。

by jibikai | 2017-07-13 12:50 | プロフィール・雑感 | Comments(0)

山形市の耳鼻咽喉科 あさひ町榊原耳鼻咽喉科  院長のブログ


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