メニエール病と急性低音障害型感音難聴
2008年 10月 07日
さて、メニエール病という病名は耳鼻科の病気に関心のある方なら、一度は聞いたことがあるかも知れません。一言で言えば「内耳に内リンパ水腫というトラブルが生じて、難聴、耳鳴り、めまいなどが発作的に繰り返し起こる病気」です。
ちなみに、メニエールというのは人名であり、19世紀にはじめて、内耳の障害でめまいが発生することを明らかにしたことで有名です。その人物の名前が付けられたメニエール病ですが、病態が明らかにされたのは20世紀に入ってからで、病理学的な研究から”内リンパ水腫”がその根底にあることが分かっています。
1975年には厚生省特定疾患調査研究班によって診断基準が作られており、現在も使われております。
その診断基準には大きな項目と、それぞれの大項目を補足する小項目があるのですが、あまり専門的になってもなんなんで、ここでは大きい項目だけ抜き出してみます。
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1. 回転性めまい発作を反復すること。
2. 耳鳴・難聴などの蝸牛症状が反復・消長すること
3. 1,2の症候を来す中枢性神経疾患、ならびに原因既知の、めまい・難聴を主訴とする疾患が除外できる。
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Ⅰ. 確実例:1,2,3の全条件を満たすもの。
Ⅱ. 疑い例:1と3, または2と3の条件を満たすもの。
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診断基準を見てもわかりますように、メニエール病の特徴はめまい、難聴、耳鳴りを繰り返すことにあります。
ということは、メニエール病でも初めての発作の際には、将来的に繰り返すかどうかは予測できませんから、1回だけのめまい、難聴発作では診断できないことになります。
ちなみに、メニエール病というとめまいを起こす病気として名前は有名なのですが、その割に実際のめまい患者さんの中での割合からいえば、むしろ少数派です。
一方、急性低音障害型感音難聴という病気がありまして、ある日、急に耳のつまる感じや、聞こえにくい感じ、耳鳴り、音が響くなどの症状で発症します。聴力検査をしてみると、低音部に限局した感音難聴のパターンをとります。実はこの病気、メニエール病ほど歴史がなく、しばらくは突発性難聴の一部として扱われていましたが、他のタイプの突発性難聴と経過が異なることから、ここ15年ほど前から、独立した疾患として扱われることが多くなりました。他の突発性難聴より治りやすいのが特徴なのですが、中には軽いめまいを伴う例もありますし、一旦治っても、繰り返す例もあります。また、両側例も少なからずあり、これらはメニエール病にも似ていると言えますので、メニエール病と一部重複している疾患群なんじゃなかと推測しています。
急性低音障害型感音性難聴は、病院よりも診療所を初診する患者さんも多いせいか、当院で治療した症例数も比較的多く、集計すれば何か分かるんじゃないかと、現在データを解析中です。
ある程度まとまりましたら、耳鼻科医の勉強会などで発表したいとも思っていますが、比較的身近な話題でもありますので、このブログにも載せていこうと思っています。
興味のある方は、また覗いてみて下さい。
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【お知らせとお願い】
ネットでの医療相談は、時に誤解が生じたり、実際の診療の妨げになったりすることもあります。個々の症状についてコメント欄に書き込まれましても、診断や治療方針などに付いての返答は一切いたしません。
なお、当エントリーのみではよくわからなかった、という方は、
低音障害型感音性難聴については、急性低音障害型感音難聴〜よくある質問とその答え〜
耳閉感については、耳閉感があって聴力は正常な場合
その他耳の症状について知りたい方は、よくある質問(耳の病気・症状)
なども参照して頂ければ幸いです。
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私は2年前に突発性難聴を患いました。定期受診以外に、めまいが酷いときにも何度か受診したのですがカルテには“メニエール病”と書かれていたような気がします。
めまいの発作が起きたときはメニエール病とされるのでしょうか?
通常、突発性難聴では発症時から時間が経つと、聴力は固定して、めまい発作も起こらなくなってきます。
もしも、発症時以降のめまいが内耳性のもので、その前後に耳鳴りや難聴も伴うのであれば、メニエール病の可能性があるかも知れません。ただし、めまいを繰り返せば全てメニエール病という診断になるわけではないのです。
私の体感からは、めまいは突然スイッチをおされたように急にはじまったので「内リンパ水腫が原因でライスネル膜がやぶれた時」という説明はしっくりくるのですが、メニエール病の説明では「内リンパ水腫」とだけしてあるのが多いですね。内リンパ水腫はずっとあるような気はするので、水腫によって神経が影響をうけていたとしても代償が働いてなんともないと考えてもいいのでしょうか?一般的には、水腫だけでも軽い?めまいが起きるケースも多いのですか?

