耳鼻科診察室
2006年 07月 21日

このブログの読者には、耳鼻科にかかったことがない方もいらっしゃると思います。また、耳鼻科にかかったことがある方にとっても、そう診察室内をジロジロ見ることはないでしょうから、何がどうなってるのか、意外にご存じないかも知れません。そこで、今回は診察室の写真を出してみました。
正面に見える青っぽい椅子が、患者さんが座るものです。患部が見やすく調整できるよう、昇降したり、左右に回転したり、リクライニングしたりする機能がついています。ウチのやつは昇降だけが電動で、後は手動です。高いのになると全て電動で調整します。たまに自分で座ってみるのですが、座り心地は、、、、はっきり言って最悪です。それは全体が硬いし、背もたれが直立しているためなのですが、短時間ですので患者さんには我慢してもらっています。といいますのも、あまり座り心地のいい、柔らかい椅子では身体が動いてしまいますし、背もたれが寝ていると、医者からみて患部が遠くなり診療が困難になってしまうからなのです。
患者さんの椅子の周りには、ユニットと呼ばれる、診察や吸引や薬液の噴霧などを行うための機械一式がひとまとまりになっているもの(向かって右)や、電子スコープとビデオシステム(向かって左)などが配置されています。
手前に見える黒い椅子が、医者(すなわち私)が座る椅子です。キャスター付きで、なおかつ手を使わずに足踏みで高さを変えられるようになっています。それは両手に器具をもって処置していても、椅子を調整できるようにするためです。医者が座る椅子は好みでいろいろありますが、私はこのシンプルなやつが一番好きです。
医者が座る椅子の両側に机が見えますが、向かって右がカルテを書くために使っているもの、左がコンピュータ用です。この机は開業当初にはなく、後に診療にコンピュータを使うようになってから増設しました。コンピュータはノートタイプのを2台並べて置いていますが、何に使っているかは、またこの次の機会にでもお話ししたいと思います。
今回は耳鼻科診察室について、うちの医院を例に紹介しました。何も怪しげなものとか、恐ろしいものはおいてないことを理解頂ければ嬉しく思います。
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歯医者さんと耳鼻科のお医者さんはわけの解らない器具がいっぱい置いてあって、何されるんだろう改造されてしまうのか?!(ちょっと大袈裟だけど) 今もあんまり好きにはなれません(すみません) パッパと治療してくださるのがかえって怖い!(いつか映画で見たロボット作成みたいで) 何するのか説明しながら治療して下さると安心するのですが・・・
ブログを通じて皆さんと意見交換しておりますと、思った以上に耳鼻科が苦手という方が多く驚くのですが、理由を伺うとなるほどと思うこともあります。ただし誤解に基づく恐怖もありそうなので、ブログの記事で、耳鼻科では何をしているのか出来るだけわかりやすく解説しようと思っています。
ところで、仰るとおり使用済みの器具は下のトレイに置きますが、金属と金属が当たりますのでどうしても音が響きます。以前は、私自身もあまり気にしていませんでしたが、確かに聴覚過敏というか、いわゆるリクルートメント現象のある人にとっては特に気になるでしょう。ということで、最近は気をつけるようにはしていますが、構造的な問題でどうしても音が出がちです。医者一人一人が気をつけるとともに、器械メーカーにも改善を提案すべき問題かもしれません。

ノートパソコンはMacとWin.と両方並べてあります。電子カルテでもないのにと、不思議に思われるでしょう。たいした使い方はしていませんが、次回記事にします。
使い終わった器械のを受けるトレイ、なるほどプラスチック製のバケツにしているわけですね。参考にして、100均で何か代用できる物探してみます。アドバイスありがとうございました。