鼻の中の様子
2009年 03月 06日
鼻の中の様子から、何故鼻がつまるのかなど、何回かのシリーズでお話したいと思います。
(なお今回もイラストはオリジナルです。もし転載ご希望の方がいらっしゃれば鍵コメででもお知らせください。)
仮に鼻中隔側から鼻の外側の壁を見たとすると、右の側面図のようになります。鼻の穴から入った空気は、中鼻甲介や下鼻甲介の間を通って咽へと流れて行くわけです。
なぜ、鼻の中はがらんどうではなく、こんなに入り組んだ構造になっているのでしょう?
それは、鼻の役割に関係があります。鼻の役割とは単に空気の通り道であるだけでなく、鼻の穴から吸い込まれた空気を、適度に加温、加湿することと、空気中の塵や病原体を除去するフィルターとしての役割があります。そのためには鼻の中の表面積は広い方が有利なので、入り組んだ形になっているのです。
鼻甲介という棚の様な段々は、中心に骨があり表面は粘膜に覆われています。その中間層には血管に富んだ結合組織があります。骨のボリュームというのは変わらないのですが、粘膜と結合組織はふくらんだり縮んだりします。それによって、鼻の通りというのは調整されているのですが、それがうまくいかないと鼻づまりになります。その辺の話を次回以降にしていきたいと思います。
では、今日はこの辺で・・・
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過去のイラストから最新のものまで拝見しましたが、独学でここまで描けるものなのですね。すごいです!
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