右耳は時期不明の高度感音難聴です。
現在は両耳ともに100dbを超えたので、人工内耳を埋め込みました!
めまいが内耳性のもの…ですか。。。
そういえば『内耳障害』と言われたことがあります!
自分では突難の後遺症としてめまいが起きているのだと思って、『あ、またいつものめまいか…』と認識してました。。
詳しい説明ありがとうございました!
内リンパの量というのは、産生と吸収のバランスによって決まってくると考えられますが、メニエール病の場合は産生過剰か吸収阻害が起こって、多くなりすぎるのは間違いないのでしょう。内リンパ液が過剰になると一番薄い部分であるライスネル膜は、膨隆しますが、逆に元に戻ろうとする力も生じて、内リンパの圧力が上昇します。
この圧上昇で症状が強まり、めまい、難聴発作が起こると考えられているようです。
突難やメニエール病周辺の疾患というのは、いろいろありますし、なかなか診断が確定できないケースもあります。ブログでは、そういった話題も時々取り上げたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。
たしかに、膜迷路の破綻(つまり破れるということ)で、めまい発作が起こるということは、いろんな文献にあるようですが、単なる水腫、圧上昇だけの場合のめまい症状に対する影響というのは、あまり記載がないようでした。聴力に関しては、圧上昇だけでも影響があるように思うのですが、もう少し調べてみますね。
メ病は血管条がのびるために聴力にも影響があるとか、本で読みましたが、私も一時的にはすぐ死んでしまうはずの聴神経がよくなっていたので、圧上昇だけでは死なないで眠っているだけなのか?(笑)興味はあります。
内リンパの圧上昇による聴力への影響については、コルチ器をのせている基底膜が鼓室階側へ偏位することによる、といった説もあるようです。

低音障害型感音難聴を調べてここにたどり着きました。
私は1年半前に、左耳が耳が詰まった感じになり
「難聴」と診断され、今は難聴→メニエル病(めまいの無い)→低音障害型感音難聴と診断されています。
発症当時よりは大分良くなりましたが、今でも1ヶ月に1回おかしくなります。
耳が詰まったり、音が響いたり・・。
ここまで繰り返しても治る人はいるのでしょうか?
あまり期待はしていないですが。
治さなきゃ!と思ってもストレスだし。。。
自分の病態を知りたいです。
いつも分からなくて・・酷くなると悪い!と思って行くと、怒られて帰ってくるってパターンが多いんです・・。
だから、病院に行く基準を作りたいのです。
あと、音が響くのってどうして起こるのですか?
低音障害型感音難聴は繰り返すこともありまして、そのうちの
一部の方はメニエール病に移行するように思います。
病気に対する不安感や焦りはおっしゃるとおり、ストレスになり
ますから、心配しすぎは禁物です。それには患者さんも病気に
対する正しい知識を持つことが大事だと思っています。
それから、低音障害型感音難聴では自覚的な症状が辛い割りには
聴力検査をしても聴力がさほど悪くないこともあり、その辺が
難しいところと思います。
音が響く感じは、内耳の外有毛細胞細胞の障害で起こると
言われていますが、話せば長くなりますので、近いうちに
記事にまとめます。

そうですよね。まずは自分の病気を把握すること大事ですよね。
余計な不安で悪くしたくないですもん♪
今までは先生任せだったけど・・・
発症当時は1ヶ月間で正常聴力1週間なかったから、まずは期間が伸びてきたので・・良しとしています♪
酷いときは聴力検査50?くらいでした。
このホームページとっても勉強になります。
本屋さんには詳しい本無いから(笑)
それにしても先生山形なんですね!
私もなんですー。写真とか見てびっくり!
見たことある風景ばかりで(笑)
うふふ。
また質問させて貰うかも。
これからもよろしくお願いします~
何と山形なんですか!?
ネットの世界も広いような狭いような・・
少しでも記事が役立ったなら、嬉しいです。
しばらくは内耳についての記事を書いていく予定ですので、
また、覗いてみてください。

低音障害型感音難聴でイソバイドの薬が処方されています。
音が響く場合、他に薬は無いのですか?
それとも低音障害型感音難聴は、いつか治るから?薬を処方しないのでしょうか。。
音が響くのって1ヶ月位続いてしまうので・・ちょっと辛いんですよね。。。
原因との見方が強くなってきたので、イソバイドが処方されること
が多いです。その他にはステロイドやビタミン剤や、循環改善剤が
処方されることもあります。
主には症状と聴力を見ながら、処方を考えていくことになろうかと
思います。

