秋の花粉症
2006年 08月 29日

日中の暑さはまだまだ厳しいものの、朝晩はだいぶ涼しくなってきました。田んぼでも稲穂が頭を垂れる様子が見られます。
さて、この時期、くしゃみ、鼻水、鼻づまりや乾いた咳が起こりやすくなる方がいらっしゃいます。春の次に、秋はアレルギー性鼻炎が起こりやすいし、喉頭アレルギーや気管支喘息も起こりやすいです。毎年秋口にひどくなる方は、ちょうど稲刈りの時期に重なることから、自分は”イネ”の花粉症と思っている方も多いのですが、この時期にイネの”花粉”はもちろん飛ばないわけですから、それは”イネ花粉症”ではありません。また、イネ科雑草花粉症の方は結構多いのですが、時期としては5月上旬から7月までの方が症状がひどいはずです。
では、これからの時期、稲刈りのシーズンに一致してアレルギー症状を起こすのは何かと申しますと、それはキク科雑草花粉症が多いのです。キク科雑草には、ヨモギ、ブタクサなどがあり、アレルギー性鼻炎の患者さんのうち、15%位の人が抗体を持っていますので、花粉症のなかでは、スギ、イネ科についでキク科花粉症は多いです。
キク科花粉症もやはり、初期治療が有効ですので、毎年この時期のアレルギー症状に悩まされている方は、是非、早めの受診をお願いします。
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今朝は大分気温が低く、涼しいというより寒い1日の始まりです。
そろそろ朝起きると、くしゃみと鼻水が出るようになりました。
来たかー!
山形の「日本一の芋煮会」も近いですね。
プールみたいな大きな鍋。
釜茹でになった石川五右衛門もびっくりでしょう(笑)
朝から変なこと言ってすみません。
これからの時期、キク科花粉症のみならず、通年性アレルギーも悪化しやすいので、要注意です。
ところで、「日本一の芋煮会」のこと、よくご存じで。今度の日曜日のようですが、まだきっと暑いでしょう。私は混むのが苦手なんで一度も行ったことないのですが、一度”取材”には行きたいとは思っています。
ちなみに、あの大鍋は「鍋太郎」という名前まであるんですよ。