ノートPC
2006年 07月 31日
Windowsの方はなんとなくVAIOを使っていますが、これは睡眠時無呼吸の検査を患者さんに自宅でやってもらった後、そのデータを解析するためにだけ使っています。あまり、Windowsって好きじゃなかったんですが、医療関係も含めて、業務用のソフトってほとんどがWindows用ですから、まあ仕方ないです。睡眠時無呼吸症候群の検査は2~3年前からやっているんですが、2〜3日分の呼吸やら脈拍やらのデータが、ものの1分もかからないで、解析出来てしまうのは驚きです。昔この検査を、病院につとめている時にやったことがありましたが、寝ずの番で、脳波計やら心電計やらからはき出される膨大な量の紙を眺めていたのを思うと、隔世の感があります。

話が横道にそれてしまいました。で、Macの方はと申しますと、これはもう色々です。そもそも、ビデオユニットの隣に置いたのは、診察の際に所見を記録したビデオを読み込んで編集、再利用するためと考えたのですが、動画の記録を本気でやるとなると、ハードディスクにお金がかかってしまいますので、結局いまだにVHSから脱却出来ませんでした。ただし、最近購入した電子スコープという鼻やノドをみるカメラは、直接PCにデジタルで画像をストリーミングで送れますのでちゃんとやれば、もっと便利になるとは思っています。まあ、学会や勉強会で必要になる時は、やや画質は落ちるものの、テープからコンバータを介してデジタル化しています。

一方、デジカメで撮った所見、すなわち静止画はMacで管理しています。Macにはiphotoというおまけソフトがもれなくついてくるんですが、これが意外に便利で最近愛用しています。具体的には、デジカメで患部を撮影。メディアカードをカメラから抜き、Macと繋がっているエプソンの複合機へ入れると、勝手にiphotoが立ち上がり、クリック一つで写真を読み込み、それをpowerbookの画面で、患者さんに説明。さらには、またエプソンの複合機で印刷してカルテに貼る。というような使い方をしています。ちなみに、レントゲンなんかもうちの所は一応デジタルで出力しているんですが、それは直接PCには繋がっていません。学会で必要な場合などは、フィルム化された(すなわちアナログ化された)画像をシャーカステンに貼って、それをデジカメで撮ってまたデジタル化するというようなことをしています。一見無駄なようですが、医療専用のPCはとてつもなく高いし、しかも旧式というのが相場なので、極力民生品を使えるような環境にしておいた方がいいと思います。
その他には、院内の掲示物の作成やら、他の先生へ患者さんを紹介する時の、診療情報提供書やらも、Macで作っていますが、コンピュータの話になるとどうも、くどくどと長くなってしまいますので、今日はこの辺で。
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動画もQT形式だったら、 静止画と一緒に管理できます。電スコ(うちのはオリンパス製)からの動画もfirewire経由で直接QTムービーにして取り込めるし、従来のDVフォーマットよりはるかに容量の小さくて、まあまあ実用に耐えるH.264形式なんていう圧縮フォーマットもありますので、ハードディスクもそれほど圧迫しなくなりました。
バージョンアップ後は、
firewireでMacと電スコを直接接続。
QT Playerを立ち上げ、「環境設定」→「録画・録音」→「品質」で「高品質H.264」を選びます。
これで、準備は完了。
あとは、「ファイル」→「新規ムービー録画」で新しいウインドウが開きそこに、電スコの画像が表示され録画できます。
ということで、新しいQTになってから、キャプチャーボードもなしで直接ムービーを取り込めるようになりました。エンコードも取り込みと同時ですので、感覚的には直接Macがビデオデッキのように使えるようになるわけです。
なお、このやり方で取り込んだファイル容量を見ますと、15秒間の記録で、わずか1 Mバイト、従来のDVフォーマットでは100 M位になりますので、その差は歴然です。その割に画質は落ちないのが特徴です。もちろん、Power Pointなどのプレゼンテーションソフトでも再利用可で、学会ではちょっと見劣りするかもしれませんが、身内の勉強会あたりでは十分使えます。
Windowsマシンでもfirewire入力端子があれば、Quick Time Pro.7の
Windowsバージョン
http://store.apple.com/0120-APPLE-1/WebObjects/japanstore.woa/wo/0.RSLID?mco=EA27BE85&nplm=D3381Z%2FA
が使えるようです。
アナログからだと、私の場合は
ちなみにビデオ・キャプチャは、外付けのカノープス製のものを、以前、
使っていたことはありますが、使い勝手はそう悪くはありませんでした。
これだと、キャプチャソフトも今は付いてくるんじゃないでしょうか?
もし、内視鏡や赤外線CCDからの画像をPCに直接保存するので
あれば、”USBフットスイッチ”という商品があり、任意にキーを
割り当てできるはずなので、録画開始、停止、静止画保存などを
フットスイッチに割り当てれば、ハンズフリーでコントロール出来る
ので、便利かも知れませんね。
USBフットスイッチというのは、検索してみると
いくつかの商品がヒットするはずです。
外付けのビデオキャプチャですが、私の場合、ビデオデッキの
アナログ出力からの信号をデジタル化するのに使っていましたが、
たしかにPCの画面では、タイムラグがあるのとコマ送り状態に
なってました。
それで、今日試しにダイレクトにオリンパス製の電スコから、
firewireでデジタル出力したものを、リアルタイムでPower Book
で取り込んでみました。(ソフトはQuick Time Pro. 7.0)
結果は、やはりコマ送り状態でまだまだこれ単独では厳しいようです。
以前、わたしもTVモニタをなくして、PCモニタに一本化できない
ものかと野望を抱いたことがありましたが、まだ、まだ無理のよう
ですね。おそらくキャプチャボードの処理速度というよりも、PC側の
動画処理能力、表示能力がまだまだ追いついていないのでは
ないでしょうか。
フットスイッチはMac用の良いのがなくて断念中ですが、
Win.用のはいくつかあると思います。