前、ステロイド・ビタミン剤飲んだことありますね。
でも初期のころです。
ステロイドは今の主治医から「出したくない」と断られました。
副作用の説明をして貰って納得しました。
いまでは耳の状態のパターンが(耳閉感のみの難聴)決まっているからか?、イソバイドのみになっています。
と言うことは?程度としては軽いほうなんでしょうか?
そうですね、医者によっても少し違うのですが、ステロイドは
難聴の程度の重い時やイソバイドが効かない時、しかも発症して
からあまり時間の経っていない時に使うことが多いと思います。
あと、繰り返す低音障害型感音難聴(あるいはメニエール病)
でも、急に聞こえが悪くなった時には使うこともあります。
ということは、現在の聴力はある程度落ち着いているん
じゃないでしょうか?

>難聴の程度の重い時やイソバイドが効かない時、しかも発症して
からあまり時間の経っていない時に使うことが多いと思います。
そうですね。考えてみればこの通りです。
耳の詰まりにも慣れてきちゃって、同じ症状だといかなくなりました。
悪くなっても、次の診察までには回復しています。
耳閉感とふらつきがあった時はびっくりしましたが・・。
すっきりした~(笑)
このページではないですが、先生の医者に通う間隔?も楽しく拝見させて頂きました。
自分に当てはめて考えちゃったりして♪
またお邪魔します。
少しでも疑問が解決したなら幸せです。
低音障害型感音難聴については、今年色々まとめて行きたいと
思っています。ブログにも関連した記事を時々書く予定です。
たまに、覗いてみてくださいね。

ちょっと前ですが、
>低音障害型感音難聴では自覚的な症状が辛い割りには
聴力検査をしても聴力がさほど悪くないこともあり、その辺が
難しいところと思います。
と、先生が書いてくれた事がありました。
「辛い」と認めてくれたことが
とても嬉しかったです。
低音障害型感音難聴は、眩暈が酷くて歩けないわけではないし、死ぬわけでもない。
私よりも症状が酷い方はたくさんいます。
私はちょっと生活するのが「不快なだけ」の患者です。
でも
「我慢してね」
「救急で君みたいな人が来られても」とか(実際行ってません)
言われ続け、「耳鼻科的に要らない患者なんだな・・。」そういう認識でした。
嬉しかったです。
ありがとう。
またお邪魔します。
また、よろしく。

最初の2回は、ステロイド点滴で治癒。3,4回目でステロイド点滴でアナキラシーを起こしました。
今回は受診時35db。イソバイド・アデホス・ビタミン剤服薬でも悪化し1週間で55db。リンデロン2錠でか2日後に30dbに改善。これが今の状態ですが、固定するか反復するかとても心配です。
今回までの難聴は左3回右2回、毎回肩・首のコリから始まります。診断名も突発性難聴・メニエル・リンパ水腫・低音型難聴と色々です。ステロイド点滴でのアナキラシーは、私も怖いし病院も「聴力を失うより命を失う方が怖いから点滴はしない」「と言われます。でもステロイド以外の治療は兵庫県では無です。こちらのブログを見て、効果も確かでなくても「高気圧療法」等もあると知りほっとしました。体調の良くない中、他府県まで通うのは無理ですが。
悪化時治療してもらえる病院がなく不安です。大学病院に聞いても「ステロイド以外の治療している所はない」と言われます。今回治っても繰り返す私の場合、いつも不安でしようがないです。
「難聴」について本気で考えてくださっている先生がいるというだけで心救われる気がしました。
文面からしますと、取り敢えずステロイドは効いているように
思えるんですが、それでも反復することはあります。
反復に対する不安があるのは理解できますが、その不安感が
ストレスとなり反復のきっかけとなることもあります。
それから耳鼻科医ならば、ほとんどの医者が難聴に対しても真剣に
取り組んでいると思いますよ。ただ、残念ながら感音難聴の場合
どんな治療をしても完治の望めないケースもあるということだと
思います。

今朝は、また聴力悪化、耳鳴りもひどくなりガッカリです。
ステロイド依存性難聴なのでしょうか。
一喜一憂して病院へ行っても、「もっと長期的に見て」と言われるのですが、一方でネットなどでは「一日でも早期治療を」って書いてあり、余計不安をあおります。
先生の言われるようにできるだけ心配しないように1週間ほど様子を見てみます。
ありがとうございます

