いちご舌
2006年 07月 07日
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こんな感じです。これは、あまりひどくない方なのですが、”いちご舌”という物です。舌が白っぽいコケ状の物に覆われた後、赤い細かな水疱が出てきて、いちごの様に見えるのです。いちご舌と高熱があれば、溶血連鎖球菌性咽頭炎とほぼ診断できます。いわゆるいわゆる溶連菌(ようれんきん)というやつです。小さい子がこれにかかると、全身にも赤いプツプツが出ます。
いちご舌、高熱以外の症状は咽の痛みや、頸のリンパ腺の腫れ、口の周りの皮膚がカサカサになったりします。
診断は症状や、咽や皮膚の見た目でほとんどつきますが、詳しく調べるには、培養検査か迅速抗体検査という物をやります。迅速検査の場合は10分以内に結果が分かります。
溶連菌に対してはたいていの抗生剤が効きますので、あまり心配はないのですが、特に子供では、菌が完全に消えないと、リュウマチ熱や糸球体腎炎になることがあります。したがって、最低10日程度抗生剤を飲んだ方がよいと言われています。
例年夏は少ないといわれている溶連菌性咽頭炎ですが、当地では夏にもかかわらず流行しており、注意が必要です。その他、現在ウイルスによって起きる”ヘルパンギーナ”という病気も流行中で、これも高熱と咽の痛みを起こしますので、お子さんが高熱を出したら、早めに耳鼻科を受診しましょう。
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もうすぐ楽しい夏休み、その前にシッカリ直しておかなくちゃ。
お嬢さん早く良くなりますように。
うちの娘の場合は、熱が出ると病気で具合が悪くなるというよりも、安静にしているのが嫌で、落ち込む方が多いようです。