中国製餃子による食中毒

耳鼻科の話題とは離れますが、中国製餃子による食中毒について少々解説を。

今回の中毒の原因となったのは、「メタミドホス」という有機リン系の殺虫剤とのこと。有機リン化合物というのは、「サリン」もそうなのですが、コリンエステラーゼという酵素を阻害することにより、神経毒性を生じます。症状としては、軽ければ吐き気と眩暈程度と思われますが、重くなると意識障害、徐脈、血圧低下、縮瞳を生じます。もちろん死に至ることもあります。

治療には、PAM(パム;プラリドキシムヨウ化メチル)という薬が有効なのですが、一般の診療所には置いてありません。しかし農薬中毒というのは国内でもたまにあり得ますし、自殺を図ってわざと飲む人も無いとも限りませんので、地域の基幹病院にはあるはずです。

いずれにしても、危ないものは口にしないのが一番なのですが、お弁当など外からとっている場合は確認のしようがないので困りものです。
Commented by ちょこ at 2008-01-31 09:13 x
先生こんにちは。
すっかり風邪を引いてしまい、こちらでインフルエンザの検査の知識を得てから(採血でない事を確認して)、これから耳鼻科へ行こうと思います。もう治りかけなんですが、インフルエンザだといけないので、一応行くことにしました。

そうそう、そろそろ「安ければ良い」という時代も終わりかもしれませんね。しかし中国製を排除したら、口に出来るものがかなり減るかも? では♪
Commented by jibikai at 2008-01-31 12:36
>ちょこさん、こんにちは。
インフルエンザの検査は、綿棒で鼻の奥か、咽の粘膜をこすって調べます。検査で結果が出やすいのは発熱後1日から3日というところでしょうか。薬を使うとすれば発症後48時間以内なので、もしインフルエンザだったとして、もうその時期は過ぎていますが、人に移す、移さないの問題がありますから、検査もやってもらった方が良いかもしれませんね。
by jibikai | 2008-01-30 23:49 | Comments(2)

山形市の耳鼻咽喉科 あさひ町榊原耳鼻咽喉科  院長のブログ


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