両耳、耳鳴りがします。
耳鳴りが消えると同時くらいに、聴力が引いていく時があります。
音がほんの数秒か1・2分位きこえなくなるんです。
音が消えるのは左耳ですが・・前からあったように記憶しています。
短時間なのであまり考えていませんでしたが、これも低音障害型感音難聴の影響でしょうか?
主治医の先生には言ってないんですが・・これって重要です?
ステロイド依存性難聴というのは、ほとんどステロイドしか効果が
なくて、ステロイドが効くんですが休止すると難聴を繰り返すと
いうものですが、まあ結果論的に付く病名ということになります。
急性の感音難聴で早期の受診が勧められるのは、初回発作の時と
急激に聴力が低下した時です。ただし、自分では分からないことも
あるでしょうから、自覚的に調子が悪ければ例えば再診の予定よりも
前に受診してもよろしいのではないでしょうか。
低音障害型感音難聴では、あるかも知れませんね。ただおそらく
そこで急いで受診しても、聴力検査する頃には回復しているので
しょうから、なかなか病状が把握しきれないということなのだと
思います。

初診時からの聴力は30db→45db→55db→20db→45dbです。明後日まで様子をみることになりましたが、この選択はどんなものでしょうか?前担当医(転任)は「服薬で様子見て、改善しなければ最少量の点滴をする」って話だったのですが。迷っています

ホームページを読んでいて分からない言葉があったので♪質問させて頂きます。
オージオメータで「ぎりぎり聞こえる音」を漢字で書いてありましたが・・・読めない・・。
適当に引いてみましたが・・すぐに限界に・・・
ホームページを熟読しようと印刷して読み始めましたが・・頭痛いです(泣)
キドウ・コツドウ?上昇?そして私は死亡♪

また質問するかもしれないですが、その時は宜しくお願いします。

低音障害型感音難聴が両側に起こるのは、おおよそ10~20 %位
ではないかと思います。同時に発症することもあるし、数日おいて
両側になることもある、何年かおいて反対側が発症することもあり、
いろんなパターンが含まれます。体質とか性格や生活習慣で
なりやすい、なりにくいというのがあるのかも知れません。

低音障害型感音難聴では、再発は少なからずあります。
まずはもう一度受診して聴力を確かめてもらうことでは
ないでしょうか。耳鳴や音の響く感じがある時は、聴力が
低下していることが多いです。
>どうしたら治りますか?
とのことですが、それは色々のケースが考えられますから
何とも・・・
受診して主治医の先生に相談されるのが一番良いと思いますよ。

余りお力になれず、すいませんでした。
低音障害型感音難聴やメニエール病(蝸牛型も含めて)については
これからも記事を書いていきたいと思いますので、今後とも
よろしくお願いします。


聞こえにくさの症状は、人によって微妙に違ったり、
一日のうちでも、変動したりすることが多いように思います。
内耳のトラブルに対して、有酸素運動は有効との
話しもあります。
また、内リンパ水腫の原因となるストレスを上手く
解消するためにも、適度な運動はいいと思いますよ。
私の方はというと、最近の寒さにくじけて写真はあまり撮って
なかったのですよ。ちょっと暖かくなったら、活動再開の
予定です。

低音障害型感音難聴と耳管開放症は、耳閉感という症状は共通
しています。聴力検査では骨導も落ちているのかどうかで区別
出来ることもありますが、微妙なことも度々です。
耳管開放症では内耳機能は正常なので、ステロイドは通常
使わないです。

耳管開放症では聴力はほとんど正常か、軽度伝音難聴となります。
耳管開放症だけの場合は、私はステロイドを使うという発想は
ありませんので、どうしてといわれてもわかりません。

低音障害型感音難聴でも2割ぐらいの人で、数日とか数週間、
あるいは数ヶ月後に再発の見られる例があります。
それでも多くの人は聴力正常まで回復しますが、ごく一部の方が
メニエール病に移行するように思います。単発でおさまるか、
再発するか、メニエール病に移行するかは、最初の難聴が起こった
時点では判別不能です。その時々に応じた適切な治療や休息、
あるいは気分転換などが必要になろうかと思います。

メニエール病は聴力の変動する時期と、落ち着いている
時期があります。発作後間もないうちは、よくなったり
悪くなったり変動することが多いようです。
不安なのは分かりますが、その不安がまたストレスとなり
病状に悪影響を及ぼすことが多いようですから、心配しすぎも
禁物です。

