診断や治療が異なる理由について(前編)
2007年 06月 04日
診断や治療方針の決定には、受診のタイミング、診療にあたる医師個人の経験や考え方、医者の所属する組織の考え、患者さんの個性や考えなどが影響して来ると思われます。
まず最初の「受診のタイミング」についてですが、タイミングの違いで診断が変わってしまうということもあるのです。たとえばインフルエンザですが、最近は迅速の抗体検査で診断することがほとんどです。しかし、これが陽性に出るにはタイミングがあって、発症間もない頃に検査をしても、陰性に出て、半日位して再検査すると陽性となることも多いのです。インフルエンザを心配して午前中に医者にかかって検査まで受けたのに、普通の風邪と言われ、その日の午後に熱が高くなったので、今度は別の医者にかかったところインフルエンザと言われた、なんていうケースも出てくるわけです。この場合、午前中に見た医者は無能で、午後に見た医者は優秀だなんて思われかねません。ですから医者の側では、検査するタイミングによって異なる結果になる可能性もあることを、あらかじめ説明しておいた方が、あらぬ誤解を受けなくて済みます。 また時間をあけて、複数の医者が診断する場合は、後から診る医者の方が有利となるのは当然のことです。他の医者が診た後に診察する場合、ついつい自分の優位性を強調したくなってしまいますが、前の医者の悪口は言わないように気を付けたいものです。
(後編へと続く)
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また、メニエルの場合は、内リンパ水腫に至るまでの原因がおそらく様々なので、治療はこれが一番いい、というのがなかなか確立できないのではないかと思っています。