急性中耳炎のアニメーション
2007年 06月 26日


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よく医師の書いたイラスト(手術手順など)を見ますが、診察力の上に
絵心やセンスも要求されるのですね。
↓かわいいカエルくん!紫陽花のにじみ加減もいいですねえ。しっとり・・
そうそう、大学病院などでは手術した後は必ずカンファレンスがあり、手術所見を図解入りで説明しなければなりませんでした。絵が下手な奴は手術も下手だ、なんてよく上司に怒られたものです(苦笑)。
これからまた、イラストの勉強の仕直しです。
アジサイにカエルとはかなりベタな梅雨の光景になってしまいましたが、まあ、しっとり感が自分でも気に入っています。

耳がやや下方向に向かって伸びていることはわかったんですが、どーしても、耳と鼻(喉?)のどこがつながっているかがわかりません。
ずっと疑問なんですが、面と向かって主治医に聞くのも恥ずかしいし…どうやって調べたら良いのかもわからないし。。。
ヘンな質問ですみません。m(_ _ )m
しかし、絵もかけないといけないとは!マルチな才能を求められるんですね。先生ってすごい! では♪
確かに耳管が咽の奥とどのようにつながっているかは、イメージしづらい部分ですね。でも、そこの所のトラブルで中耳炎が起こってくるのがほとんどですから、実は耳鼻科を理解する肝でもあります。
一部の耳鼻科マニア以外あまり気にもしないところかも知れませが、大切な部分です。毎度、的確な視点で感心いたします。

ですので、ちょこさんの質問にもつながりますが、どんな風に耳管喉頭口が鼻につながっているか教えていただけないでしょうか?
また、上記の考えはあたっている可能性がありますか?お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いします。
おっしゃるとおり、中耳炎には耳管(じかん)の働きが関係しています。耳管については
2007.6.29に「耳と咽とのつながり」という記事を書いておりますので、ご参照下さい。
特に1歳半ぐらいのお子さんですと、耳管機能が未熟で細菌をはねのける力(免疫)も発展途上ですから、一生のうちで一番中耳炎になりやすい時期です。顔面や咽、鼻といった構造も大人とちょっと違っていて、耳管が水平に近くて中耳へと容易に細菌を含む鼻汁などが逆流しやすいことも確かにあります。また、早くから保育所などに預けられている子は、どうしても中耳炎を繰り返しやすいです。
ただし、大抵の場合はある年齢(三歳以上)になると落ち着いてきますので、あまり悲観的にならずにその都度適切な治療を受けられるのが良いと思いますよ。

うちは仰るとおり1歳から保育園児なので、どうしても風邪になりやすいです(もう左右で12回以上急性中耳炎になっています・・・。先日は治癒しましたが滲出性中耳炎になり心配でした)。
とりあえず、引き続き治療を怠らないことと、購入した鼻水機を自宅で使って頑張っていきたいと思います。
ありがとうございました。

「購入した鼻水吸い取り機(パワースマイル)」でした。失礼しました。
やはり、鼻を吸ってあげるのは良いと思います。
それから、家族がタバコを吸うと中耳炎は繰り返しやすいので、
もし誰かタバコを吸う人がいるとしたら、子供と同室では避ける
べきです(車などでももちろん注意)
もちろんいくら気を付けても、急性と滲出性中耳炎を
交互に繰り返すことも多いし、その中間の状態が長く続くことも
あります。
その他には、2008.8.11の記事「耳鼻科医のお絵かき〜急性中耳炎〜」あたりを参考にしていただければ幸いです。