日本口腔・咽頭科学会

先週、金沢市で開催された日本口腔・咽頭科学会に参加してきました。主には、慢性上咽頭炎に対するB-spot療法についてと、睡眠時無呼吸について勉強して来ました。
B-spot療法は医者よりもむしろ患者さんの間で、口コミで有名になっている治療法で、副鼻腔に異常のない後鼻漏症例や、咽頭違和感、慢性の咳などに有効と考えられます.数十年前に論文化されていますが、作用機序がはっきりしないためか、あるいは処置にやや時間と患者さんの忍耐をようするためか、普及しなかった治療法です。
当院では数年前から、少しずつ行っておりますが、効果のある方も多いようです。
最近では、内視鏡を使い粘膜の状態をリアルタイムで確認しながら治療を行うなど、進化がみられるようで、そのへんの所を特に学んでまいりました。
睡眠時無呼吸については、CPAPの上手くいく例、なかなか上手くいかない例ではどうするか、小児では手術が行われることが多いが、稀に再発もあるなど、いろいろと参考になる話がありました。
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写真は、招待講演。奈良の薬師寺の住職よりありがたいお話をいただき、少し心も洗われました!


by jibikai | 2017-09-12 08:55 | プロフィール・雑感 | Comments(0)

山形市の耳鼻咽喉科 あさひ町榊原耳鼻咽喉科  院長のブログ


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