インフルエンザQ&A
2009年 02月 08日
最近、そのQ&Aに追加になったの項目がいくつかあるのですが、いずれも今年のインフルエンザの流行の状況、すなわちタミフル耐性のA/H1亜系(Aソ連型)ウイルスの流行を受けてのものです。
詳しくは、 インフルエンザQ&A中のQ20~Q30にありますので、是非ご一読を。
要約しますと、以下のようになります。
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1.薬剤耐性ウイルスとは、本来有効である薬剤が効かない、あるいは効きにくくなったウイルスのこと。ウイルス変異で発生する。
2.薬剤耐性のウイルスだから病原性が強くなるという事はない。
3.迅速診断キットでは、A型とB型は区別できますが、A/H1亜型(Aソ連型)、A/H3亜型(A香港型)までは区別することができない。
4. 薬剤(タミフル)耐性ウイルスには、現在のと ころ、リレンザに対する耐性の問題は生じていません。
5. インフルエンザの薬剤耐性の状況と新型インフルエンザウイルスは通常は関連しないと考えられています。
6. オセルタミビル耐性のインフルエンザでも、通常のインフルエンザでも、インフルエンザに対する予防方法は変わりません。
・外出後の手洗い、うがい。
・十分な休養とバランスのとれた栄養摂取。
・適度な湿度の保持。
・人混みや繁華街への外出を控え、やむを得ず外出する際のマスク着用。
・咳エチケットの励行
・予防接種
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以上のようになりますが、さらにここ数日前からの情報によりますと、ワクチンの効果もあまりなかったウイルスが流行しているという可能性もあり、インフルエンザの流行状況につきましては、まだまだ注意が必要なようです。
まずは、6にありますようにうがい、手洗い、体調管理、マスクの着用、咳エチケットなどの基本的なことが、ますます重要になってくるかと思います。

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