耳のつくりと聞こえ〜静止画バージョン〜

今日は以前、YouTubeにナレーション付きのスライドショーでアップした「耳のつくりと聞こえ」を静止画とテキストで紹介します。
データの使い回しで、手抜き更新という話もありますが、ナレーションの聞き取りづらい部分をこれで補って下さい。

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耳の仕組みと聞こえについてお話ししたいと思います。
耳というのは大ざっぱには、外耳、中耳、内耳に分けられます。
【外耳】
まずは外耳ですが、外に見えている部分が耳介といい、耳の穴である外耳孔、そこから鼓膜までトンネル状に続く外耳道などからなります。
外耳の働きは、耳の奥の重要な器官である中耳や内耳を守ることと、音を耳介で集めて、外耳孔から外耳道、鼓膜へと導くことにあります。

耳のつくりと聞こえ〜静止画バージョン〜_e0084756_2329177.jpg
【中耳】
中耳は、鼓膜、ツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨と三つの耳小骨。それらを入れるスペースである鼓室、鼓室と上咽頭を結ぶ通気口である耳管などからなります。
中耳の働きは外耳道に入ってきた音の振動を、鼓膜で受け止めて、耳小骨で増幅しながら、さらに奥にある内耳へと伝えていくことです。

耳のつくりと聞こえ〜静止画バージョン〜_e0084756_2331122.jpg
【内耳】
耳の構造のうち、最も奥にあるのが内耳です。
内耳は複雑な形をした管が合わさった構造をしていて、側頭骨の中にあります。
音を感じるための蝸牛、前後や上下方向の加速度センサーである耳石器、頭の回転する方向を知るための加速度センサーである半規管、それから蝸牛、耳石器、半規管からの情報を脳に伝えるための聴神経があります。

耳のつくりと聞こえ〜静止画バージョン〜_e0084756_2332339.jpg

内耳では、鼓膜、耳小骨と伝わってきた音の振動のエネルギーを神経の活動電位に変換されます。
アブミ骨の底が振動すると、蝸牛の中のリンパ液が振動します。蝸牛は音の周波数毎に特に反応しやすい部分が決まっていて、そこで活動電位が起こり蝸牛神経へと伝わっていきます。
Commented by ちょこ at 2009-02-27 00:25 x
先生、こんばんは。
使い回しといっても、これはこれでわかりやすいです!
動画にここのリンクを貼れるとよいですね~。

ところで、白鳥は凶暴らしいですよ?襲われないように気をつけてください。いや、更新されているから大丈夫なんでしょうが。。。では♪
Commented by jibikai at 2009-02-27 08:32
ちょこさん、おはようございます。
YouTubeからのリンクは、とりあえずチャンネルには
公式サイトの方を貼ってあるのですが、動画から直接リンク
する場合は、タグに貼るのかなあ。ちょっと他の人が
どうしているのか研究してみます。

ハクチョウって凶暴なんですか!?
幸い襲われたことはないのですが、襲われたら接近戦で
連写してネタにしたいと思います。
by jibikai | 2009-02-25 23:40 | 耳のはなし | Comments(2)

山形市の耳鼻咽喉科 あさひ町榊原耳鼻咽喉科  院長のブログ


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