低音障害型難聴で治療中です。
カルナクリン錠・メチコバール錠・アデホスコーワ顆粒を飲んでおり、
昨日、聴力検査をしたところ、正常範囲に戻っていると診断されました。
でも、実感がありません。耳のつまり感、ゴーっという耳鳴りが全く治まっておらず、聞こえもあまりよくないような気がします。このままずーっと、このような状態が続くのかと思うと、とっても不安になります。
かかりつけの先生は、「引き続き同じ薬を飲み、様子をみましょう」と
おっしゃってくれてます。
人と話す機会の多い職業のため、声の聞き取りにくい現状が、けっこうつらいです。



3ヶ月ほど前に左耳に耳鳴り(低いボーという感じ)・難聴30db程度・耳閉感を診察したところ耳管狭窄症または低音障害型難聴と診断されイソバイドを処方され2週間程度で症状は治まりました。ところが3週間前に同様の耳鳴りがして別の病院で診察の結果メニエール病の疑いがあるとのことで再度イソバイド・メチコバール・トリノシンを処方されて服用後1週間で症状はほぼ治まりましが若干の高音の耳鳴り・耳塞感と音への過敏が残っています。聴力は0~5db程度に回復しています。色々な診断をされ不安です。
急性低音障害型感音難聴とメニエール病はいずれも内リンパ水腫が
原因と考えられており、耳の症状も似ています。一番の違いは
メニエール病では眼振を伴った強い回転性のめまいがあることですが、
かつて、蝸牛型メニエール病という概念があって、
めまいのないものもメニエール病に含めていましたので、
その辺の線引きは実は曖昧なのです。
私は、兵庫県淡路島 洲本市に住んでいます。
島外でもいいので、良い病院をご存知であれば、教えていただけないでしょうか?
>良い病院をご存知であれば、教えていただけないでしょうか?
とのことですが、残念ながら存じ上げません。
お力になれず申し訳ありませんが、個々の方々に
アドバイスする立場にはありませんので、どうぞご容赦下さい。

耳の閉塞感&耳鳴りから病院にかかったところ、左耳の低音のみ聴力が落ちており「メニエールのようなものだと思ってください」とイソバイドとアデホス&ビタミンを1週間分処方されました。
そして昨日再検査したところ聴力は戻ったようなのですが、耳の閉塞感が起こった12/30の翌日からずっと軽いめまいのようなものがあり、それだけが消えません。めまいというより、早い動きのものを見たり頭を急に動かしたりすると焦点が合わせずらく、うなずいたりする動作で目がまわります。念のため耳鼻科の後眼科にもかかりましたが問題なし。あとは神経内科か心療内科にでもかかるしかないかなと思うのですが、こういっためまいのような症状は耳が原因で起こることもあるのでしょうか?聴力は戻ったとはいえ、やはり耳がキューンと詰まりやすいので続けてイソバイドとアデホスは飲んでいます説明が難しいのですが、気持ちよく酔っ払った時の視界の動きに似ているような気がします。これはやはり耳が原因である可能性が高いのでしょうか?
耳が治ってもあまりに続くようなら診療科を変えてみようと思うのですが、はたして何科が適当なのでしょうか?
診察していない方に、具体的なアドバイスは出来ませんので、
一般的なことだけを書かせていただきます。メニエール病というのは
難聴、耳鳴、めまいが発作的に繰り返し起こる病態ですが、典型的な
方はむしろそう多くはなく、症状の起こり方は多様です。
めまいの起こる時期も難聴の前だったり後だったり、同時だったりします。
メニエール病にせよ急性低音障害型感音難聴にせよ、ストレスから自律神経
がトラブルを起こして発症したり、発作を起こすことは多いので、
そういった意味からは心療内科などで診てもらうのも良いのかも知れませんが、
彼らは聴力検査が出来ませんので、耳鼻科でも経過をみてもらうのがベストです。

