アンチ・ドーピングと耳鼻咽喉科

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ごく稀にですが,私の医院にもプロスポーツ選手が来院されることがあり、どんな薬が禁止薬物になっているか知っておく必要があります。
耳鼻咽喉科で使用するものの中でも、アレルギー性鼻炎や風邪症状の緩和に汎用されている,ごく一般的な薬物にも禁止されているものがあり,自分の記憶にも留めておくためにも書いておきたいと思います。

ざっくりいうと、エフェドリンとその同効薬内服ステロイド(点鼻は可),利尿剤は禁止されているとのことです。

エフェドリンは交感神経を刺激する薬ですが、耳鼻科領域では鼻づまりに対して使われることがあります。ディレグラがその代表的なものですが、漢方の葛根湯、小青竜湯、麻黄湯、麻黄附子細辛湯、半夏厚朴湯など、麻黄、附子、半夏などを含むものも禁止のようです。

風邪の症状緩和のため、漢方を使うことも多いので,注意が必要ですね。

利尿剤は,メニエール病や急性低音障害型感音難聴に使用することの多い、イソバイドもメニレットゼリーも禁止のようです。

利尿薬は、減量や隠蔽が禁止理由とのことです。

多くの漢方と利尿剤が禁止とは、ちょっと意外な感じがしますね。





(参考文献:日耳鼻 121巻 12号 耳鼻咽喉科のためのアンチ・ドーピング知識 福田裕次郎、原 浩貴)

by jibikai | 2018-12-28 13:57 | 耳鼻科全般 | Comments(0)

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