食べるということ
2008年 08月 26日
![食べるということ_e0084756_1262060.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/200808/26/56/e0084756_1262060.jpg)
![食べるということ_e0084756_1263475.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/200808/26/56/e0084756_1263475.jpg)
今回の写真も、この夏の旅行中に撮ったものです。小岩井農場というのは、岩手の岩木山の麓に広大に広がる農場で、一部が観光客のために開放されています。私も家族も大好きな場所の一つなので、今までも何度か来ています。
開放されているのは農場の「一部」といっても、かなり広い土地で、そこには牛や馬、羊たちがいて、人間も柵の中に入れますから、子供達も羊に触ったりして、「可愛い」と喜んだりしています。
実にのどかで、癒される風景・・・なのですが、以前からちょっと複雑な心境になることがありました。同じ敷地内にレストランがかあり、名物料理は「ジンギスカン鍋」。ついさっき撫でた羊そのもの・・・ということはないのでしょうが、それでもその仲間が、こうして肉になっているという事実。大人は割り切れても、子供はどうなんだろうと思う時がありました。
ということで、いままでは牛乳を飲んだり、卵料理を食べたりしてお茶を濁していたわけです。でも今回は食欲に負けて(苦笑)、ジンギスカン鍋をたのんでしまいました。いざ食べてみると、さすが産地で食べるジンギスカン鍋は最高で、子供も喜んでいました。
加工品ばかり食べていると、つい忘れがちになるのですが、結局、人間生きていくにはいろんな生き物や、環境を犠牲にしていくしかないわけで、現実的にはかわいそうとばかりも言ってもいられないわけです。じゃあ生き物を慈しむ気持ちと、それを食べる自分をどう折り合い付けるかというと、その分、自分が有意義に生きていくしかないんじゃないかなと、妙に悟った様な気分になりました。
まあ、観光用の牧場という管理された自然ではあるものの、その中で、親も子も普段の生活の中ではなかなかできない経験ができた様に思います
![](http://s.eximg.jp/exblog/user3/img/common/icon-comment.gif?1735262376)
飽食の時代。ブュッフェレストランなどで食べきれないくせに取るだけとって残す人を見ると、とても悲しくなります。
まさにその通りで、人間に食べられた命を思うと、無駄には出来ないですよね。感謝の気持ちを、忘れないようにしたいものです。
![](http://s.eximg.jp/exblog/user3/img/common/icon-comment.gif?1735262376)
かわいい写真の下は・・・でも、そうですね。供された他の生命を有り難く頂戴して、その命の分も有意義に生きる。
私には医学にも通じるものがある感覚です。それをどう表現したら良いのかわかりませんが、、、過去があるから今があって、自分もその糧になっていけるのかな・・・と。あれ?あまり繋がってないですね。意味不明で失礼しました。
ついつい忘れがちになるけど人間も自然の一部だ、ということと、
いろんな矛盾はあるけど、乗り越えて生きて行かなくちゃいけいんじゃないかな、というのがとりあえず、今回のエントリーで言いたかったことです。
医学には、治療のために副作用のある可能性を知っていて薬を飲まなくちゃいけないこともあるとか、まあ、そんな矛盾はありますよね。また、昨今の風潮として、命を軽視しているんじゃないかと思われるような事件が多いように思いますが、それは、もしかしたら病院で死ぬのが当たり前になり、家で看取られる人が減っていることに関係してるんじゃないか、なんていうことも連想しました。