私は、去年の11月、両耳、突発性難聴と診断され、一週間ステロイドの点滴治療をうけました。が、左耳の耳鳴りが治らず、今度は、内リンパ水腫だと診断され、20日間、ステロイドパルスをしました。
自分では、回転性のめまいも無く、聴力検査でも、低音の聴こえが悪く
耳鳴りもボーッと言う様な音で、音が響いて聴こえるし、低音難聴じゃないのかなと思ってました。低音難聴という言いかたをされる先生とされない先生では、表現のしかたが違うだけでしょうか。?
難聴の発病に、気圧や季節の関係があるのではと、おっしゃっておられますが、私が悪くなったのも、急に寒くなった次の日でした。
急性低音障害型感音難聴は一昔前までは突発性難聴の一つのタイプとして
扱われていましたが、最近は区別することが多いです。
気圧や気温の変化については、現在調査中ですが、なかなかはっきりとした
事をいうには難しいです。急に暑くなった日に発症している方もあれば、
寒くなった日に発症した方もあります。なにか傾向があるようにも思えるのですが
証明するのはなかなか難しいです。

そのような違いは診察の上で見極めることであって、ネット上の
やりとりだけで判断できるものではありません。
ということで、個々人の症状に対するコメントは差し控えさせて
頂いております。
(一般的事項にのみ、分かる範囲でお答えするようにはしています。)

原因不明のもの。しかもまずはコモンセンスとして普通に認められている
診療を行うことです。したがいまして、エビデンスに基づかない、
特殊な立場の方の治療法には残念ながら興味を持ってございません。
きつい言い方をして、申し訳ございませんでした。
ご自身にとって効果的であったというのであれば、
それはそれでよろしいかと思います。
ただ、私自身はS先生の推奨する治療法は興味がないということです。

先生の診療妨害にならないかどうかの方が気になりました。
明日、削除しにまた来ます。
榊原先生、今後も地域医療に貢献なさることを期待して、ますます
のご活躍をお祈りしております。

左耳の閉塞感が1週間経っても治らず、耳鼻科へ行ったところ「低音障害型感音性難聴」と診断されました。
このままほうっておくとメニエール病に移行するケースもあると。
そこで自分なりに調べてみた結果、「めまい」があるかないかの違いで病名が変わると理解したのですが、合ってますか?
また「蝸牛型メニエール」は「低音障害型感音性難聴」と症状が同じように感じるのですが、呼び名が違うだけで同じと捉えても良いでしょうか?
メニエール病の診断基準は30年ぐらい同じ物が使われていまして、
それがこの記事で紹介しているものです。
実はこれが昨年改訂されました。ただし、そう大きな変化はありません。
「蝸牛型メニエール」というのは最近あまり使わない傾向に
あるかも知れませんが、使うとすれば反復する低音障害型感音難聴に
一致すると思います。
メニエール病、蝸牛型メニエール病、急性低音障害型感音難聴はいずれも
内リンパ水腫を病態として持っていますので、症状や検査所見で重なる
部分はあります。

調べれば調べるほど、該当する症状に対して病名が複数出てきて混乱しているところでした。
こんな経験ははじめてなので、このようなサイトがあると、とても心強いです♪
初回発作である可能性が必ずあるということなのです。
どちらかということは初診時にはわからず、経過を診ないと
何とも言えないのです。つまり、どんどん良くなるのは
急性低音障害型感音難聴だし、聴力が変動したり、一旦治っても
再発したり、再発時にめまいを伴うようになったらメニエールの
可能性が高いと言うことなのです。

一般的に耳閉感が主症状の場合、必ずしも自覚症の強さと、聴力検査の
結果が一致しないこともあります。聴力検査で異常なければ、問題なし
とするかどうかは、医者によっても多少考え方が違うこともあるかも
知れません。


・妊娠について…まだ妊娠はしてませんが、そろそろと考えていてステロイドを飲んでる間はやめとくように先生に言われました。ステロイドが終われば、始めてもいいのでしょうか?そもそもステロイドとはどういう薬なのか、体にはどのような影響があるのか教えてください。・飲酒はよくないないですか?・コンサートなどの大きな音がする場所に行くのは耳への影響があるのでしょうか?
こんな質問ですみません。自然に治るかと思っていたらこんなことになってしまい、色々な事が不安になってしまって。
まず胎児への薬の影響ですが,一般的には8週頃から20週頃が一番注意が必要です。
着床前までの期間は影響を受けないと考えますので、ステロイドも一般的には
受診して、あるいは妊娠検査キットなどで妊娠が分かる6〜8週までは大丈夫です。
ステロイドに関しては tp://jibika.exblog.jp/1447960 をご参照下さい。
(スパム防止のため、httpを禁止ワードにしてますので,頭にhtを加えて下さい。)
球性低音障害型感音難聴との関連ですが、飲酒ははっきり分かりませんが、水分の
代謝異常で内リンパ水腫が出来る可能性はあるので、私としては奨めません。
コンサートも音量にもよるのでしょうが,あまりお勧めはしません。

あれからまた耳鼻科に行き、数値は前回より良くなりましたが、まだステロイドを服用してるし、数値が良くなってるとはいえ、耳のボーっといった不快感は変わりません。
この病気の原因としてあげられるものってありますか?

