開業医○と×

前回の記事にも書きましたとおり、私の開業医歴は、ちょうど8年。医者としての職歴の、半分近くとなりました。そこで今回は、開業医と勤務医を比較して、良いこと、悪いこと、色々と書きます。

まずは○から。
・転勤がない。
・当直がないこと。
・上司がいないこと。
・必要な医療機器は委員会などにかけることなく、随時導入できる。(ただし利益の範囲内で)
・忙しければ、忙しいだけ収入面では報われること。
・勤務時間外に、呼び出されることがないこと。
・性格が良くなった様な気がすること。(錯覚かも知れませんが)
・自分の健康に気を配るようになったこと。

一方、×は、
・苦手な会計業務をしなければならないこと。
・郵便物が多すぎて、処理が追いつかないこと。
・最近の金利上昇などには敏感にならざる終えないこと。(まだまだ借金が多いので)
・保険診療制度改悪などに敏感にならざる終えないこと。(あまりにも理不尽なことが多い)
・不慮の事故や病気で自分が診療出来なくなった時のことを考えると、ゾッとしてしまうこと。
・プライベートでも、決して羽目を外せないこと。


とまあ、開業医にもいいこと、悪いこと色々あるわけですが、まあ自分自身は充実した日々を送っているつもりです。それは、もしかしたら耳鼻科という診療科の特徴もあるのかも知れないと思っています。といいますのも、耳鼻科の場合、勤務医の時と仕事の内容がそう大きくは変わらないからです。これが内科や外科ですと、そうはいかず、新たに未知の領域を勉強しなくちゃいけませんからね。

↓この記事が参考になれば、ぽちっと押してください。1日1回ご協力よろしく。
☆人気ブログランキング(病院・診療所部門)へ☆
Commented by ばなな at 2006-05-05 11:39 x
またまたお邪魔します。連休は主人と子供がうさうさ出歩いているので
ちょっぴりゆっくりできます。

そうですねー私の子供がお世話になっている大学教授も、月に1度のペースで2泊の当直・関連病院での診察・学生講義・深夜に渡る手術と
ご多忙のようです。とても研究や投稿の時間などないとボヤいていました。

それに比べて開業医ははそれなりにリスクも多いと思いますが、拘束材料が少なくなっただけ風通しも良いのではないでしょうか?

飲みに行って大騒ぎは出来ませんねー。「あっあそこの耳鼻科の先生飲むとあんなになちゃうのね」なんて(笑)
何処に行っても人目が気になりますね。でも白衣を着てないと思い出さない人もいますから。

では今日もポチっとしていきます。神社のお賽銭のような・・・。


教授が当直するなんてはじめて聞きましたよ。
Commented by jibikai at 2006-05-05 23:12
私も教授が当直する大学病院というのは、聞いたことありませんね。よほど民主的な大学なのでしょうか。
ところで、どこの世界でもそうなのでしょうが、やはり忙しいうちが花です。もちろん限度はありますが。
Commented by inoue0 at 2006-05-07 06:41
 借金が頭の上にのしかかっていることを思うと、病気になれないでしょうね。診療を一度休止すると、客筋は絶えてしまって、それをもう一度回復するのはたいへんでしょう。うかつに休むことができない。
 あの尾鷲市の年収5000万円の産婦人科医は開業医だったのですが、廃業して勤務医になりました。経営に失敗していたのだろうかとかんぐってしまう。
Commented by jibikai at 2006-05-07 09:27
>そういえば、以前私の勤務していたある市立病院にも、もと開業医の産婦人科のDr.がいました。意外と、よくあるケースなのかも知れません。
ところで、「開業医には上司がいない」ということを本文で書きましたが、時々、借金返済や納税のために働いている様な気がしないわけでもありません。しかし、逆に何もプレッシャーがないと仕事に身が入らないということもありますので、まあ、借金も財産のうちかと、、、、。ただし、やはり自分が倒れるとアウトなのですが。
Commented by たかし at 2006-05-08 17:28 x
こんにちは
8周年おめでとうございます♪
いろいろ雑事や、責任もふえ大変ですが、性格もよくなり(妙な力が抜け)、やりがいも増したように思います。私の場合はサラリーマンからの独立なので比較にはならないでしょうが。丁稚時代(勤め人時代)には一人では経験できない様々なことが今の基盤になっているように思います。この基盤の上に自分の思いを築いてゆきたいと思うこの頃です。
Commented by jibikai at 2006-05-08 18:18
>たかしさん、こんにちは。「脱サラ」という点では、私も似たようなものです。まあ、「A様、B様」ではありませんが、人生にはいろいろと分岐点があり、どちらに進むかによってその後の展開は変わってくるのでしょう。確かに独立すると雑事、責任は増えますが、その分、いろんな経験はできるかなと、私も思います。
Commented by 堀口舞 at 2008-10-22 17:06 x
医療崩壊ー地域医療の崩壊は、今国民的な関心になっていると思いますが、わたしの知人の開業医の先生が最近、このテーマで執筆されています。
この本によると、その崩壊の主な責任は、医療行政の問題にあると指摘しています。つまり、医療費など年間2200億円削減のしわ寄せを、地域の医療現場に押しつけているとのことです。
このような、一開業の方々を含めて、現場の医療関係者から様々な議論が巻き起こってくることを期待したいところです。
『医は仁術か算術か―田舎医者モノ申す』(定塚甫著・社会批評社・1500円)

Commented by jibikai at 2008-10-23 09:08
堀口舞さん、本の宣伝ありがとうございます。
by jibikai | 2006-05-04 23:56 | Comments(8)

山形市の耳鼻咽喉科 あさひ町榊原耳鼻咽喉科  院長のブログ


by jibikkuma