ヘルパンギーナ
2006年 07月 20日
今、当地で流行しているのは、溶連菌性咽頭炎とヘルパンギーナ。溶連菌性咽頭炎についてはいちご舌
を参照してください。
今回はヘルパンギーナについて書きますが、ヘルパンギーナとは、「ヘルペス」と「アンギーナ」という二つの言葉が合わさってできています。ヘルペスとは水疱、アンギーナはのどの炎症という意味と考えていいので、ヘルパンギーナとは「水疱のできる、のどの炎症」という意味です。 のどちんこの周りに水疱あるいは口内炎のような浅い潰瘍いくつかできて、その周りは赤くなります。
かかりやすいのは、大人より子供、特に幼稚園児ぐらいが一番かと思います。症状はのどの痛みなのですが、ビリビリとした痛みであることが多いです。熱も38℃台ぐらいまでは上がります。たいてい、後遺症も残さずに4,5日で治ることが多いですが、ウイルス性の病気なので、抗生剤は直接には効かず、対処療法として、鎮痛解熱剤を使うぐらいしか治療法はありません。それでも、免疫がついて治りますのであまり心配はありませんが、熱とのどの痛みを起こす病気は他にもいくらでもあり、自分や家族でも判断できませんので、早めに耳鼻科を受診しましょう。
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