先ほど質問した件でうが、以前先生が書かれた記事を読ませて頂き、原因なども知れたので、余分な質問をしてしまいました。すみません。

お断りしておきますが,当ブログでは医療相談は受け付けておりません。
なので、一般論としてお聞き下さい。
まず、メニエール病は30台から40台ぐらいからの発症が多いのではないかと
思いますが,高校生で発症しないということはありません。
耳閉感については、原因が耳管機能障害のこともありますし、内耳障害のことも
ありますし、自律神経失調のこともあります。また聴力に異常のないこともあります。
したがって、症状だけでの診断はまず困難です。

どちらも徹夜続きの後におきたので疲れがたまったころに起きるのかもしれません。とにかくもう一度病院にいって相談してきます!
丁寧に回答して頂き本当にありがとうございました!

急性低音障害型感音難聴には変動するタイプもあります。ただし、耳閉感と耳鳴を起こす病気は他にもいろいろあります。処方の内容から察するには、急性低音障害型感音難聴の可能性が高いということなんだろうとは思います。どういう主治医か分かりませんが、考えられる病名と、治療方針や今後の見通しなどについては当然聞いても良いと思いますよ。


8/13に耳の閉塞感・低音が聞こえなくなり、8/17に耳鼻科を受診、聴力検査などをし、突発性難聴と診断されました。一週間ステロイド剤、ビタミン剤、血流を良くする薬、入眠剤を飲み、再検査したところ、聴力は正常値まで戻りました。ステロイドは急に止めない方が良いと量を減らし4日間、他の薬は二週間飲みましたが、耳鳴り(キーン)が続いていたため再受診したところ、(めまいがない)メニエール病の疑いと診断され、今まで飲んでいた薬にイソソルビドを2週間分追加されました。主治医の先生は聴力は戻っているので心配ないとおっしゃってくれています。イソソルビドを追加して一週間が経ちましたが、耳鳴りは軽減されている様子は感じられません。気にしないようにはしていますが、耳鳴りが治まってくるのか、薬は続けた方が良いのか、薬を止めるとどうなるのか…不安です。判別が難しい病気なんですね。
耳鳴は、元々は内耳の不調で起こってくるのですが、それを
増幅するのも、弱めるのも脳の働きです。耳鳴に集中してしまうと
ますます気になって悪循環に陥りますし、逆に耳鳴りしていても
それを意識に上げない様にすればやがて治まっていきます。



治ってから数週間経ち、今日風邪を引き、耳に違和感がありました。風邪のせいかと思いましたが寝て起きたら閉塞感があり、また再発したのだと思います。私の場合、心の疲れではなく、身体の疲れにより発症しています。集中しすぎたり、睡眠不足だったり、疲労がたまったりした場合です。気を付けてはいるのですが、今回風邪を引いただけで再発してしまったことを考えると、風邪を引きやすい私は、この先の長い人生を考えると、辛くなってしまいました。発症するたびに強い薬を飲んで治癒するほかに、方法はないのでしょうか。宜しくお願いいたします。



おっしゃる通り、合計だと思います。
私の場合、確かグラフの波形が谷のようになっていました。
それから、もっと具体的にご説明するとか自分で理解するためにはグラフを手に入れる必要があるのでしょうが、それってドクターにお願いしたらもらえるものなのでしょうか・・・?
何だか初診があんな感じだったものですから聞き辛くて。
度々すみません。

初産で生後一ヵ月の子供がいて寝不足もストレスもあります。最も大きな心配は、母乳への影響です。
朝プレドニン5mg 2錠&ルフレン配合顆粒&メコバラミン錠500「トーワ」
昼と夜はルフレン&メコバラミンを一つずつ服用との指示です。
授乳中は医師に相談との記載がありますが、生後一ヵ月の乳幼児への母乳の影響はないのでしょうか?
どうかよろしくお願いいたします!!

先生にコメントを頂いたあと、耳鳴り(これは8月に突発性難聴と診断されてからずっと続いています。)・自閉感・難聴(低音)・めまいがあり、メニエール病と診断を受けました。主治医の先生には「耳鳴りが残るのが一番やっかいなのです」と言われました。今は聴力も戻り、めまいもなく、耳鳴りだけ残っている状況で、お薬も続けています。お薬効果でしょうか…その後めまいは起きていません。主治医の先生は話をよく聞いてくださるので、お薬の量を減らしたり、今は色々試している状態です。耳鳴りは仕事をしている月~金は朝は小さいですが、夕方は大きくなり、土・日は小さい耳鳴りだけです。土曜日に一日出掛けたりすると日曜日にめまいが起きそうな感じになります。ストレスを溜めずに過ごすことを大事にしていきたいと思っています。
またお邪魔します。

5年前の夏に突発性難聴になりました。仕事が忙しかったこともあり、近くの個人病院で夏バテと診断されて、ビタミン剤の投与で我慢している間に3週間が過ぎてしまい、総合病院に入院した時には手遅れだったようで、以来、右耳はほぼ聞こえていません。
昨年の秋分の日からここ3か月あまり、聞こえていた耳に起きたメニエールにより、左耳の聴力がどんどん低下しています。
前回の教訓から、今回は休み明けすぐに病院に行きましたが、耳の聞こえは上下に変動しつつ徐々に低下し、12月に入った頃には中度の難聴になりました。それでも一旦そこで固定するかに見えたのですが、年明けには中度~高度にまで難聴が進んでしまいました。
この先どこまで難聴が進むのか?いったい何が原因なのか?見当もつかないまま、中途失聴の現実だけを突き付けられています。現在は2度目のステロイド点滴を行っていますが、難聴は時間がたつほど治りにくいと思っています。残っている聴力だけでも大事にしていくために、これ以上病状を進めないようなアドバイスなどありましたら戴けませんでしょうか。
どうかよろしくお願いします。
良かった方の耳に発症したメニエールですか。
まずはステロイドというのがやはり一般的な治療
だと思います。
不安になるのも分かりますが、まずは主治医の先生を
信頼して治療を受けるしかないと思います。


治療をつづけていますが、残念ながら聴力は変動しながら低下しているように思います。
担当のお医者様が変わってここ1カ月は聴力検査を行っておりませんのではっきりしたことがわかりません。
一般論として発症後いつ頃までなら聴力が投薬で戻るものなのでしょうか。
また、3度目のステロイド投与は、副作用のこともあり一般的にはあまり行われないのでしょうか。
教えていただけませんでしょうか。
お訊ねするのが一番ですよ。

次回、担当のお医者様に訊いてみます。
受けたい旨お話されるのがいいのではないでしょうか。ステロイドは
何回だからダメと言うことはないですが、頻回になれば副作用の
リスクは高まります。それと効き目とを天秤にかけるということになる
んだと思いますよ。


低音障害型感音難聴で,パルス療法とのことですが、
繰り返す場合にはやるかどうか。まあ、主治医の考え方と
治療を受けられる方の考え方次第だと思います。
主治医とメリット、デメリットについてよくご相談される
ことだと思います。




質問です。急性低音障害型感音性難聴でイソバイドを服用しています。この病気にたどりつくまで時間がかかってしまった為、完治は難しく今はイソバイドを飲めば症状が軽減する状態です。今も、服用しています。主な症状は左耳がボワ~ンとした感じと低い耳鳴りです。
今、妊娠を考えています。イソバイドは妊娠に影響があるのか主治医に確認した所、妊娠中は服用できないと言われました。また、なかなか子供ができないのでイソバイド服用中は妊娠成立に妨げがあるのか質問したところ多分大丈夫との事ですが、私は心配でなりません。
1.イソバイドは妊娠を妨げるのか?
2.妊娠中の急性低音障害型感音性難聴はどうしたら良 いのか?そういう妊婦さんはいらっしゃるのか?
ご意見教えていただきたく思います。よろしくお願いします。
イソバイドについては、添付文書に「妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。〔妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。〕」とありますから、絶対にダメとも、絶対に安全とも言えないのです。
妊婦さんの急性低音障害型感音難聴に対しては、薬は最小限に、他の生活指導などで聴力を見ながら治療と言うことになろうかと思います。

ストレスをためない生活を心がけたいと思います。


中々治り難いですがお互い頑張りましょう


聴力検査で両耳ともに大体20dbだったのですが
このくらいの聴力だと難聴からくる耳鳴ではないのでしょうか?
病院では難聴ではないので薬はありません・・・といわれました。

なるほど。
両者は厳密に区別出来ないこともありますから、医者は両方の可能性を言うことが多いかと思います。また、”メニエール”の方が通りがいいのですが、頻度的にどちらが多いかといえば、低音障害型感音難聴の方です。